昨日、日本青年館ホールで花組公演『はいからさんが通る』初日を観てきました。
この公演、私は原作の漫画を見たことも無いですし、アニメやテレビも見たことがありませんでしたので、観劇する予定はありませんでした。
ものすごいチケ難だということは分かっていましたので、友の会やその他諸々にチケットを申し込む気力もありませんでした。
ところが、宝塚ファンというより原作ファンの友達から、仕事で行けなくなったので代わりに行ってとチケットを渡されました
ありがたやー
しかも初日！席は2階でしたけれども文句なんか言えないですよね！
原作ファンにユズカレーちゃん(柚香光)ファンの女性で賑わっていて、最近増えたなぁと思っていた男性客が少なかったように思いました。
『はいからさんが通る』こんなストーリーだったのですね
『邪馬台国の風』で暗転が多いと批判されていましたが、こちらの方がずっと暗転が多いと感じました。長い原作をギュッと凝縮されたからなのでしょうか？
でもストーリー展開は面白かったですしハッピーエンドは嬉しかったです
はいからさんこと紅緒役の華優希さんのあまりにハイテンションでキャンキャンした姿にはちょっと観ていてしんどくなりました。役がこんなキャラだったのでしょうか？
対照的に、その彼女に惹かれていく伊集院少佐を演じるユズカレーちゃんが落ち着いていて静かな語りで、2人はとてもいいコンビに思えました。
では目に付いたジェンヌさんを
第1幕では、藤枝蘭丸役の聖乃あすかさん、環役の城妃美伶さん、牛五郎役のタソ(天真みちる)が良かったですね。
初めて目に付いた聖乃あすかさん！綺麗で声もいいですしお芝居もいいのではないでしょうか！紅緒に翻弄されながらも紅緒が好きということ良く伝わってきました。
城妃美伶さんは上品な佇まいで華族のお嬢様がピッタリでした。しかも新しい考えも持っているこちらの方がはいからさんだと思えました。
タソはいい味出していますね。紅緒の子分になって紅緒を守る、優しさと面白さを併せ持ち、この舞台には欠かせない存在だと感じました。
第2幕目はやはり青江冬星役のちなっちゃん(鳳月杏)でしょう
漫画のビジュアルと同じと言われていますね。
漫画を知らなくてもとてもカッコイイと思いますし、女嫌いが面白くて笑わせていただきました。でも紅緒さんにはアレルギーが起きないのですね。折角結婚式までこぎつけたのに残念でしたがそこがフィクションの面白味ですね。ビジュアル・歌・芝居と3拍子揃ってます
そして、１・２幕通してべーちゃん(桜咲彩花）の芸者さんも姉御肌の貫禄がとても素敵でした。このべーちゃんポスターに入っていなかったのがとても残念です
思いがけず観ることができで本当に嬉しかったです