酔いどれ恋をせず
二巻 感想
~美人受けの可愛さと色気に放心~
橋本あおい/新書館
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「♪今日も~明日も~愛と感謝に生きよう~♪」(superfly『愛と感謝』より)
でもこの「酔いどれ~」は、「愛とエロス」だな。うむ!感想いってみよー!今日も盛り盛りよ~
●あらすじ
バーで知り合ったノンケと酔った勢いで最高の夜を過ごす水澄。立ち寄った蕎麦屋でそのノンケと再会。丁度職探し中だったので仕事と宿を提供してもらうも、ノンケに苦い思い出のある水澄は、もう体の関係はやめようと自制するが・・・。そして美味しいお酒とお蕎麦、ちょっと良い和食屋さん行きたくなる・・・そんな話です。
武蔵小山の日本酒がおいしい居酒屋を思い出しました。
一巻レビューはこちら★
まえぬ...斎藤さん...
欲しいコレ...絶対良いじゃんか
_| ̄|○ il||li
●2巻感想
自分がノンケ嫌い(誰かを好きになれない)になった原因の幼馴染が店に現れ動揺する水澄。常連キヨさんにそのことを打ち明けるも
「おやでも誓ちゃんとは寝てるんだろう?」
もうこのキヨさんが、かなりグイグイくる。何だか水澄も誓も、2人とも自分からガツガツいくタイプじゃないっていうか。水澄は『ここで働かせてください(千尋)』したときと酔ったときくらいは押したけど、それ以外は結構遠慮がちだし。誓は硬派で余計なことは言わない性格なんだろうし。キヨさんの存在、大きいですね。キヨさんがいなかったらこんなトントン拍子に・・・いかないどころか付き合うまでに3年...いや5年くらいかかってそうだよ。
「ノンケは・・・もう恋はしなくていいんです」
という水澄の切ない思いを店の裏で聞いてた誓。これには誓も思うところがあったよう。
DVD観ながらソファでうとうとし出す誓にドキドキさせられちゃう水澄。
「・・・するの・・・?」
だって。可愛い!この顔、エロティックだわ。「美人利酒師」っていう設定だけどそれにしても可愛い。えろえろですね。こんなん誓じゃなくても、どんなノンケだってメロメロだよ。あーあたしも男に生まれたかった。(コレよく、ようつべのコメントで見かけるけど”男になりたいって秀逸!!”って思ってたけど、私も遂にその境地に達しました。)
もうかなりその気になっちゃってるのに「疲れてるからもう寝る」とその場を去られます。あれれぇ~?(コ●ン君)その夜から何となく避けられているような・・・?不思議に思っているところに、誓と確執のある誓の父が登場。
誓の思いなんてこれっぽっちも考えず自分勝手に喋る誓父にムカムカきちゃって、ドッカーンと言い返してやる水澄。
父が帰った後も悔しくて仕方ない水澄。
「なんでお前が泣くんだ」
「だって~~~」
かわっ・・・可愛すぎる・・・こんな可愛い「だって」が、未だかつてBL漫画界に存在しただろうか!!!いや、あると思うけど、でも、今この時点では私の中で1番です!!!
(うぐっ)
この泣き顔、泣きを我慢してるとこかな。可愛い・・・えもい。
「ちゃんと慰めておやりよ」キヨさんの言葉もあって抱きしめてくれる誓。チューしそうになるのに、何か交わされて違和感を覚える水澄。
行きつけのゲイバー、水澄にとっては誓と出会った場所でもある、で久しぶりにママと話をする水澄。あのあと、一緒に仕事をしてしかも一緒に住んでるという急展開に驚くママ。
ここでもやっぱり相手はノンケだし・・・と弱腰の水澄。
昔関係のあった男に声をかけられ、サラッとボディタッチされてゾワゾワと拒否反応。
「まったく あんたが来ると男たちが色めき立って始末に負えないのよ」
と、文句言いながらも
「ちょっと触れられたくらいでそんな顔して 自分でわかってんでしょう?」
ママ、優しい。この時はもうママの顔が女神に見えたね。アフロディテ様だよ。私は特に、こういうさり気なくハッキリした優しさに弱い。こういうかっこいい「背中の押し方」ってなかなかデキないなっていつも、反省する。私が物事を深く考えてこなかったせいなんだけど・・・。こういう風に相手のこと考えた台詞言えるようになったら私も一皮剥けるきがするのだけど。なかなか、自分のことばっかなんですよね。反省。
*ちなみに、この橋本先生のエロスにハマって、我慢できずにキンドルで『ビトゥーンザ~』買いました。買いましたよ。いや、1巻感想で「今年一番良かったかも」って書いたけど、さて。私の一番好きなBL漫画って『ファインダー』とか『クロネコ彼氏』・・・やっぱエロスかよって頭痛くなってきた。あぁそうです。娘時代に『レン主義』読んでんのがクラスの男子にバレて、超からかわれ(ドン引きされ)たの、あたしです。うわ、この表紙、ほんと懐かしい・・・。
でも、分かってたけど、
あぁ~くぅ~ッ
白抜き・・・酷い・・・恨めしい・・・こんなにキンドルを恨めしいと思ったことが未だかつてあっただろうか!!否、無い!!
来月だな~お小遣い入ったらいっきに本屋さんだな。