▼可愛く弁解する皇帝陛下
手を引け。ただし週に一度は進歩状況を報告しにこい、と。
「本当は、俺がお前に会いたいだけだ」
っていうことで良いですか?
このあと、「僕は君の前では皇帝ではなく一人の男でありたい」と言っているように、皇帝陛下は完全にアリスティアの前では一人の男、ルブリスなんですね。
このオロオロした姿、いつかティアが妊娠して子育てに奮闘しているとき、ぼくはどうすれば……とオロオロしている姿にも繋がる気がします。
母親には早くに死なれ、父から厳しく育てられたルブリスには、子育ては楽しい経験になるでしょう。
前向きだなぁ。
ティアも自分に、少なからず心を開いてくれているはず、と。嫌いではないはず、と、何となく分かっている……のかな。
この花は、蕾はあるのに開かないっていう、まじで不思議な花なんですが……きっと彼の言う通り、アリスティアの心が綻ぶとき、花を咲かせるんでしょうね。
「俺のこと放置しすぎ」
……ん???笑
こ、れ、は、付き合ってるな。
そうかそうか、もう付き合ってたか。
ってなる場面ですね。
「手紙すらくれないじゃん」と不満を漏らすセイン。
可愛い。
正当派イケメンがここにもいた!!!
そりゃルブリスはもう非の打ちどころの無い完璧な皇帝陛下だけど、セインも負けてない。
少女漫画ならどっちも主役になれるレベル。
いや人によっては、ちょっとやんちゃなセインの方が良い!!っていう人、絶対いる。
セインは家柄も申し分なく、最年少の記録を打ち立てる天才騎士。性格も良い!!
気さくで
しかも先にアリスティアの心をほぐしたのはセインなのです。(ルブリスのことはしばらく怯えていたので仕方ないし、それ言うなら1番に心の支えになったのは父やリナ、アレンなのだけど)
いやー、でもこの話は完全に彼氏っしょ。
「建国祭が終わったら二日ほど空けといてくれ」だってさ。
やっぱ、もう付き合ってるわ。笑
もう、ありのまま話しても受け止めてくれるところまで来ていると思います。
ルブの想いは本物で、今、美優が何かしても、アリスティアがこれ以上いくら拒んでも、もう美優の方になびくことはありえないところまで来ていると思います。
ルブの心は決まってる。
でも、回帰前のことまでルブに話す必要があるでしょうか?
不安だから私は話したい。
でも、今私のことを好きでいてくれるなら良いか、と思うかもしれない。
でもやはり、回帰前のトラウマをどうにかする為にも、いつか言える日がくると良いなと思います。
こんな理由があって、いつも恐くて、それであなたの気持ちを素直に受け取ることができなかった、と言って欲しい。いつか自分じゃない人を愛するのが怖くて…と言って欲しい。
もうすぐですよね。
貴族派はまだまだ不穏な雰囲気で、これからまた一つ大きな戦いが控えているのだと思いますが
かなり佳境だなと思います。
閲覧ありがとうございました。