仁義なき嫁 4

短編集

 

高月紅葉/

 

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●あらすじ

末端のチンピラさわきは、自分の組を救うため、大滝組若頭補佐(えろ色事師)の妻となる。←いろいろあって戸籍が女だから、違法だけど本当の夫婦に!!!

 

 

 

この話は、短編集もだれ買っても面白いです。

話の続きが気になると思うので、まずは短編集を飛ばして本編だけ読んでって良いんですけど、結局「短編集」も読むことになると思うので、1個ずつ短編集も読みながら順番通り読んでっても全然問題ないです。

 

順番通り飛ばさずに読むメリットとして、本編に即した短編になってるので、展開が新鮮なうちに、短編集読んだ方が良いってのもありますね。

 

短編集を全部飛ばして本編だけ読んでから短編に戻ってくると、「これ、いつのだっけ」ってなることがありますのでご注意を。

 

 

 

 

 

●プールバー

 

 

読み返してるとこですが・・・田辺こんなに初期から出てたんだ…

 

 

「なんだ、これ。衣装なのか」

「こんな趣味の悪いのは俺だって選びませんよ」

 

 

壊滅的なさわちゃんの洋服のセンスがまたイジられるおいしい回です。

 

この隠し撮り写真・・・何気に繋がってるんですよね。

 

田辺の汚さに関しては、もっと制裁を・・・と思うけど、最新刊(15巻)にて、いろいろ頑張ってるみたいだから、仕方ないということにしよう…

 

他の短編にて、田辺の最悪な行いが暴かれてるけど、

ヤクザの末端のチンピラ(昔のさわき)の扱いなんて、こんなもんか・・・っていうリアルなのかな。たぶん。

 

普通の顔した普通のチンピラなら、程程の上司に気に入られてまあまあ可愛がられて・・・みたいな人生でも良いかもしれんけど、さわきが下手に可愛すぎるから、手を出されそうになって拒んで嫌がらせされて・・・っていう壮絶なチンピラ人生だった。

ケンカ弱くてバカで、さっさと誰かのものになってたら、そこで小さな幸せがあったかもしれんけど、結局、上の人たちに都合のいいようにされてたんだろうなって思うと・・・やっぱこの展開しか、ありえないってなるわけですね。

 

 

 

 

 

さわきの住んでた長屋の屋根を直し、子どもたちにお菓子を配る周平・・・感慨深いわ・・・

 

 

 

 

夫婦だね・・・

 

愛だね・・・

 

 

まだあどけないさわちゃん・・・可愛い。

 

 

 

まな板ショーはだめにしても・・・童貞くらい切らせてやっても良かったんじゃないか・・・昔のアニキ分たちよ・・・。

 

まー受けは「処女童貞」か、「淫●な穴要因」・・・てどっちかに振り切ってるのがセオリーだけども。

 

 

 

 

●いくつかある大きな疑問の中の1つですが

 

 

この2人が惹かれあったのはもう、必然で自然すぎて。

 

岡崎は、本当に「周平に捨てられて傷ついたさわきをモノにするつもり」で結婚をすすめてきたのか甚だ謎。

 

 

さわきは、あのド天然タラシで、気付かぬまま周平を落とす。

周平は、落とされ、自分の培ってきた手管と「雄」でさわきをメロメロにする・・・

 

 

岡崎の出番無いって、なんで気づかなかったんだ・・・

 

 

最初からさわきを周平に、周平をさわきに救って欲しかったと考える方が自然なのだが。

 

 

あーまあでも、周平は誰も好きにならない男だったからか。

人生を諦め、奪われ、打ちひしがれて諦めの人生だったから、まさかさわきを愛するとは・・・あの潔癖なさわきに愛されるとは・・・予想してなかった・・・ということか。

 

 

 

うーん・・・

 

今となっては「何があっても絶対結ばれる2人」なだけに、岡崎の思惑が浅はかに思えてならんよ。

 

周平が惚れるかもしれない・・・そのリスクを侵してでも、「もしかしたら、うまくいけば俺のとこに転がりこんでくる」っていう淡い期待に賭けたかったのかな。

 

 

 

巻を追うごとに、岡崎も「包容力のある良い男」感が増してくるので、だんだん好きになりましたよ。

 

さわきの周りの良い男たちが、さわきを狙って列を作る・・・おいしい・・・

 

おいしすぎる・・・あざっす!!!

 

 

 

 

 

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