ピッコマ

『宮毒』84感想

~早く結ばれるのが良いか、引っ張るのが良いか~

テル/Gya-yan/

シン ジサン

 

◆84あらすじ

妲己の護衛についている武士が襲われたとの報告によりザワつく臣下たち。

妲己の護衛が襲われたなどと報告しづらいことを報告するのに頭を抱える臣下だが、まぁ妲己が無事なら良いかとひと息つく。

報告を受け、何か考えている様子の言を不思議に思う臣下。妲己のことを大切に思っていることはこんな臣下にも分かってしまうようなことなのに、雪蘭に簪を贈ったりして何を考えているのやら・・・と、陛下のお気持ちがさっぱり理解できない臣下。

言は、すぐさま劉信という妲己の護衛の武士を呼びつけ、話を聞いた。護衛中に何者かに襲われ気を失った自分を処刑して下さいと言う劉信に剣を振り上げる言だが・・・。

 

 

 

 

◆84感想

 

ん・・・妲己は言をおびき出すために自分から襲われたのだろう・・・とは思っていましたが、まさか池に飛び込んでいたとは。

 

●なぜ池に飛び込んだのか

中華系の衣服のことに詳しくないので物語の中の季節が分かりません。妲己、真冬に池に飛び込むなんて死ぬ気か!!って言に怒られたいのでしょうか。いやいやまさかね。

 

●季節感無くて・・・

夏なら、ちょっと水浴びしたかったのよってことで良いと思うのですが(え。)でも、妲己は物凄く胸の開いた服を着ているし真冬では無いと思う。ていうか、この物語に冬があった気がしない。そんな分厚い服を着ていたことがなかったと思う。季節感無いですよね。ライラックの花が咲いている時期は、6~7月とのことですが・・・それ以外は特に季節の描写があまり無いように思います。(*ライラック(ムラサキハシドイ)の開花時期は4~5月と書いているHPもあり、北海道など寒い地域では6~7月ごろに咲くとありました。開花時期は、春の終わり~初夏という感じでしょうかね。)

 

 

 

 

●神回・・・と言えばやはり緋温の登場が神回でしょうか。前回を神回と銘打てばよかった・・・と後悔しつつですが。次回か、次の次の回くらいで、言と妲己がまた相対する場面がくれば良いなと思います。

 

●二人のすれ違いについてはいつものことさ

今回、2人のすれ違い描写はあまり描かれてませんが・・・85話か86話辺りで、もう一度、言と妲己の2人で話す場面がきたら良いなーと妄想してて・・・やっぱどうせいきなりチューとかしないだろうしな・・・ってすれ違う場面しか思い浮かばなかった。でも、それもいつものこと。

 

お互いにタイミング悪過ぎてすれ違っておきながら・・・いきなりこんなところで

 

言、好き!大好き!今までは素直になれなくてごめんなさい!!愛してるの!あなたしか考えられないの!!私と一緒に来て!!

 

私もだよ。小華。今まですまない。本当に私がふがいない男でこんなにも待たせてしまって・・・私を許してくれるのか小華。幼いころから・・・出会った頃から君のことしか見えていないんだよ私は・・・そなたを愛しているんだ。ああ、そなたとならどこへでも行く。

 

よし!言!「あの夕陽に向かって走ろうよ!!NO MORE CRY~♪)」←それは全然違う話

 

 

ってなったら、もう物語、終わりだもんね。

 

怒りの感情すら湧いてこないわね。他のすれ違い漫画ならいざ知らず・・・宮毒に関してはもう何とも思いません。またやってるわーです。こういう不毛なすれ違い・・・韓国ドラマのお家芸ですよね・・・って思ったけど・・・日本の漫画やドラマだって、

 

なぜそうなる!!!

はやく幸せになってよー!!!

 

ってつっこむ所いっぱいですよね。うわー!!!なりますよね。そうそう、皆(私も含め)くっつくまでの不毛な恋(モヤモヤ)を楽しんでいるのよ。

 

さよならミニスカート』だって、やっと光が犯人じゃないと誤解が解けて、ヒロインが始めて男の子のことを好きになったのに・・・いきなり友達とのキスシーンとか見せられて・・・

 

ああー!!!なるし。

まじかー!!!なるし。

 

少女漫画の宿命です。

 

小年誌だと、やっと強い敵を倒したのに、今度はもっと厄介な敵が現れるって感じです。

BEASTARS』だって、やっとテムを食った犯人を見つけ出して敵を討つ(?)事ができたのに、今度はメロンというもっとヤバそうな話の通じない敵が現れて・・・あまつさえ食肉前科獣は草食獣との結婚ができないという事実まで明らかに・・・ああ・・・なんでそうなるー!!!!ですよ。

 

なので、

 

黙って見守りたいと思います。

 

ことBLに関しては、1巻完結の物語を物足りないと思ってしまうことの多い私。でも、そういう意味では、1巻完結だと、必ず1冊の中にキスもラブシーンも含まれてるのよね。焦らされることが少ないのよね。いやーでも、1巻の中にあるとさすがに、早い!!って物足りなさを感じてしまうことが多いのです。

 

長く引っ張れば「ジレッタイ」と文句を言い、すぐに結ばれれば「モノタリナイ」と文句を言い・・・本当にすみません、な読者の私でした。

 

 

 

 

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●登場人物

 

国・・・銀の国

[登場人物]

◆14代王(天子)

 陳 明帝 ちん めいてい

◆明帝のお飾りの妻

 太后

◆明帝の息子(銀の王) 

 言 げん

◆白 小華 

 はく しょうか

 (妲己 だっき)

◆小華の父

 白 秀英 はく しゅうえい

◆明帝の臣下?

緋温 ひおん

◆銀の従属国の姫

 悠悠 ゆうゆう

 (雪蘭 せつらん)

◆小華の異母姉妹

 敏

◆伊月 

 妲己の侍女だったが

 今は雪蘭の侍女

◆内官 玄宗

小華と言を幼い頃から見守る

◆雪蘭の従者・護衛

(銀髪)侍?

 

◆麗妃

言の側室?

◆香妃

言の側室?

飛影

◇楊秀貴ようしゅうき

街の坊?

◇半頼 ハンライ

秀貴の供?