宮に咲くは毒の華

73話 感想

テルGa-yan/シン ジサン

 

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(4話からは24時間たつと次の話が読めます。)

 

 

 

 

 

「お母様は私に嘘をついた」とつぶやく妲己。

 

(これは、何かの伏線でしょうか?妲己の心の傷に繋がるのかな?それとも、父親と敏の母親の関係のことでしょうか?)

 

正気に戻ったのかと思ったけど、むしろ悪化したのかしら?と心配を募らせる敏。

 

――バラバラになった記憶の欠片がひとつずつ集まってくるどうしてこんなにもなげかわしくて悲しい出来事ばかりなの?拒否されて捨てられてまた拒否される・・・誰かを想うことがこんなにも苦しいなんて

 

妲己は、確かに自分を見ていたのに、声をかけてこなかった言のことを、自分のボロボロになった姿を確認したかったのか・・・満足ですか・・・と涙を流す

 

(・・・だいぶ悲劇のヒロインだな・・・でも確かに、落ち込んでるときは、何を考えても落ち込むものだ。)

 

 

 

一夜明けて、店に立ち、このまま妲己が幼い頃の妲己に戻ってしまったらどうしようと悩む敏。

 

(最初に言にぶつかっても気づかなかった妲己は、幼い頃に戻っていたということでしょうか?)

 

通りすがりの常連客に店番を頼み、妲己のことを護衛に頼みどこかへ向かう敏。

 

街で泣いている子どもの手を強く握る普通の光景を目にし、自分の母親のことと照らし合わせて、愛について考える妲己。

 

 

「この店の主人の名前教えてください」と快活に声をかけてくる店番を頼まれた通りすがりの常連客・秀貴。

 

生まれも育ちも生粋のお嬢さま、王妃候補でもあった妲己の横顔に威圧感を感じる秀貴。

 

「あの目を見ろ 気に触ることがあったらなにされるか分からぬ あんな鋭い目生まれて初めて見た」

 

 

(さすが・・・妲己さま。鈍い男のようですが、妲己の気迫は隠しきれない・・・どんなニブチンにでも分かる・・・と)

 

 

 

店を後にする妲己だが、後をついてくる護衛に話かける。

 

「なぜついてくるの?雪蘭を捨てて・・・私のもとに来るの?」

 

「―――・・・!!!」

 

(雪蘭から何もかも奪うのは可哀想ですが・・・でもそうなったらなんか、おいしい気はする・・・)

 

「それはできません」

 

「雪蘭が良いと言ったら?」

 

「なぜそのようなことを仰るのです?私のようなものに」

 

「雪蘭が私の大切な人を奪っただから私も奪わなきゃ不公平でしょ」

 

 

 

 

大切な人とは、陛下のことか?と考えを巡らせる護衛の銀髪。

 

(この銀髪さんは、陛下と雪蘭のことをどう思っているのか、すごく気になりますね。次回に期待・・・)

 

 

 

 

 

 

●感想

 

今更ですが、いかにもラノベ原作っぽいティーン向けの作品が多い(ように感じる)ピッコマの中で、この「宮毒」はかなり対象年齢層、高めですよね。私の目にそういうの(ティーン向け)ばかり目についてるだけ・・・の可能性が高いですが。よくトップの上の方に上がってくるのがティーン向けが多いように感じます。

 

(いま、確認してみましたが、全然、大人向けな漫画やノベルも普通にありました。私が日ごろどれだけ適当に見ているかがよく分かりました。すみません。)

 

でも最後は課金しないと読めないのにな・・・

妹は最近、バンバン課金しまくってるらしいですが・・・(大人なので)。

 

銀髪は、妲己の下につくことはできません、と言ってますが、四六時中、妲己の側にいること即ち、雪蘭を捨てているも同然ではないでしょうか。仕えている姫の警護が第一の役割のはずなのに、妲己の下にいては、雪蘭に何かあってもすぐに動くことはできません。まさかの雪蘭が直接、銀髪に妲己の護衛を命じていた・・・なんてオチだったとしても、真の主のもとを離れるなんて・・・この生真面目な銀髪さんがやるとは思えません。

言は、妲己がここにいることにも気づいてなかったので、言が命じたという可能性は無いですし・・・もうだいぶ、妲己の方に心が揺れ、傾いていると思ってしまいます。

 

でも、無断で雪蘭の下を離れるわけにはいかないでしょうから・・・雪蘭には、何と言って出てきてるんでしょうね?雪蘭はまさか、銀髪が妲己の所に行ってるなんて、今の時点では知らないと思うのですが・・・。いや、まさか

 

銀「妲己様の所に護衛に行ってきても良いでしょうか」

雪「・・・・・分かりました」

 

みたいな流れがあったんでしょうか。

 

妲己の護衛に自分の臣下を行かせるなんて・・・良い子ぶりっこの雪蘭にはまた何とも言えない気持ちになってしまいます。(まだそうと決まったわけじゃないですが)

 

いや、あの感じ、知らないでしょ~少なくとも、銀髪が妲己の所に行ってるなんてことは知らないと思うんだけどな~。

 

それから、銀髪から見て、雪蘭と陛下はどうなのか・・・凄く気になりますね。妲己が雪蘭に大事なものを取られたと思っていることについて、「陛下も雪蘭に心を許しているようだから、仕方ない」と思うのか、「陛下はなんだかんだ言って妲己様のことが好きなのに、何を言っているんだこの方は」と思うのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●登場人物

 

国・・・銀の国

[登場人物]

◆14代王(天子)

 陳 明帝 ちん めいてい

◆明帝のお飾りの妻

 太后

◆明帝の息子(銀の王) 

 言 げん

◆白 小華 

 はく しょうか

 (妲己 だっき)

◆小華の父

 白 秀英 はく しゅうえい

◆明帝の臣下?

緋温 ひおん

◆銀の従属国の姫

 悠悠 ゆうゆう

 (雪蘭 せつらん)

◆小華の異母姉妹

 敏

◆伊月 

 妲己の侍女だったが

 今は雪蘭の侍女

◆内官 玄宋

◆雪蘭の供

(銀髪)

 

◇楊秀貴ようしゅうき

街の坊?

◇半頼 ハンライ

秀貴の供?