狂い鳴くのは僕の番
狂い鳴くのは僕の番 β
感想
楔ケリ/竹書房
●超簡単ざっくりあらすじ
(タイトルで分かる通りオメガバ作品です。)
→知らない人は「オメガバース」で検索
枕営業で課長まで上り詰めた烏丸Ω(31歳)。
幼い頃、父(Ω)が枕で育ててくれたことからΩが苦手(嫌い)な新人の高羽(25歳)。
接待でバンバンやりまくる烏丸に甲斐甲斐しく面倒みる鵜藤(33)。
部下の失態を取り戻すためにもやりまくる烏丸をいつの間にか好きになって、番となる烏丸と高羽。
●感想
この主人公、烏丸が、”囀る鳥は~”の矢代にそっくりだ。
矢代をそのままオメガバにつっ込んだらこうなった・・・みたいな感じだ。
(矢代はドMでやりまくってるだけで、頭もよくて根性も座ってるという設定だったか。
烏丸は、○液飲むの苦手だし、Mっ気はあってもドMというわけではないんだろうけど、複数の人に枕して仕事で成功してるところが、かなりカブります。)
いや、面白いんだけど。
面白いから良いんだけど、最近”囀る~”読んだばっかだからそう感じるだけかしらね。
エロ多用で登場人物がとにかく「かっこいい」から面白いけど、高羽が烏丸を好きになった描写がちょっと・・・「イキナリすぎません?感」あった気がする。所見だけで、読み返すと気にならんのだが。
マロニエ読んで・・・しばらくエロは良いわ~と思ったその頭で・・・やっぱりBL面白いな・・・と思ってしまったあたし。ごめん。
別ジャンルだから良いじゃんね。
サバの味噌煮好きだけど、フレンチも良いし。
たまにはトルコ料理やメキシコ料理にドハマリしても良いだろう。
(どれがどれ、とは言わんが)
これちょっとレビューみたら、皆さん、大絶賛ですね。
やっぱそうか・・・皆考えることは同じなんだな。うんうん。
1巻は、やられ(やらせ)まくってた烏丸(Ω)が、ちゃんと自分を大切にしてくれる(α)高羽と番になって、よかったねー!!!って感じのラストなんですが、やっぱβメインの2巻から不穏な感じが・・・切ない感じが全開で・・・
烏丸の幸せライフが観れるのが心の救いなんですが
*(高羽の父に烏丸と会いに行ったときのこと。
公園で高羽の兄が子どもたちとキャピキャピ遊んでるの見ながら、ベンチで「ごめん」って烏丸がお腹押さえながら謝ってますけど・・・まさかヤリすぎと薬乱用しすぎで子ども出来ないとかあります??そんな話まだ出てないですよね??高羽も「あなたがいれば良いんです」なんて言ってるから、何事???って勘ぐってしまいましたが。単に心を病んだお父さんに会って当てられちゃっただけでしょうか?まだβの2巻読んでないから気になる・・・。別に「子ども産むだけが全てじゃない派」だけれど、本来、設定的に「産める」はずのΩが産めないのは可哀想だ。)
あと、昔の烏丸の恋人「飛永」さんは、高羽が現れてから、今更「番にならないのか?」なんて言ってたし
高羽が「どうして番ってあげなかったんですか」って聞いといて返事は聞けてなかったので・・・何か彼にも思うところあったんでしょうか?これから飛永の思いも登場するんでしょうか?
烏丸に酷いこと言った雀部にちょっとキレた高羽の手をとった烏丸の言葉
烏丸「ごもっともだと思うよ。雀部くん。」
「その気持ち、ぜってー忘れんなよ。俺みたいになるのが嫌ならな」
あーん
しびれますね。(電気屋さんの子。/コクリコ坂)
イチャラブしてる2人にも萌えです。
***
あ・あ・・・
・・・・・・・。
β2巻のレビュー読むと・・・やっぱし、雀部Ωと鵜藤βの2人はそういうことになるわけですね。
怖い・・・
でも楽しみだ・・・はやくツタヤ行かねば。
余談ですが
おすすめハッシュタグに「枕営業」とか「番」とか「狂い」とか出てくるの、なんか恥ずかしいわ。