世の中には自分は幸せになってはいけないと思っている人がいます。それは自分のことを悪人だと思っているからです。
でも、その悪人というのは、自分がただ自分のことを悪人だと決めつけているだけで、真実から言ったならば、悪人ではない。
仏教で悪人とは、自分が思っているような悪人のことではなく、そんな自分を悪人だと思って責めることを言います。
どんなに自分のことを悪い人間だと思っても、そんな自分を責めなければ、悪人ではない。
だから、仏教で悪人にならない為には、自分を責めないことが大切です。
そういう意味で、自分のことをどんなに悪人であっても、幸せになってはいけない人はいない。
自分を不幸にするのは、いつも自分だと思って、どんな自分でも否定せず、受け入れてゆくことが大切なことなのですね。