ピッコマ
『宮に咲くは毒の華』81話
~妲己の恋の炎、風前の灯~
テル/Gya-yan/
シン ジサン
●あらすじ
勝手に敏の店のものを全て買い取った親に怒る秀貴。秀貴が財閥の跡取りと分かれば敏の気持ちも動くのではないかと言う父親だが、敏はそんな子じゃないのだと嘆く。
その頃、陛下が雪蘭に簪を贈ったと知った杏。妲己のもとへ行くことに。
当ても無く彷徨う妲己はいつの間にか遊郭へ。どの客を好きになっても救われない悲しい女たちの姿を自分と重ねているように見える。毒の華の歌を自分で作った妲己だけど、いつか梨の花になって咲き誇ると思っていたのに、言が雪蘭に簪を贈ったのが本当ならそれは叶わない。言は雪蘭のことが好きになってしまったのかと途方に暮れる。
●感想
○敏ちゃんと秀貴について
えー嘘やん。まさかです。妲己がこんなどん底なのに、敏ちゃんには不穏な(明るい)動きありですね。
あの頭のかるそう(失礼)な秀貴が、そこまで考えて敏ちゃんに近づいてきていたなんて、予想していた方いました??
これ予想してた人いたら凄い。いや、フラグは立ってたのかもしれませんが、まさか本当にこうなるとは思ってませんでした。
「ただの平民として」ですって。それは、”ただの平民”ではないってことですよね。この国1番の財閥の御曹司ですもんね。
小さな町のボンボンかと思っていたけれど、まさかの財閥の御曹司。凄い。
これは敏ちゃん、ワンチャンありですね。えっと、金持ちだから目の色変えるってことじゃなくて、物語的につり合いがとれているわ、という意味です。
○妲己の心はもうボロボロ
凄いな。素直になれよ!としか言うことがない。お互いに意地を張りすぎなのだ。
勘違いとすれ違いの末、素直になれず・・・どちらかが素直になったとしても、相手はツンケンして素直になれず。タイミング悪いですよね。そんなことを繰り返してとうとう、ここまで来てしまったのですね。
確かに2人には縁があったかもしれないけど、ここまですれ違ったらもう他の人いこうってなると思うんですけどね。スマホも結婚相談所もない時代ですからねぇ。婚カツパーティも合コンも開かれてないですしね。開かれてたとしても高貴すぎてそんなの参加できないか・・・。
この人は切って、別の人いこうっていう考えが、たぶん無い。いやもう普通はありえないけど、ここまで悲しく不毛なすれ違いが続くなら・・・
妲己、別の人を好きになっても良いよ?
って思っちゃいますよ。
もう言じゃなくても良いんじゃね?
ですよね?思った人、はーい。
お父様も、妲己に言を忘れろって言うなら、それ相応にアフターケアもしていただきたいですよね。例えば、他の男を紹介してくれるとかさぁ・・・杏たちと一緒に旅行にでも連れて行ってくれるとかさぁ・・・もうこんなん、ただ「落ちこめ~」って言ってるようなものです。「不幸のどん底で苦しめ~」って言ってるようなもんです。酷過ぎるでしょう。
妲己の人生って、本当に何なんだろう。言を追いかけて追いかけて追いかけて・・・『追いかけてヨコハマ』ですよね(?)
今までにも、これ以上ないところって何回もあったと思うんですけど、もう本当の本当に今がこれ以上ないくらい悲しい場面。
大丈夫だよ妲己。
今よりはもう悪くならないって。
どん底がきたら、むしろ上がってくしかないから、ラッキー。
妲己が友達なら・・・
えーっと、とりあえず飲もー!!!
って感じですね。
寵妃花伝 皇太子殿下の愛檻 (マカロン文庫)
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●登場人物
国・・・銀の国
[登場人物]
◆14代王(天子)
陳 明帝 ちん めいてい
◆明帝のお飾りの妻
太后
◆明帝の息子(銀の王)
言 げん
◆白 小華
はく しょうか
(妲己 だっき)
◆小華の父
白 秀英 はく しゅうえい
◆明帝の臣下?
緋温 ひおん
◆銀の従属国の姫
悠悠 ゆうゆう
(雪蘭 せつらん)
◆小華の異母姉妹
敏
◆伊月
妲己の侍女だったが
今は雪蘭の侍女
◆内官 玄宗
小華と言を幼い頃から見守る
◆雪蘭の従者・護衛
(銀髪)侍?
◆麗妃
言の側室?
◆香妃
言の側室?
飛影
◇楊秀貴ようしゅうき
街の坊?
◇半頼 ハンライ
秀貴の供?