天国からのお年玉 | 水彩とパステルのアトリエ「マリンカ」 小泉彫ブログ

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これがパステル?!
と息を飲む…その繊細さと迫力に
大切な人からの優しさに気づき
幼い日の勇気を思い出す
そんな自分の心と向き合えるパステル原画のオーダーをお受けしています。

パステル教室も随時リクエストをいただいて開催します!



元旦 それは1年の初めの日。


昔 私の両親は

「元旦には決して泣いてはいけない」

と厳しく言いました。


1年の計は元旦にあり。

元旦に泣くと1年中泣いてなきゃ

いけないからってね。


50年以上生きてきて

このいいつけ(笑)を

ついに破ってしまいました。


それはこのお年玉袋のおかげで。

















私が大好きだった親戚が子供たちにくれた

今年のお年玉です。


その親戚は 


もうこの世にはいません。


昨年の6月に卵巣癌で亡くなりました。


「もう十分人生を生きたから」と言って


延命治療はせず


病気の発見からたったの4か月で

眠るように旅立ってしまいました。


その彼女が生前に

自分の息子に2015年のお年玉を

託していたのです。


全く知らなかったので

子どもたちに頂いたのを見て

涙が溢れだすのを

止めることができませんでした。


両親からの無償の愛情を

感じることが出来なかった私ですが


自分が愛されているのだと


はっきりと


私にわかるように


神様は教えて下さったのだと思いました。



そしてやはり

彼女のように一生を終えたいと

改めて思いました。


その日がいつになるのかは

全くわかりませんが


今年はこれからの生き方を

目をそらさずに見つめていきたいと

思います。