春売り花嫁とやさしい涙
仁義なき嫁

紅月紅葉/


●あらすじ
仁義なき嫁、サイドストーリー
悲惨な過去を持つ男娼ユウキの心をバカなくらい真っ直ぐな愛で陥落する格闘ファイター上がりの能見!!

涙必至!!!泣いたー!!!





●感想



本編で、佐和ちゃん、あんなに皆とお風呂入りたがってるけど、誰も一緒に入ってくれないんだけど、ユウキと入れば良いよね。

そんなシーンいつか、先生、お願いします!

星花とか暁明とも良いんだけど、星花と入ったらそれだけじゃすまなそうで...あでもユウキがいれば大丈夫でしょう。


チィとの入浴も楽しみにしてるけどね。





レビューにも、書いたけど、


2巻でユウキが出てきたときから、可哀想だと思ってて、あれはあれでおいしい役なんだけど、周平のこと好きだっただけなのに、佐和ちゃんに手を出したからってお仕置き部屋行かされて、佐和ちゃんには啖呵きられて、、、


ほんっと、ユウキを幸せにしてあげてよ!!!!って思ってたから、これはマジでよかった。嬉しい。


そういうバックボーン無しでもかなり感動した。


本編「仁嫁」でも、あと一歩のところで泣けなかったけど(ホルモンバランス的に泣けない時だったんだと思う。本編も泣ける回たくさんあります)、これはうるうる号泣でした。


だってユウキの過去が悲惨すぎてずるいよ。


本当なら、現実ではここまで落ちた人間がこんなに幸せになれるはずないんじゃないか...と暗い気持ちになるくらいは悲惨だ。


すみれも悲惨なんだけどまだ若いし。いや歳は関係ないか。どっちも夢物語だものね。



ちょっと現実を思うと切なくなるけど、この話は、紅月先生の物語は、これでもかっていうくらいに夢の国ですから、本当に癒されます。生きる活力が湧いてくる程のエンターテインメントです。(実際は廃人、貴腐人と化して泥沼にハマってるだけのんだけど(笑))



まーとにかく面白い。



仁嫁ファンなら、間違いなく読んだ方が良い話でしたね。




能見のこと好きだけど、自分が汚れすぎててどうしようもなくて突き放すユウキの気持ちに号泣でした。これは、ずるいよーーー



能見のバカみたいにまっすぐな愛が、樺山のふかーくて優しい愛が、胸にグッとくる。



ユウキ、良かったね。
紅月先生、ありがとうございます。