囀る鳥は羽ばたかない 7巻感想
ヨネダコウ/2020
〜矢代、寂しかったのかな〜
まぁセックスシーンがないのに面白い漫画って凄い。
面白いのに、大好きなのに、セックスシーンがなくて、激怒しそうになる漫画もそりゃ、あるには、あるんだけど。
濡れ場が無いのに、何の不満も無かった今回の七巻。
どうも!ちょっと、最近、子どもの習い事も増えて、何ならお友達も増えて(有難いことに)、ブログ活動が失速しているsoyokaze-uraraです!
▼ここが一番ぐっときたシーン
二コマ目のこの顔っすよ。
「俺のもの」発言に何か思うところありそうな矢代社長。
この顔、忘れられないわ。
私の胸に刺さって、抜けない。張り付いて取れない。
俺(矢代)のものじゃねぇのかよ、って……
勝手に、俺(矢代)のものかと思ってたわ、って……
思ったんじゃないかな。
さぁ、俺のものだと思っていたならむしろ、七原のように側に置くのかな。
俺のものだからこそ、側にいたいという百目鬼の気持ちは無視して、カタギの世界に帰してあげようとしたんじゃないのかな。七原は俺のものじゃないから、側にいたいと言うなら好きにしろ、と。
言う風に考えた。この場面だけを読むとってことです。再読祭りしてないので、他のシーン読んだらまた感想が変わってくるかもしれんけど。
「カシラのもんです」っていう台詞がどこかにあったのかは覚えてないけど。あったっけ?
やっぱ思う。
俺(矢代)のもんじゃねぇのかよ、と。
泣いて縋ってきたくせに。
はーあ
って
▼んで、その後のこれ
この「少し黙れ」は怒ってるんですよね。
温厚な矢代社長、珍しく怒ってるんですよ。
この「少し黙れ」が色々含んでると見ましたよ。
それは、百目鬼が自分の体は「俺(自分)のもの」って言ったことに対してなのか、それとも、折角カタギに戻してやったのにバリバリのヤクザになっていたことに対してなのか。
やっぱ、ショックだったんだよね。
つーか、俺のこと好きだったんなら、俺の言う通りカタギに戻ってろよっていう怒りかもしれない。
万に一つの可能性としては、カタギに戻して、もう二度と会わないつもりでいたのに、また同じ穴のムジナになってて、
もしかして嬉しかった?
また会えて嬉しかった?
だから忘れたふりも忘れちゃってるし、百目鬼の世話になってる親分のとこ行っても素直に気持ちを伝えたりして……時間が経ったからこそ何かを吹っ切れたのかな
いやこの時の顔が見えないとどうにも分からないんだけど、私は怒ってると思うんだけどなぁ……
いや、どういう気持ちなんだろう。
凡人を絵に描いたようなあたしには分からん。
はー
というわけで皆が待ち焦がれた7巻。
私は、映画全編を見た頃は、どっちか死ぬんじゃねって思ってたけど、7巻を読んで死なないんじゃないかと思いました。
もとより明るい話ではないけれど、しみったれた暗さではない。
好きな人が死ぬなんて、矢代の人生にしちゃ笑えないよ~
やっぱ、百目鬼とデキちゃって、七原たちに影でプププって笑われながら、こいつクソ羨ましいぜってシバかれるようなあたたかいラストであって欲しい。
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私的なつぶやき
私生活が充実してくると、ブログ書けなくなる。
いや、トップブロガーの方々は私生活も充実してるリアルリア充(?)だと思うのですが、それでもブログ書けるってマジ凄いな。尊敬……合掌。
\閲覧ありがとうございました/