【BLノベル】
PARTNER
籠の中の二羽の鳥
~(2016)高岡ミズミ祭、開催中~
高岡ミズミ祭、私の中で、ですよ。何かのイベントやってるわけじゃないですよ。先生のサイン会まで、あと2日。勝負下着、買いに行かねば(なぜ)。高岡ミズミ祭、第1段の『ワイルド&セクシー』の感想はこちらです。
全校生徒の憧れの生徒会「鳳凰会」!!とか、ちょっと、菅田 将暉さんっていうか。『クニミツの政』・・・じゃなかった、それは押尾学だ・・・。『帝一の国』を彷彿とさせる古き良き男の美学・・・的な美しい学園生活の幕開けでしたね。
●あらすじ
独自のパートナー制度により、厳しいカリキュラムをかいくぐった者のみが進級を許される皇学園。卒業した者は成功者間違いなしの有名私立高校で、入れただけでも凄いことなのに、主人公、琳は親にむりやり入れられて携帯も没収されて、がちがちの校則で不満だらけ。でも、学園の裏アイドル、『電波』系美人、孤高の「茨王子」、彩羽(いろは)と出会い、お互いに惹かれあいパートナーとなるが・・・。
徒然なるままに感想です。
●感想
主人公・琳は持ち上がりの坊ちゃん私立には珍しい「外部受験」組です。学園のしきたりも、生徒会の権力もな~んにも知らないので、早速、セイトカイチョウに軽口を叩いて目を付けられ(気に入られ)ます。
初っ端から、作者さんらしさを感じてワクワク。この琳君の「暴れ馬」感、和孝を思い出させてくれます。ムフフ 愛する者の為ならば我を忘れて飛びかかっちゃう男気も、和孝らしい。可愛いです。
でもやんちゃな琳よりも、『電波』な「茨王子」こと、いろは君が、かなり魅力的でした。受けの方が背が高いの萌え。
最初の設定を読むのが大変かもしれませんが、まずはp36まで読みましょう。いろはの登場と共に凄く面白くなります。
琳「なにか、つけてます?」
い「どこになにをつけるっていうんだ」
琳「や、ファンデーションとか?」
い「・・・・・・。」
いろはにすっかり一目ぼれ状態の琳が、その美貌に思わず「ファンデーション」付けてますか?って・・・これはよき。
この台詞、良いわ~いろはの人を惑わす美貌っぷりが、この一言だけで伝わってきます。
「こんなところに、ほくろあったんすね」
これは一大事。
高岡先生の作品の受けには、もれなくホクロがあるのかしら?他の作品もチェックしたくなってきたわ。うずうず・・・
『ワイルド&セクシー』の受けさんにも色っペーホクロがありましたが、いろはにも。そして言わずもがな、あの人にも。
と思ってブクログにて他作品をチェックした私・・・。そりゃ20周年なんだから、先生の代表作「VIP」だけのはずないけど、こんなにあったとは・・・とりあえず次は『ナイトローズ』が読みたいです。今、電子で買ってしまうのは簡単だけれど、やっぱ文庫の方が格段に読みやすいと(今更ですが)気づいたので、本屋行くまで我慢です。
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てか話逸れますが『蜜』の感想にてちょっと目にとまっちゃったんですが、継母や木島の娘さんについて、「こういう出方すると萎える」って書かれてる方いますね。あー・・・私はこの出方、好きだったんだけどな~ってショックを受けましたが、まぁそういうもんですよね。
私の戯言は気にせず、良いように執筆なさって下さい
話は戻って、パートナーとネクタイを交換するんだけど、学年ごとに色が違うので、2年生のいろはと1年生の琳が交換したら、めちゃくちゃ目立つんですよね。そういう細かいところでグッとくるポイントたくさんありました。
で、この「パートナー」ですが、結論言うと
こっからリバあったらめちゃ萌えるw
ですね・・・。
レビューは賛否両論でしたが、アレかな。プラチナ文庫さんが、ティーン向けな感じかしら。この「パートナー」は「VIP」よりも設定が若い。いや学園ものだから勝手にそうなっちゃってるだけかな。プラチナ文庫さん、たぶん初なので作風が分からないんですが。でも他作品を見るとそうでもないな。以前メルカリでいっき買いした宮緒先生の『鬼哭繚乱』(まだ未読)が手元にあったのでイラストだけ追ってみましたが、めっちゃ大人使用・・・だわ・・・これは。うわっえろっ
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レビューでハマれなかったと仰ってる方はまぁ・・・。ミズミ先生の「クール」「ラグジュアリー」「ワイルド&セクシー」を求めてきた方にはちょっと物足りなかったかなと推察。あの『ワイルド&セクシー』って、まんまこの作者さんの作風とか、良いところを表してると思います。あぁいうのがすっごいハマってると思う。あれシリーズ化して欲しかったもの。
今回は「クール」はいろはが担当してた。「ラグジュアリー」はこの学校が担当してた。でも「ワイルド」がなかった。ということだと思います(あくまで私の感想です)。
セイトカイチョウ(上城先輩)が『ワイルド』に近かったのかな。「ワイルド」というよりもミステリアスな感じを受けました。おいしいですよ、この常に帝王な会長と、幼馴染の恋...濡れ場想像しただけで、だいぶご馳走様です。
あ、神城先輩といえば、途中から、この人の情人は漆原かと思ってしまった。すっかり新川の存在を失念wwww新川くんの登場シーン、あんなに伏線感ハンパなかったのに・・・私としたことが!!!漆原の存在が謎すぎてすっかり忘れてた・・・。『ワイルド&セクシー』でも、まさか久世があぁなると思わなかったし、私、全然推理できてない。大人のラノベ読者として、展開を読めないなんて・・・悔しいw高岡先生にはいつも良い意味でやられちゃってます。やだ、やられちゃうなんて・・・(こら)♥
上城先輩の恋とか・・・漆原の後を継いだ(継ぐべく奔走する)琳とか・・・まだこっから面白くなる!!感じなのに・・・と思って調べたら、なんとプラチナ文庫さん・・・廃刊してた。ガーン・・・2019年!?めちゃ最近・・・てか、こないだ、やん。
何度も言いますが、とにかく、こっからリバあったらめちゃ萌えるw
それは妄想の中で・・・ということでしょうか。
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