今年も知らん間にもう半分が過ぎてしまいました![]()
宝塚歌劇の再演も決まりました。観劇を再開するかどうかすごく迷いますが、一応東京宝塚劇場公演の友の会抽選には申し込もうと思っています。
コロナ感染者の数が凄く増えていますが、小池都知事は慌てることも無く検査人数が増えたからとおっしゃってますし、病棟もまだ余裕あるとのことですが、このままこの状態が続くのはとても心配なんですけれど![]()
今月もちまちまと源氏物語を読んでいました。読み終わるのにじかんがかかる![]()
29)林望著『謹訳 源氏物語 五』
第二十五帖:蛍
内大臣(もとの頭中将)と夕顔の娘 玉鬘は源氏に引き取られ、多くの青年が心惹かれる中、源氏の弟蛍兵部卿の宮が真剣に求愛してくる。その蛍兵部卿の宮がお忍びでやってきたとき、源氏は玉鬘の部屋に蛍を放つ。
第二十六帖:常夏
源氏、お琴を教えるのを口実に玉鬘にけしからぬ感情を抱く。
内大臣、捜し出した娘 近江の君の言動に困惑する。
第二十七帖:篝火
初秋、篝火が焚かれる中源氏と玉鬘と歌を交わす。
第二十八帖:野分
野分が襲来、見舞いに来た夕霧は紫上の姿をかいま見てその美しさに呆然となる。
第二十九帖:行幸
冷泉帝の大原野行幸が行われた。
源氏、内大臣に玉鬘のことを打ち明け、玉鬘の裳着の儀で腰結役を頼む。
第三十帖:藤袴
玉鬘、尚侍として宮仕えが決まるも、祖母大宮の死によって喪に服することになった。その間求愛する男たちが多くいた。
第三十一帖:真木柱
髭黒の大将が玉鬘を手に入れる。
髭黒の大将の北の方と娘・真木柱は実家(式部卿の宮邸)に帰る。
玉鬘、尚侍として参内するも、髭黒の大将は自邸に退出させる。玉鬘、男子を出産。
第三十二帖:梅枝
源氏、明石の姫君の裳着の儀を行い、東宮への入内への準備をする。
第三十三帖:藤裏葉
内大臣、夕霧と雲居の雁の結婚を許し、筒井筒の恋が成就する。
明石の姫君、東宮に入内する。その折、紫上と明石の君が初対面し、お互いの素晴らしさを認識する。
源氏、准太上天皇となる。冷泉帝と朱雀院、六条院に行幸。
30)林望著『謹訳 源氏物語 六』
第三十四帖:若菜上
朱雀院、娘の女三の宮を源氏に託し出家する。源氏の四十の賀が行われ、女三の宮、源氏に降嫁する。紫上は女三の宮に正妻の地位を明け渡し苦悩する。源氏、女三の宮のあまりの幼さに失望。
明石の女御懐妊、若宮出産。
柏木、六条院での蹴鞠で女三の宮の立ち姿を垣間見し、恋してしまう。
第三十五帖:若菜下
髭黒の大将の娘・真木柱は蛍兵部卿の宮と結婚する。
冷泉帝退位、今上帝即位。明石の女御腹の一の宮が東宮となる。
紫上、発病し二条院へ移る。
柏木、源氏が二条院に行った留守に女三の宮と契る。女三の宮、懐妊。
源氏、女三の宮に届いた柏木からの文を見つけ、二人のことを知る。柏木は源氏に知られたことに気付き、病に伏す。
31)林望著『謹訳 源氏物語 七』
第三十六帖:柏木
女三の宮、男子(薫)出生。その後出家。
柏木、妻落葉の宮の後事を夕霧に頼み死去。
源氏、薫の五十日の祝をする。
第三十七帖:横笛
夕霧、落葉の宮を訪れ、宮の母一条御息所から柏木遺愛の笛を託される。
第三十八帖:鈴虫
女三の宮の念持仏開眼供養が行われる。
八月十五日夜、源氏は女三の宮を訪れ、鈴虫の宴を開く。
第三十九帖:夕霧
柏木に頼まれ訪れるようになった落葉の宮に恋慕する夕霧。それを知り嫉妬する雲居の雁。
落葉の宮の母が亡くなったことがきっかけで夕霧と落葉の宮は結婚する。怒った雲居の雁は実家に帰る。
第四十帖:御法
四年前の大病から小康を得ていた紫上が夏頃から衰弱が進みだし、秋になり亡くなる。
源氏、紫上に形ばかりの受戒を受けさせる。
第四十一帖:幻
紫上亡き後、身辺整理を行う源氏の一年間の様子。
雲隠:巻名だけで本文は伝えられていない。源氏の死を暗示されている。
32)林望著『謹訳 源氏物語 八』
源氏亡き後、女三の宮と柏木の子薫と、今上帝と明石中宮の三の宮(匂宮)を中心とした物語へ
第四十二帖:匂兵部卿
源氏亡き後受け継いでいると言われているのは薫と匂宮。
自然に身体から芳香が発せられる薫。それに対抗して香の調合に余念のない匂宮。
第四十三帖:紅梅
真木柱、蛍兵部卿の宮没後、柏木の弟按察使の大納言の後妻となる。
第四十四帖:竹河
髭黒の大将没後の玉鬘の様子。宮中で後ろ盾の無い身となり行く末に不安を感じる。我が子の姫君の縁組に思い悩み、息子の出世が遅いと嘆く。
第四十五帖:橋姫
ここから最後の五十四帖までを宇治十帖と呼ぶ。
源氏の異母弟八の宮は、朱雀帝時代弘徽殿大后が行った奸策に巻き込まれて敗れるという過去があり、宇治に隠棲していた。
薫は八の宮に親しみ、宇治へ通うようになる。
八の宮には大君と中君がおり、薫は三人が演奏する姿を垣間見してしまう。
薫、老女房弁の君から出生の秘密を聞く。
第四十六帖:椎本
八の宮、薫に姫君の後見を託し、姫君には「うかうかとこの山里から出るようなことをするでない」と遺誡し、死去する。
薫、大君に恋情を覚え、中君を匂宮にと考える。
第四十七帖:総角
薫、八の宮の一周忌の準備に取り掛かる。
薫、大君に取り入ろうとするが、結婚の意思のない大君にことごとく拒否される。
中君と匂宮が結ばれる。
匂宮が夕霧の六の君と婚約したことに大君は傷つき憔悴し遂に亡くなる。