『京極荘と百匹のうた猫2』読みました | shiratsuyuのひとことがたり

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今日から5月、新緑の季節ですね。


もう現役引退の私にはゴールデンウィークなど有って無きのものです。


暇に任せて読書しています。


はい!由似文(ゆにもん)著『京極荘と百匹のうた猫2』を読みました。


京都市下京区花屋梅小路上ルにある町屋造りの下宿屋に住む女子大生穂香(ほのか)と下宿の持ち主昂季(こうき)が百人一首の歌人の想いを具現化した“うた猫”を捜すお話です。


「2」 となっているので「1」もあり以前読みました。


百人一首の歌人たちの想いが現代人の悩みや想いとリンクさせているところが面白いと感じ、また百人一首の解釈もへぇ⁉と思えるところがあり楽しく読めました。


今回登場した歌人と百人一首に選ばれている歌は


小式部内侍:大江山 いくのの道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立


蝉丸:これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関


藤原定家:来ぬ人を 松帆の浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身も焦がれつつ


の3首でした。


なぜ“うた猫”を捜すことになったのかは読んでのお楽しみに!