11月の読書 | shiratsuyuのひとことがたり

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宝塚観劇や読書の備忘録としてひとこと感想を

今日は12月6日

 

気が付けばもう12月も6日になっていました走る人

 

毎年思うことですが・・・早いびっくり光陰矢の如しビックリマーク

 

やらなければならないことが山ほどですが、まず11月に読んだ本をまとめておきたいと思います本

 

50)中山七里著『翼がなくても』

一ノ瀬沙良は陸上200m走でオリンピックを狙うアスリート。

その沙良が幼なじみの泰輔が運転する車に轢かれ左足の膝から下を失くしてしまう。

夢を絶たれた沙良は苦しみと憎しみのやり切れない想いにとらわれるが、憎むべき泰輔が殺された!

その後、沙良はスポーツ用義肢を製作しパラリンピック出場を目指すことに・・・。

高価な義肢の製作費はどこから出たのか?

泰輔殺しと沙良は関係があるのか?

一見推理小説のようですが、沙良のパラリンピック出場を目指す話に重点を置かれて物語は進んでいきます。

それがあまりにも必死すぎて読んでいて疲れてしまいました。

物語の最後に泰輔の想いを知ることになるのですが、それが遅すぎて感動に結びつかなかったのが惜しまれますシラー

 

51)瀧羽麻子著『左京区桃栗坂上ル』

上原璃子と安藤実の幼い頃から結婚し子どもを宿すまでの日々の物語。

転勤族の一人娘璃子が奈良に住んだ時に知り合い親友になった果菜と、果菜の兄の実。

父の転勤の末大阪に住むようになり、そこで璃子と実は再会する。

同じ大学に通い、凄い恋愛をするわけでもなく、それほど悩むことも無く、気が付けばいつもそばにいて、いつの間にか結婚することになるという、穏やかで緩やかな展開で話が進んでいきます。

大きな出来事が起こるわけでもないので、読み進めるのに時間がかかってしまいましたぐぅぐぅ

が、イヤな気分になることなく読み終えることができましたニコ

 

52)柚月裕子著『ウツボカズラの甘い息』

ウツボカズラ:細長く伸びた葉の先端に壺のような袋が付いている食虫植物。甘い蜜で虫をおびき寄せ、中に落ちた虫を食べながら生きる⇒他人に成りすまし甘い話で獲物を寄せ付け金を搾り、取れるだけ搾り取ったら姿を消す。

このウツボカズラのような犯人が登場するのは物語の終盤。

犠牲になる人物と刑事の物語が交互に綴られて、残り1/4ぐらいになって一気に犯人が浮上してくるのですが、それまでは少し退屈でした。

刑事が犯人を割り出していく様は少し強引にも感じましたが、さすがに面白かったです。

犯人の名前を何故覚えていたのか?それが宝塚から女優に転身した芸能人と同じだったからというくだりに笑ってしまいました。

柚月裕子さん宝塚ファンはてなマーク

もう退団されましたが、人気抜群のトップスターに漢字は違いますが同じ読みの方がいらっしゃいましたものブルーハーツ

 

53)三上延著『ビブリア古書堂の事件手帖7』

「俺と結婚してください」(五浦大輔)

「はい」(篠川栞子)

待っていました!このセリフハート

ビブリア古書堂シリーズ第7にしてやっと聞くことができました拍手

古書の稀覯本(まれに出合うきわめて貴重な本)をめぐっての栞子さんの豊富な知識と名推理を楽しませてくれるこのシリーズ。

最初から順番に読んできました。

私は古本には全くと言っていいほど興味はありません。

いくら初版といっても数が少ないと言っても、直筆原稿ならいざ知らず、出版物に印刷されたものに何百万や何千万、今回は億の値打ちというのが信じられないのです。

でも本にまつわる話や何といっても栞子さんと大輔くんのキャラがとても好きで毎回楽しんで読んできました。

じっれたい気がしていた栞子さんと大輔くん。

2人のハッピーエンドにバンザーイ!