今日から8月ですね
7月の梅雨寒で身体が暑さに慣れておらずヘロヘロの毎日
この1ヵ月が思いやられます。
昨日、約1ヵ月ぶりの宝塚観劇、しかも7月最初で最後の観劇でした。
日本青年館 月組公演『チェ・ゲバラ』を観てきました
東京メトロ東西線で人身事故があり、ダイヤ乱れの中何とか劇場に辿り着き汗だくになりながらも開演時間前に席に着くことができホッとしました
轟悠さん主演のこの作品、もう何といってよいか分からないほど素晴らしい作品でした
ストーリーよりも演者が何倍も称賛に値する演技で感動を与えてくれました
チェ・ゲバラ役の轟さま。宝塚のチェ・ゲバラだ！美しく知的で牽引力ある、美しいドレスなど着ていなくても人間の美しさはかくありなんと思わされました
特に国連総会での演説は素晴らしかったです。チャップリン映画「独裁者」の最後の演説を彷彿とさせられる感動ものでした。自由と平和の大切さは人類が希求していかなければ無くなってしまうと強く思いました
れいこさん(月城かなと)怪我のため休演のなか、カストロ役のおだちん(風間柚乃)。風間柚乃さまとお呼びしなければと思ってしまう重厚な演技でした。本公演でも代役といえない演技で称賛されていますが、今回は本当に凄い！としか言えないです
轟さんと互角に渡り合い、お互いにいいものを引き出し合っていて、お芝居を観ている者に満足を与え続ける素晴らしい役者で歌も上手い
宝塚って人材の宝庫ですね！これからも益々楽しみです
轟さんのもう一人のお相手、妻アレイダ役の天紫珠李ちゃんも良かった
責任感が強く怜悧でチェ・ゲバラを支える役がピッタリでした
轟さん・おだちん・じゅりちゃんの3人で歌う場面の素晴らしさ
心に響きました。
今回、特に私が心に残ったのは、踊り子レイナ役のはーちゃん(晴音アキ)と政府軍軍人ルイス役の礼華はるさんの2人の愛。敵対する立場にいる2人の悲しい愛でしたが、この芝居の清涼剤になっていた気がします
光月るう、千海華蘭、輝月ゆうま、蓮つかさ、佳城葵、朝霧真(敬称略<m(__)m>)キラ星のごとくいる月組組子。それぞれが役にハマって心にしみる作品となりました
104期生 きよら羽龍さんが輝月ゆうまさんの弟役で可愛さ100倍の存在感をみせていました
轟さんと実力者揃いの月組子の『チェ・ゲバラ』。心に残る作品を観れたこと、7月たった1回の宝塚観劇でしたが、素晴らしい作品だったこと幸せに思います