「命を終える」ということを考える その1 | 水彩とパステルのアトリエ「マリンカ」 小泉彫ブログ

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おはようございます。


朝から重い話題で失礼します。


先日大切な親戚が亡くなりました。


長寿国「ニッポン」では 「まだ早い」と言われるのかな?

72歳でした。


私も50歳を超えているので

真剣に「命を終える」ということを考えてみようと

思います。



しっぽフリフリ


写真は実家で一緒に過ごした愛犬chappyです。


ポメラニアンとしては長寿で16歳まで生きました。


私が「死」というものを真剣に見つめたのは


chappyが亡くなった時が初めてでした。


悲しくて悲しくて 


文字通り3日3晩泣き通し。


瞼はお岩さんひげおやじ ガーンのように腫れあがり


思い出しては涙する。


そんな思いもやがて時間が心を癒してくれました。






次にもっと真剣に「死」というものと向き合ったのは



もう十数年ほど前ですが、父が癌であることが

わかった時でした。


気弱な父に癌であることは知らされず

胃の全摘手術が行われ

手術の結果

もう治療しても助からないことが

わかりました。


そのまま入院を続け

歩けなくなり

やがて

呼吸を助けるため、管を器官に通し

体中、管に繋がれた姿になって

ベッドに横たわる日々。


そして父は亡くなりました。


自分の本当の病気を知らされず

意思の疎通もできず

管だらけの姿で最期を迎えました。


77歳でした。


この時に 「自分はどんな風に最期を迎えたいのだろう?」


ぼんやりと思いめぐらしていました。


はっきりとした答えはでませんでした。


まだ 私にとって「死」を考えるには勇気が

でなかったのです。


続く・・・