『朝が来る』読みました。 | shiratsuyuのひとことがたり

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辻村深月著『朝が来る』読みました。


以前読んだ里見蘭著『さよなら、ベイビー』と同じく特別養子縁組を扱った物語でした。


『さよなら、ベイビー』は養子縁組された子供が主人公の物語でしたが、『朝が来る』は養子を得た夫婦と産んだ母のそれぞれの物語が書かれていると言えばいいでしょうか?


登場人物は不妊治療の結果、特別養子縁組を利用して養子を得た栗原佐都子と清和夫婦、息子朝斗。


中学2年生で出産し、子供を養子縁組に出した片倉ひかり。


佐都子のところにひかりから「子どもを、返してほしい」と電話がかかってきたところから話が始まりちょっと興味をひかれましたが・・・。


前半は佐都子のこと、後半はひかりのことが語られます。


佐都子にはいろいろな想いを感じながら読み進めていきましたが


後半ひかりのことになったら、自分の年齢や今までの人生からでしょうか、そのひかりの考え方や行動に全く共感を覚えることができず、この小説の良さを感じ取ることができませんでした(>_<)


辻村深月さん好きなんですがね<m(__)m>