『雪華抄』『金色の砂漠』観てきました | shiratsuyuのひとことがたり

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昨日、東京宝塚劇場花組公演『雪華抄』『金色の砂漠』観てきました。


まず劇場に入ったら、舞台上の上手側下手側花道に置いてあった屏風に目が行きました。


6曲一双の「四季花草図屏風」とでも呼びたい素敵な屏風でした。


ひょっとして逸翁美術館から借りてきた?


劇場のおねえさんに聞いてみましたら、美術スタッフ制作とのこと。


逸翁美術館所蔵の物が舞台上に置いてあるわけないか!と納得しましたが


劇団の美術スタッフさん素晴らしい!!!



チョンパから始まる『雪華抄』


目も鮮やかな美しい始まりでした。


私の今回の席、1ケタ台列でしたが、上手側の一番端。


真ん中が遠かったです。


お名前は分からなかったのですが、上手側の花道に並んでいる下級生の方たちばかり観ていましたので、真ん中で何が行われていたのかちょっと分からずじまいでした(-"-;A


2階から観てみたいけれどもう無理かな(ノ_・。)


印象に残っているのが、松本悠里さんの花椿の舞の時の美しい影ソロです。


どなたかとプログラムで確認しましたら音くり寿さんでした。よかったです。


作・演出の原田諒さんが宝塚歌劇に魅了されたのは日本物レビューがあったからだと、日本舞踊を洋楽で踊る美しさだとプログラムに書いていらっしゃる通り美しい舞台だったと思います。



芝居『金色の砂漠』


悲しい物語でしたね。


みりおさん(明日海りお)は苦しい役がよくお似合いで苦しい表情も美しいですが、観ている私も苦しかったです。


このお芝居で、初めてキキちゃん(芹香斗亜)がいいと思いました。


ストリーテラーとしての役割を担ってらっしゃいましたね。


歌うよりセリフの方がいいのかな?


キキちゃん、それにたそ(天真みちる)べーちゃん(桜咲彩花)の三人の場面が緊張感あふれる舞台でほっこりさせてくれて癒されました。


王様役のちなつちゃん(鳳月杏)が貫禄があって良かったです。


復讐を誓い、復讐こそ我が恋と歌いますが


私は“復讐で誰も幸せなんかになれないよ”と心の中で叫んでいました。


お正月から観るのにはちょっと辛い内容の作品でしたが、これでサヨナラのカノさんには合っている作品だったと思います。