【BLノベル】

VIPシリーズ

あらすじ

感想①②

 

 

高岡ミズミ/佐々成美/講談社

 

 

 

 

すっかりハマってキンドルで大人買いです。

 

たぶん新章、連載中。

 

まずは、順番と1巻と2巻の感想です。

 

 

 

 

●●VIPシリーズ 順番

 

○第1シリーズ

1巻「VIP」 2005

2巻「棘」

3巻「蠱惑」

4巻「瑕(きず)」 

5巻「刻印」

6巻「絆」

7巻「蜜」

8巻「情動

9巻「聖域」

10巻「残月」 2016

 

○番外編「桎梗」

 BMオーナー宮原さんの話

 

○第2シリーズ

1巻「兆候」 2018

2巻「熾火」 2018

 

連載中

 

○高岡先生による番外編同人誌 

 VOL.1

 VOL.2

 

 

 

 

 

 

 

 

**そこはかとなく、ネタバレありです。

 

 

 

●第1シリーズ

1巻「VIP」 2005

 

 

 
 

 

 

 

 

 

○あらすじ 感想

 

 

成金の家に育った主人公、和孝。17で家出したけどいろいろあって大学を卒業と同時に宮原の経営する会員制クラブBMのマネージャーとなる。会員の一人が連れてきたヤクザにイチャモンつけられている和孝を、17のとき自分を拾ってくれたかつての恋人、久遠が助けてくれる。

 

「まさか・・・そんなはずは・・・」

 

声を聞いただけでビクビクする和孝、かわいいww

 

 

 

和孝がこないだ拾った男の子、聡が店に勝手にやってくるが、久遠と和孝のべろチューを見せつけられ泣いて帰る・・・とか美味しすぎる展開あざす!!!

聡かわいい!!おいしい!!!

 

 

そうこうしてると、ヤクザに拉致られ薬まで盛られた絶体絶命のピンチに、久遠が助けにくる。

 

 

 

 

 

「関係ない?忘れたのか。噛まれたのはお前だろう、和孝。拉致されて、薬盛られて、そのあとどうなった?俺に脚を開いて・・・」

「久遠さん!!」

 

ここで終わりかとおもいきや、このあと和孝を狙ったチンピラ「嶋田」に落とし前をつける場面が最高です。

 

 

*個人的に、これから読む人は、ここより先のネタバレは読まずに…の方が良いかも。

 

 

 

   

 

 

 

 

 

本当にこういう落とし前の付け方なのかは分かりませんが、ヤクザの世界(フィクションの)って最高だな。実際、反社会勢力とはなかなかお近づきになりたい人はいないと思いますが。

 

ここからちょいちょい出てくる砂川組。

 

スーツでビチっと決めて砂川組へやってきた皆さん。

 

久遠「砂川さんはこういってるが、お前はどう思う?和孝」

 

 

 

ああ・・・こことかもう最高すぎて…ひゃああああ・・・・皆の前で下の名前で呼ぶところ、良い…最高です。

 

 

「砂川さん、よろしいですね」

 

「・・・・承知しました」

 

うぁあああ・・・かっこいい久遠さんんんん!!!!

 

抱いて♥♥

 

私のスパダリは浅見だけと思ってたけど…久遠さんもだな。二次の世界だと浮気も許されるのか、有り難い。

 

指切って乗り切ろうとする嶋田に、「手足20本切っても何も変わらない」と一蹴する久遠さん・・・しびれます。

 

 

 

ラスト

 

「BMとお前はおれが守ってやる。その代わり逃げたら2万人と鬼ごっこ」

 

 

その言葉を試すように仕事を休んで湯治場へ逃げてみた和孝を久遠はすぐに追ってきてくれて・・・。

 

 

とまあ、これはもう、何と言っても1巻が最高なんです!!!1巻の完成度120点です!!

最後の水戸黄門ばりの痛快さ!!!

 

 

 

最高な物語でも読んでる途中に「あーここはもうちょっとこうでも良かったかもね」なんて思ってしまうこともありますが(好みの問題)、これはもう完全に全てがツボです。文句ないです。

 

 

 

とりあえずお勧めは3巻まで!!!

でも3巻まで読んだら、絶対続き読みたくなる…と思うんですよね。

 

痛快、爽快!そして、えろ!!!

 

 

大人っぽいので、慣れない人は絵が苦手…と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、私も最初は「渋いなーこの絵・・・」と思ってましたが、この絵がもうね、癖になるんですよ!!

 

何て色っぽくて綺麗な絵をお描きになるのか…皆さんが口を揃えて「絵が良い」ってレビュー書いてるのがよく分かりました。1番好きなのは「蜜」の表紙です。最高!!えろす!!

 

(第2シリーズで指し絵の先生が変わられたこと、ブーブー言ってるレビューをよく見かけますが、それはもう仕方ない!!!文句言うよそりゃ!!!私だって出来ることなら変わって欲しくない。佐々先生に戻ってきていただきたい。でも、2巻くらいまでくると、沖先生の絵もキリッとしてて色気あるな~って良いように思えてくるのでした。)

 

 

 

 

 

 

○2巻「棘」感想

 

 

 

まだ意地っぱりな和孝はそのままに、久遠のことを好きと認めたので、仕事帰りに久遠の部屋へ行っては体を重ねる和孝。

 

「忘我するほどの快楽」ですから、ここのえろシーンも最高です。

 

久遠の超豪華なマンションも必見!!マンションの最上階に数寄屋門て…本当にそういうとこあんのかな?

 

贅沢の限りを尽くしたマンション・・・こういうとこ誰が住むんだろって思ってたけど、こういう人が住むんだなあw

 

と久遠のマンションから帰ろうとしたとき、石原麻美…久遠の元カノからのハガキで彼女の連絡先を知ってしまい・・・ちゃっかり覚える和孝www

 

それから何度も何度も連絡してみたくてたまらないwww

 

 

そんなとき、BMに議員秘書の谷崎が予約なしに現れ、ナイフで脅され強引に和孝の家で3日間、居候することに。

 

久遠からの電話に出て、適当にごまかす和孝だが、「犬にエサをやらなきゃ・・・」の言葉ですぐ異変に気付く。

 

谷崎「ナイフで脅すような凶暴な犬だとは、相手も思わなかったかな」

 

和孝「・・・もっと凶暴なのがいますから」

 

 

家に帰ったら既に久遠がいて・・・

 

谷崎「もっと凶暴なって、こういう意味か」

 

「・・・。」

 

すてき!!久遠さんwww

 

 

 

 

BMをよく思ってない聡が拗ねて「でも行くくせに」

 

 

・・・これも可愛い。

 

 

谷崎の上司である議員の疑惑がニュースで放送されて早めに家に帰る和孝。

 

上司の黒い秘密、隠し金庫の鍵を持って飛び出したが、あとはゆっくりしたくなったという谷崎。

 

何度も電話をかけようか迷い、何ならワンコールしちゃってた久遠の元カノ麻美から連絡があって、会う約束をする。

 

 

麻美から衝撃の事実を聞き、久遠からの電話を無視していると早速、家にやってきた。

 

このね、聡や谷崎がいるのにお構いなしで無理やり寝室に籠る久遠さん・・・ご馳走さまです。

 

「逃げてどうするつもりだ?俺を忘れられるか?」

 

 

 

しびれる・・・

 

 

 

「俺のものだよな、和孝」

 

「・・・っ」

 

 

ご馳走さまです。

 

 

 

その気持ちも自分でケリを付けろと言われて久遠の事務所へ・・・

 

 

 

自分にしか上がれない土俵へと覚悟を決めた和孝。

VIPシリーズの良いところってたくさんある。

その一つは、和孝が女々しくなりすぎずに嫉妬したり、久遠を心配したり・・・と、その辺の匙加減が神がかってる所と思います。

 

女々しいところも可愛いんですけどね。

 

和孝なら何でも許しちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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以下、余談です・・・・

 

 

 

○ヤクザものお好きな方は

 

 

BLじゃありませんが、昔、母親が「静かなるドン!」大好きで、私も子どもの頃によく撮り溜めたやつ見せられてたんですけど…これも名作ですよね。ヤクザ好きなら一度DVD借りてみられることをお勧めします。

 

 

中山秀ちゃんさん主演です。

 

主人公のシズヤの思い人、秋野明美が、敵対する組の総長の奥さん(姐さん)と瓜二つなのがミソですね。

 

 

 

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