『刑事の子』読みました | shiratsuyuのひとことがたり

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宮部みゆき著『刑事の子』読みました。


感動することは無かったけれど、普通に面白くずんずん読み進めていけました。


さすが!宮部みゆきさん外さないですね(何様!上から目線)

ストーリーがしっかりしていて場面・場面が目に浮かびますね。


この小説は1990年に『東京殺人暮色』として刊行されました。

その後1回の改題をし、2011年『刑事の子』とまたまた改題され、BOOK WITH YOUシリーズの1冊として刊行されました。


刑事の子とは主人公八木沢順、13歳中学一年生。

この子がなかなかいいですね。

1990年といえば平成2年。今から25年前かぁ・・・

まわりに中学生がいないので比べるのも何なんですが、純朴さを感じてしまうのは思い込みかな?


それに八木沢家の家政婦の幸田ハナさん。

家政婦歴50年のベテラン。

最後に素晴らしい推理(刑事と同じ)をし、順を守ることになるのです。

このハナさんの言葉遣いが美しかったです。

主人に対して遜った時代がかった言葉遣いなんです。

ハナはいいます。この言葉遣いは家政婦をしていくための武器だと!

ここ!ジンとしました。


この小説にハナさんを登場させたのが私にはすごく良かったです。