ピッコマ

宮に咲くは毒の華

71話 感想

テル/Ga-yan/

シン ジサン

 

~妲己の記憶はどうなってるの?~

 

 

 

 

雪蘭(ここは王宮のどの場所とも違う

 

まるでぽつんと切り離されたかのように華やかな宮に背を向けひとり自然に埋もれ他の場所とは違う風が吹く 邪魔する者はいないが限られた人にしか立ち入ることを許されぬ場所

 

東宮・・・

 

ねぇー・・・

 

陛下がお嫌いなお前はどうしてここにそうしっかりと立っているの?

 

まるであのお方のように)

 

(この美人な妲己のカット、久しぶりですね。今はなんだか、記憶をなくしているようですし・・・早く記憶が戻らないかな・・・心配です)

 

 

 

東宮を歩く雪蘭のところに、陛下がゆっくり近づいてくる。

 

 

雪「お会いしとうございました 何かあったのですか?顔色が・・・」

 

言「・・・そなたこそここで何をしておる?あめも降っているのに」

 

雪蘭の頭に手を置く言。

 

雪「少し・・・考え事をしていました」

 

ポッと頬を染める雪蘭。

 

(ここでイラッとした人、います?ふふふ。何かイラッですね。なんでだろう。もう悟りの境地に達したはずなのに・・・無断で東宮に入って来た雪を罰することもせずに、あまつさえ頭に手を置いてる暇があるなら、雨の日も風の日も妲己を見張るあの2人を見習って欲しいものです。オンブバッタがごとく妲己に張り付いていて欲しいものです。)

 

言「そうか」

 

雪(お答えすると申し上げてから訪れない陛下を待ちわびてどれほど胸が苦しかったか分からないでしょう?)

 

雪「陛下の・・・女になりとうございます」

 

 

 

 

(・・・・・・・・チッ)

 

 

 

 

 

 

言(どうして私はこの瞬間にも小華のことが頭に浮かぶのだろう 抱え込んだ想いを打ち明けて私に全てを捧げようとしている雪蘭を目の前にしてなぜお前を思い浮かべるのだろうか?どうして・・・

 

だが私には雪蘭が必要だ

 

彼女の持つ条件が)

 

 

 

(これ、あれかな。大分前に皆さんで”ネタバレ予測”していた・・・あの・・・きっとラストの大事な伏線ですかね)

 

 

 

 

言「そう緊張するな そなたの気持ちにはきちんと応える」

 

ギュッ

 

(んんんんん???ここでそんな”ギュッ”とか要ります??うわー言やだわ~そういうサービス不要)

 

 

 

言「何も案ずることはない」

 

 

 

(案ずることだらけなんですけど・・・)

 

 

 

 

言(だが、自分の気持ちが分からない 顔を見れば怒りがこみ上げるのに見なければ会いたくなるお前の慕う緋温が殺したいほど憎く毎日のようにお前を見守っているあの者を八つ裂きにしてやりたい なぜこんな感情を抱くのだろうか)

 

 

 

なんだかんだ今日も妲己の様子を見守る言。

 

 

客「この皿は誰がつくったんだい?」

 

敏?「またですか?一昨日も昨日も・・・お伝えした通り最高の皿を焼くために山にこもっていらっしゃる職人の作品です」

 

小華「由衣が焼いたの琉依が土をこねて芽衣が形を作ったのよ」

 

 

(意味深・・・何なに??どういう新展開???)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●感想

 

言いやがりましたね。

 

この雰囲気を感じて、なんだかそわそわしていましたが・・・やっぱし。

 

「陛下の女にしてください」ではなく「陛下の女になりとうございます」ですよ。

 

憎い。この女が憎い。

 

いや、せっかく悟りの境地に達していたのに・・・何だろう。いやまさか、この流れで言が雪蘭を抱くとかありえるの??ありえないと思ったけれども、今までにも散々女官や側室とは致しているんでしたっけ。そういえば。

 

じゃあもう今更、雪蘭と致したところで・・・って感じなんでしょうか。

 

いやーほかの女官とするのと、「夢でお会いしましたね」なんて言う雪蘭とするのとじゃ、全然違うと思うのですが。