ピッコマ
『宮に咲くは毒の華』
78 感想
テル/Gya-yan/
シン ジサン
宮毒で、甘い展開になると期待するな、という鉄の掟を守ってきましたが、はや78話。
うかつでした。前回の流れ・・・私としたことが、ちょっと期待しちゃいました。もうラストなのかと思うくらい期待してしまった。これから甘い展開がくるのかと思ってしまいました。
でも、そうは問屋が卸すわけもなく、いつも通りのすれ違いで終わりましたね。ちょっと泣きそうでした。なんで・・・ここまで言が素直になったのに小華ちゃんの、いやんばか~ん。
●『お前を捨てたことなどない』
(『宮に咲くは毒の華』テル/Gya-yan/シン ジサン/ピッコマ)
言いきってますよ。言、頑張れ。渾身の力で応援しましたよ。この人、何歳なんだろうって改めて思いました。若くして王位を継いで、大きな国の王として、何かあったらすぐ首を飛ばすような冷酷な王として、きっと頑張ってきたんでしょうね。
でも、気づいたら愛する女とはモーゼの谷が開けて反対側に。あれ・・・小華・・・お前はいつの間にそっち側にいたんだって感じではないかと推測。
え、俺ら、子どもの頃からお互い大好きだったよな??だから、宮でもお前の奇行を聞く度、守ってきたし、黙認してきたし!?
はー?あたしがいつあんたに、守れってお願いしたのよ、ばっかじゃないの!?
という心の会話が聞こえてきそう。
言、ファイト~!!
ハッ・・・と、鼻で笑う小華ちゃん。気持ちは分かるよ。気持ちは分かるけど、まず落ち着こっか。
●『ならば私たちは切れば切れる縁だと言うのか?』
(『宮に咲くは毒の華』テル/Gya-yan/シン ジサン/ピッコマ)
言の真剣な目。やっと言えたね~~
そうそう。俺たちは幼いころから結ばれる運命。お互いに惹かれあって、どうしても離れられなかった2人。切っても切れない縁で結ばれた2人だよなって言いたいんですね。そうそう。そうだよね。ん。でもちょっと言うの遅くないか言。
●『夢を見ているようですね 私たちだなんて』
(『宮に咲くは毒の華』テル/Gya-yan/シン ジサン/ピッコマ)
えー!!!!!(やっぱりー??)
分かるけど、そこは素直になって良いんじゃないのー!!!!
小華のこの、挑戦的な目。
全然、言の言葉にときめいてない。おかしい。ここは、そっかー言、私たちの縁は切れてなかったのね、最高~大好き~って飛びつくところかと思ったのに。え。なんで・・・。
●王妃にできないなら二度と来ないでという小華。
小華『いつの日か偶然にでも会うことがあれば・・・』
『その時は今のことを笑って話せるかもしれませんね』
『いい人に出会って・・・すべて忘れて生きるなら』
言『いい人?』
(『宮に咲くは毒の華』テル/Gya-yan/シン ジサン/ピッコマ)
この絶望的な顔よ。イケメン度が上がった。よっ男前!!傷心のあと、どう立ち直るかが男を試されるぞ!頑張れ!
●再婚を許さないと大声で反対する言。
うん。まぁ良いんだけど・・・これはこれで萌えるけど、再婚うんぬんよりも、もっと大事なことをしっかり話しあって欲しかった。
言の女だったことは一時もないと叫ぶ小華だけど・・・いや、今だって言の女だと思うのだけど。いつまで痴話げんかしてるんでしょうか。言の女だったことは一度もないなんて、本気で言ってるんでしょうかこの子は。私は言の女じゃないしーってそこらへんの男と寝ちゃったりしたら、それこそその人、首が飛ぶだけじゃ済まないと思うのですが。それはそれで興味ある展開ですが。
●『お前は間違いなく私のものだった』
(『宮に咲くは毒の華』テル/Gya-yan/シン ジサン/ピッコマ)
そうそうこれこれ。こういう大事なこと、しっかり話し合いましょうね。でも、
・・・言。遅い。
そんで、小華も、素直になろ。あんだけ待ち臨んだ言葉じゃないですか。指折り数えて夢みてきた言葉じゃないですか。すれ違いに泣けてくる。もういやだ。
●『一体誰がお前をこんな風にした!?』
(『宮に咲くは毒の華』テル/Gya-yan/シン ジサン/ピッコマ)
それは、悪いけど、お前(言)だ―・・・・・・・だー・・・だー・・・・(エコーかかってる)って叫んだ人、はーい。これはもう・・・ここは全員一致の思いではないでしょうか。
俺のところにいればこんな風になることもなかったのに・・・ちょっと目を離すとこれだ、とでも言いたいのでしょうか。いやいや追い出したの言ですよね。こうなるかもしれないと分かってて、あの日、小華を許せなかったんですよね。
●『お前がやったことは絶対に許せることではなかった』
(『宮に咲くは毒の華』テル/Gya-yan/シン ジサン/ピッコマ)
好きだからこそ、部屋に緋温を入れたこと、許せなかったのね。それは分かる。この言葉の意味を考えてあげて欲しい小華ちゃんに。他の男を部屋に入れるなんて許せないんだという言の気持ちも分かってあげて欲しいですね。
●『・・・一度くらい信じてくれても良かったのに』
『私が否定したら違うのかって』『認めたらそうかって・・・』
(『宮に咲くは毒の華』テル/Gya-yan/シン ジサン/ピッコマ)
うわーこの台詞は痛い。苦しいです。何でしょうかこの不毛な会話。
うーん・・・でも小華ちゃん・・・宮にいたとき、言はあんだけ好き勝手させてくれてたじゃない。そこに胡坐をかいていたとは言わないけど・・・それでも、言が自分を最後の最後で裏切るなんて思ってないよね。なんだかんだ、雪蘭より自分を選ぶって分かってて、最後には必ず自分を許すと分かってて、緋温を呼んだっていうところ、あるんじゃないの。でも、それで許されなかったからじゃあ良いやって・・・ちょっとどうなのかな。
信じるって何ですか。
言は小華が本当の意味で裏切ったなんて思ってないということだと解釈。緋温を部屋に入れたって、何かあったとは思ってない。でも、他の男を部屋に入れるなんて、そこまで気を許した相手がいることに怒った。ましてや初夜をじゃました男。昔から何かと仲よくて、嫉妬してる男。だから、怒って(拗ねて)追い出してみただけなのに。
だったら小華、あなたも言を信じてあげれば良いのに。
またこの不毛な感想になってしまいますが。こんだけすれ違ってたら、私なら「言とは運命の相手じゃない」って思ってしまうところだけど。いかんせん、この人たち、よくも悪くもお互いしか「普通の異性」を知らないものだから。いや雪蘭とか、緋温とかいるけど、目に入ってないものねきっと。
きっと、お互いに相手に求めるばかりだからだめなのね。こんな夫婦は本当に辛いだろうな。
早く、意地がなくなれば良いのにね。
どんなに裏切られても、他の人と仲良くしても、私(俺)に優しくなくても、私(俺)を嫌いでも、俺は、私は、あなたを愛していますと、素直になれれば良いのにね。
閲覧ありがとうございました。
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●登場人物
国・・・銀の国
[登場人物]
◆14代王(天子)
陳 明帝 ちん めいてい
◆明帝のお飾りの妻
太后
◆明帝の息子(銀の王)
言 げん
◆白 小華
はく しょうか
(妲己 だっき)
◆小華の父
白 秀英 はく しゅうえい
◆明帝の臣下?
緋温 ひおん
◆銀の従属国の姫
悠悠 ゆうゆう
(雪蘭 せつらん)
◆小華の異母姉妹
敏
◆伊月
妲己の侍女だったが
今は雪蘭の侍女
◆内官 玄宗
小華と言を幼い頃から見守る
◆雪蘭の従者・護衛
(銀髪)侍?
飛影
◇楊秀貴ようしゅうき
街の坊?
◇半頼 ハンライ
秀貴の供?
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