【ピッコマ】
宮に咲くは毒の華
70話 感想
テル/Ga-yan/シンジサン
●昨日、ブック・オフで立ち読みしてるとき、夫から「月がきれいだよ」とラインをもらったのに、漫画に夢中すぎて「了解」と返事をしたのにすっかり見るのを忘れてた私。今朝「昨日、月みた?」と夫に言われ
「・・・あー忘れてたわ」
ごめん、夫よ。そなたの妻は、花より団子だよ。月よりBL。月より萌え。
そんなわけで、こんにちは。常連さん、たどり着いた方、ありがとうございます!台風は大丈夫でしたか。いろいろニュースをみて思うところはありますが、浅知恵で何か言うことは避けたいと思います。
●本題「宮毒」70ネタバレありの感想
「その女があらわれた日にゃ一目見ようと男たちが続々と列をなすんだぜ」
自分が追い出したくせに、知らない間に美しい妲己がいろんな男の目にさらされてイラつく言。
ザマァですね。
もっと、苦しめばいいんです。妲己を手放したことを後悔すれば良いのです。
また怒って素手で湯のみを割って、手をケガしていますが、もう心配してくれる妲己はいません。
「誰か医者を呼んで。言の手当てを・・・」「いやいやお前が先に・・・」「いやいや、言が・・・」とコントやってくれる相手もいません。
血を流し損です。
その頃、雪蘭は、最近、言が来ない・・・と雨の降る庭を眺めながら立ち尽くしています。
「ライラックがお嫌いだったなんて・・・」
雪蘭は、皇太后に気に入られ、妲己のところから来た伊月にも優しく接するなど、人間的にもまぁできた女の役。破天荒な妲己と正反対になる存在。健気に言を思う姿が何ともいじらしく、それが読者のイライラを誘うことが多いけれど、感情移入しやすいキャラではあります。
でも、やっぱ、この子、どうしても当て馬感がいなめないので、こうなってくるとちょっと可哀想だなっていう心境になってしまう。
(そうだーもっと言に嫌われるようなことしてよー!!って思うのも2割くらいあるんだけどさ)
言がライラックの木から落ちたから、言はライラックは嫌いなのに、ライラックの花を匂い袋にして渡し、気分を害してしまった雪蘭。
ライラックが嫌いなのだって、木から落ちたことが直接的なcauseではなく、本当の原因は、妲己を思い出すからでしょう。
(「私にはあなたを罰することはできません」とかは、なんか、良いシーンなはずなのに、なんかイラつく。これ、何だろうね。良い子ブリッコの雪蘭は本当、変わらない。妲己は宮を出てなんか豹変してるのに。)
結論、
こういう雪蘭の切ない描写じゃなくて、もっとガンガン言を攻め立てていって欲しいですね。中途半端に同情引かずに、ずっと嫌ないやつでいて欲しいです。ごめんね雪蘭。
「どうして…陛下の中にはいつも…妲己様がいるんですか?」
えぇ?雪蘭・・・ちょっと待って。
今まで、自分が一番言に近づいているとでも思っていたの?妲己が毒の華なんて呼ばれてるからって、言の心には何にも引っかかってないとでも思っていたの・・・?お前の目は節穴かー!!って叫びたくなる場面ですね。あんなに思い合っているのに・・・妲己がいなくなったときだって血相変えて捜索させてたのに。帰って来たときだってお互い心配し合ってイチャコラしてたのに。
・・・やっと気付いたか。自分の中の黒い気持ちに。そうでしょう。自分が1番言に気に入られてるの。皇太后にも気に入られてて、自分ならスムーズに宮入りできるの。妲己に国母なんて大役は無理でしょう。そうそう。そうだよ雪蘭。妲己がじゃまだね。あんなワケ分からん意地悪い女は陛下にはふさわしくないわね。
雪蘭が黒い感情出すなら見モノです。
「姫様 私は姫様の侍女です」
伊月を本格的に雪蘭の見方に付けてどうしようってんでしょうね作者さんは。こんなに強く雪蘭の方に付くって決めたのに、雪蘭に優しくしてもらったのに、やっぱり妲己の魅力に抗えず、最後は伊月が妲己を選ぶ・・・そして自分を病んでしまう・・・みたいな展開になったら面白いんだけどな。
まだいろんな伏線が回収されてないっていうか、そんなに効果的でない感じがして・・・先代王と妲己のお母さんの関係とか。妲己父がどう思ってるのかとか・・・。
70話って、何巻分くらいかな。これ無駄に長いから、まだまだ話が中盤にも差し掛かってないくらいだと推測するんだけど、どうなんでしょうね。さすがにもう中盤なのかな?
それにしても、妲己と言の幼少期の思い出はいつもご褒美ですね。
可愛い二人のエピソードと、しょう華の笑顔には癒されます。