バイトメーカー
3巻 感想
杉山美和子/小学館
2巻の感想がイマイチで、3巻絶対買わん!!て思ってたけど、なんかやっぱ買ってしまった・・・。キンドル「おすすめの本」とかの欄にずっと表示してくるのズルい・・・何か良いのないかなーって思ってるときに「1クリックで買うボタン」落ちしちゃう・・・。そんで結論!面白かったです
●あらすじ
いろいろ設定が凝ってて面倒なので略・・・したいけど、一応。
絶滅危惧種のΩの「のえる」は、自分がΩであることを隠しβとして生きてきたが、αの中でも特殊な力を持つ絶対王者信長の目にとまり・・・
●ネタバレありのあらすじ感想
αは10万人に一人・・・ということは、日本人が1.268億人だから・・・日本人を1億人として10万人に一人・・・日本に千人くらいαがいるってこと・・・かな?
βからいきなりαになって、周りの人間の態度が一変したと言う幸村。
幸村派「かわいい女の子と普通に付き合って普通にキスしてくっついてそういうのが幸せだって」思う、普通の男。なのに、「運命の番に出会ったらオレもαの本能に支配されて変わっちゃうのかな」と思う。
幸村にはどんな能力があるのか尋ねるのえるに、
幸村「全部を教えるからキスして抱きしめていい?」
「オレまめるのこと好きになっちゃったみたい」
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
(なるほどです。いきなり”好きになっちゃったみたい”言うてますけども。好きになるの早っ!!!オバチャン(私)としては、一目ぼれってあんま上手くいかないよって現実を口走りそうになりますが・・・あ、そういうリアルな話は少女漫画には不要でしたね。私も要らないとは思ってます。優しくて人格者っぽい幸村がオオカミになるところ、最高においしいですね。このまま強引に奪おうとしてのえるに泣かれて、後で信長にバレてえらいこっちゃなる展開とか希望なんですけども。残念ながらそこまでの王道+急展開はまだのようです。)
迫る幸村はかなりおいしいけれど、「好きな人としかキスはしない」といつものように強気なのえるによって阻まれます。
(これ伏線っていうか・・・フリですか??好きな人としかしないとか言って信長とはもう何度も・・・・ああ・・・あれは合意じゃなかったって?むりやりとか、いきなりとか不意打ちとか脅されて・・・とか?・・・)
その頃の信長は、のえるがいないのでご機嫌ナナメです。このおみ足・・・縋りつきたくなりますね。男くさい。横柄で自身家の信長・・・これぞ!!THA!!って感じの少女漫画のヒーローですよね。有り難や有り難や。拝んどこ。
でも、”温い”って・・・そんなこと本当に言う人いたんだ・・・王道な台詞に笑いつつ萌える。結局ニヤニヤ。てか、この信長の座ってる椅子もなんかおかしいですよね。こんなの学校にあるんだ・・・凄すぎる。そんなの職員室にも校長室にも置いてないっすよ・・・。さすがすぎる・・・。
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
のえるに良いところを見せようと幸村兄弟が連れて来たのはフットサル大会決勝戦。
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
歓声を浴びながら登場する幸村。
(かっこいい。この髪の毛のふんわり加減、絶妙です。絶対サラサラじゃないですか!!あーシャンプーさせて欲しい!なでなでしたい!←ちょっと犯罪っぽい。すいません。何気にユニフォームに「AZUCHI」って入ってるの何か可愛い。この立ち姿・・・確かにイケメンだ。2巻では庶民派すぎるって思ってたけど、この人も何だかんだ一癖ありそうな感じがして、ちょー美味しい感じになってきました。あとは理性的な秀吉との関係がどうなってくるかも気になるところ。
このナンバーズたちの中での序列みたいなのってあるんですかね?皆特に序列という程のものはないけれど、横柄で我儘坊ちゃんの信長になんとなく逆らえない・・・みたいな感じあるのかしら。でも、秀吉は秀吉でかなり理性的だし、幸村は早々にのえるを気に入ってるし・・・どうなるのか楽しみだなあ)
のえる「αの幸村君がβの部活の試合に出るの?」
幸村弟「兄ちゃん助っ人やってんだ」
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
(いやβの試合にα出たらそれもなんか反則なんじゃ・・・と思ったけどこの相手チームは日本代表で揃えてきてるらしい。日本代表はαなのかな?いやαでもβでも日本代表だからこっちがα出しても何でもいっか・・・。)
一瞬で試合を自分のものにした幸村に感心するのえる。
幸村弟「兄ちゃんがαになったのには理由がある神様に選ばれたんだ」
「だけどもし兄ちゃんが虐げられるようなことがあったらその時は
神に選ばれしαをオレ達幸村兄弟が全力で守る」
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
こ、ここ・・・・こ・・・
(これは怖い。何がどうしたのか、ちょーややこしいな。幸村の、”のほほんとした誰にでも優しいキャラが強引になる”っていうおいしさだけじゃなく、”猟奇的な兄妹愛”っていうおいしさまでプラスしようとなさっているー!?ややこしや~・・・ややこしや~・・・野村萬歳ですわ。てかこの、可愛い弟達が真顔になるところ、ホラー!!怖いこわいです。しかも赤ちゃんまで??wwwまじすかー!!赤ちゃんの真顔、怖すぎるんだけど、このクマ(?)耳はかわいい。かわいい。裏で指揮をとってるのは全てこの末っ子の赤ちゃんだった・・・とかいうややこしい設定はさすがに無いか・・・。幸村兄弟の中枢はこの赤ちゃん!!みたいな。ないか・・・。)
試合に勝ってのえるに告白する幸村ですが、
(急展開www)
当然ここは信長様によってかなり強引に阻止。
(おいおい弟たちー!!今幸村を助けんでいつ助けるー!!!信長の登場、派手で良いけど、普通に酷いぞー!!あ、助けに入ってはいるけれども、信長は完全に弟たちの目の敵となったことでしょうね。てかこの子、名前分からんけど、赤ちゃん抱いたまま飛び降りるって・・・もう凄すぎる・・・忍者かよ。この弟もαなんじゃないのかwww)
付き合うということがよく分かっていない信長に、可愛い意地悪を言う幸村。(かわいい。)
信長のことをそれ程脅威に思っていない幸村の軽口にブチキレる信長。
「のえるはオレの運命の女だ」
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
と力を使って叫ぶ。
その場はとりあえず信長についてくのえるを見送り、まずはのえるに好きになってもらわねばと決心する幸村。
(”運命の女だ”きたー。きましたね。こういう強引な言動が信長様の最高の魅力だと思います。強引じゃない信長なんて、生卵の乗ってない牛丼ですよ。生卵のないすき焼きですよ。生卵のないビビンバですよ。あー信長が強引で本当に良かった。
信長は出会ってすぐにのえるに運命を感じてましたが、のえるはどうなんでしょうね?本当は体がバンバン反応してるけど、付き合ってからじゃないと・・・って理性でなんとかしているのでしょうか。どうせのえるも、いつかは”私の運命の人は信長なのかな・・・”ってなるのに。あー楽しみです。)
不機嫌な信長の為に最高のスイーツを用意しようとするランのもとに幸村が現れる。
「オレがランちゃんにキスしたらランちゃんはどうなっちゃうかなー」
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
(優しい幸村のおいた・・・最高です。この絵はえろい。エロティックですね。これは完全に覆いかぶさってますよ。幸村くん、アウトです。ちなみにこの2人にはフラグ立ってんのかな?とりあえず、まだ何もない・・・っていう状況でしょうか。幸村はのえるが好きだけど、ランちゃんも信長一筋・・・。でも最後は2人で・・・とかあるのかな?話の流れ的に信長とのえるが付き合うの確定だから、幸村とランは必ず失恋決定。ですが、この失恋コンビで何かある・・・かもしれんと勝手に推測)ランちゃんにいたずらする幸村・・・いたずらされるランちゃん・・・何度も言いますが最高にえろいっす。
ランが信長のために必死に頑張っているところ、のえると信長はもちろん2人でイチャコラ楽しんでます。
信「オレの機嫌をなおせ」♥
の「機嫌て・・・どうやって」♥
「キスしてくれ」♥
「機嫌はなおった?」♥
「・・・ああ最高だ」♥
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
え・・・・
(えっと・・・これもう、カップルの会話・・・ですよね????語尾に♥マーク見えます。見えるの私だけですか??)
そんでランちゃんが頑張って幸村のお手伝いで手に入れたパンケーキを頬張る信長様。
(心して食べなさいよ。ランちゃんの頑張った証なんだからねっ)
幸村にどうされたか、最終的な記憶が無いラン。えろー!!!(最終的に記憶がないだと!!?やべー)
信長を守るよう、信長の囁きやキスに気を付けるようのえるに助言するラン。
付き合うことがどういうことなのか分からず、ただのえるを孕ませたいという信長と、普通の恋がしたいというのえる。
信「じゃあつきあってやる」
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
というわけで明日、早速(強引に)デートすることになったのえると信長。
(”付き合ってやる”ですよ。上から。こんなこと言って許されるのイケメンもしくは漫画の中だけですよね。こんなん言われたらさすがに何も分かってない小娘の頃の私だって、ポカーンですよ。ん?もう一度言って見て下さい・・・なりますよ。でも信長様だからかっこいい。)
なんすかこのサービス
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
(信長様の上半身ヌードありがとうございます。少女漫画でここまでのシックスパック珍しくないでしょうか??昔は、というか私の子どものころは『花とゆめ』や『ララ』作品ではこんな腹筋はないの!!ペラッペラなの!!なのに!!時代は変わりましたね。二の腕も良い。最高。流れるような線。細すぎず太すぎず・・・美しいです。何これ・・・まじでどやって鍛えてんだ。)
明日のデートプランをランに相談する信長様。
(うぇぇぇえええ???
ランちゃんと信長一緒に寝てんの???
ランちゃんよく平気だなぁ・・・しかも裸で!?
どういう設定なの???)
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
(これは、のえると付き合うことになったら一大事ですよ??ね??
どういう設定ですか先生・・・ややこしい・・・この話、萌えが盛り盛りすぎるわ。むしろ詰め込みすぎやろ。かつてない程の盛りっぷり。これが厚盛りか・・・。いや、おいしいんですけども。)
デート当日。
人ごみを避けて生きてきたので普通に外を歩くのもビクビクしちゃうのえるだけど、信長が近くにいるから普通に買い物とかできる・・・幸せを噛みしめるのえる。
(この設定めちゃおいしいですね。)
ついでにマーキングも忘れずに。
お約束の、もっさい服を奪われ何でも好きなものを着ろ状態。お約束の露出度の高い服に、手を入れては興奮する信長。ついでにのえるも興奮。
デートのクライマックス
(『Bite Maker 〜王様のΩ〜(3)』杉山 美和子 小学館 2019)
とイケメンすぎる顔でのえるの手を引く信長だが、そのホテルには秀吉がいることを知らない・・・!!!
(信長、キラッキラですやん。凄い。もうのえるもこのデートで落ちたな。うむ。プリティウーマンごっこで、イケメンとプール・・・落ちないわけない。もうこの話は4巻で両想いだなと予想。またこの振りかえりざま、笑顔が、何度も言うけどかっこよすぎます。幻でしょうか。絵に描いたようなイケメンです。最高級チョコレートの匂いを嗅いだときと、この信長様のキラキラスマイルを見たときは、脳波が同じ反応を示すに違いない。)
●感想
2巻で幸村くんがすっごい庶民的すぎて、何じゃそりゃなってしまったんですが。この「王様のΩ」というサブタイにふさわしくない・・・もっと身も心もキングでキングな・・・生まれも育ちも態度も横柄な、根っからのキングを欲してまんねん!!!と思ってしまったのですが、3巻に出てきた彼の能力、かなりおいしいですね。←チョロい
そういえば私、この作品で始めてオメガバースについて知りました。オメガバ作品を知るきっかけの作品でもあります。あの頃は何じゃそりゃって感じでα、Ω、βの何たるかも分かっておらず。今も別に詳しいわけではないのですが、αが一番なんか凄くてΩが男でも女でも妊娠できる・・・とかくらいは分かるようになりました。
これはNLオメガバ初作品だそうですが、さてこれから他の少女漫画でもオメガバ作品が出てくるのでしょうか、それも楽しみですね。
これは逆ハー。幸村だけでなく秀吉までのえるを好きになるなんて・・・。まぁでもオメガは雪滅危惧種だから皆が好きになるのも当然なのか。いやでも信長とはもう既に何となくカップルっぽいですし、キスも嫌がれてないっていうか感じちゃってるし・・・やっぱ信長は「運命の番」なんでしょうね。「運命の番」には何人も抗えないのですよ。
次巻4巻は2020年2月ごろ発売だそうです。
楽しみですね~(^O^)/
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