BLノベル

『壺振りお嬢嫁に行く!?』感想
高月紅葉/アズ文庫



この人、開き直る前の岡村に重なるところある。
手を出してはいけない人に想いを寄せているところとか。話し方とか、潔癖そうなところとか。かと思えば性欲もそこそこあるとか。

まさかの真珠入り。GACK〇さんがそうらしいって、昔何かで読みましたけどね。真実はどうなのか...。ちなみに受け側は普通に痛い人もいるらしいって聞いたけど??本当に気持ちいいのかな。うーん。

でも岡村は最初こそ、佐和紀を大事に、だいじ〜に、抱くかな。夢オチってことで良いので作者さん書いて下さらんものか。でも、見たことないから気になるという感じですかね。シンさんとのラブロマンスは、妄想の中だけに止めて置くのが、いいのかも。


「律ちゃん」呼び、可愛い。(「あや」呼びはなかなか慣れなかったのに)
これは可愛い。私、田辺のことよく思ってなさすぎるんだな、と笑えてきました。でも、嫌いじゃないのでご安心ください。たぶんこれから好きになる予定。

佐和紀に酒を一気飲みさせた後、走らせて吐かせるとか。絶対許さんって未だに思ってんだろうな。大輔は普通に可愛いもの。女は執念深いです。

もう私はNLには感動しないんだって思ってたのに、なぜか幼馴染でハイパービッチの映子の涙と純愛が実る場面では、泣いてしまった。こんなやっすい陳腐なシーンなのになぜか、うるうるきちゃった。よかったね。

しかも、嫁の淫雨編を読んでからこっち読んだから何となく誰が好きか分かってたのに、なのに泣いてしまった。

たぶんここで泣ける人は少ないと思うので、これ読んで「あー泣ける話なんだ」と思わないように。


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この文、グサッときました。え、もうこれ、説明いらんやろって感じなんですが、私の感想がないと引用にならないので...困ったー。

好きな人とえっちしたはずなのに、お互いずっと前から好きだったはずなのに、この男は俺とこうなりたかったはずなのに、夢見たことが1度もなかったはずはないのに、最中に名前を呼ばれなかった。はて...どういうことか。胸が締め付けられます。

濃厚な官能の後に軽い楔をカツーンと打ち付けられた感じでした。ただの拘束プレイで終わらさないところ、さすがです。どれくらい書いて、どれくらい勉強したら、こんな文章が書けるようになるんでしょうね。





※えーと、順番的にはこれが1番初めなんですけど、トップに持ってくると一覧表示した時にサムネに上がってしまうので、これを上げる勇気がなかったのですみません。


作者さん、関西の方でしたっけ?短期記憶が弱いのでうろ覚えで申し訳ないのですが...「アホの子」、久しぶりに目にして浮き足立ってしまいました。
使い方も絶妙ですよね。

関東では、「バカ」って言うのが冗談で、「アホ」は本気で怒られます。

例えば「全く君はバカだなぁ...❤(=可愛いなあ)」です。

関西では、「アホ」は冗談で、「バカ」は、本気で怒られます。

「あいつ、アホやからな(=しょーがないやつだ❤)」です。

ちなみに関西で「おばちゃん」はOKだけど、「おばさん」て言うと、優しいオバチャンが怖いオバチャンになります。

「アホの子」に込められた思いに、ニヤニヤが止まりません。






あーもうここ、何度読み返してもじんわりきます。ブラック珈琲は禁じられているのに、ムカついて「ブラック!」って叫んで、でもやっぱり甘いカフェオレが届く。

ここも私の感想なんて不要ですよね。読んだ人には分かる。この場面、最高です。自分の気持ちを上手く説明する言葉が出てこないのですが、とにかく、好きなシーンです。書き方も好き。

ブラック珈琲で良い!外では飲んでんだよ!普通に!!って思ってるのに、甘いカフェオレが届くと知っていて、自分でブラック珈琲を調達したり、組員たちにブラック持って来いって本格的に脅したりしないんだ。そんで、結局、届いた甘いカフェオレを飲むんだ。

言い争っても、やっぱお互い好きなんだよなーっていうのが伝わってくるようです。それは、攻めの方も同じ。話ははぐらかしても、ブラック珈琲は飲ませない。好きってことだな。うん。







これは...笑うというか、やっぱ笑うとこかな。こんな生真面目な鉄仮面さんが、そういうとこまで心配するのが、しかもヤケにリアルなのが可愛くて微笑ましいセリフです。

毛の生え具合は確かに卑猥ですよね。俳優の、セクスィー部長(沢村一樹)さんも、ムダ毛フェチだって言ってたような気がする...。


こんなとこにまで嫉妬する可愛い攻めさまでした。なんでこんな面白い話が書けるのか...作者さん、ありがとうございました!


そして閲覧ありがとうございましたm(_ _)m