転生したら王女様になりました
98~100話 感想
●98話
サラッ
風が吹く。
窓の外からジンスが登場して、頬を赤らめるサンヒ。
サ「ぷっ お味噌汁って何?」ふふふ
じ「あ・・・昔の俺だって気付いてないのかと・・・」
サ「だけど味噌汁はないでしょう」ははは
ジ「だって何も言わないから」
サ「まさかこんなに早くこっちのジンスに会えるとは思わなかったから・・・」
会いたいときにきてくれた喜びと相まって、いつもより素敵に見えた。
サンヒの身に危険が迫ったりすると、記憶が刺激されて本来の自分が出てくるのだというジンス。
いつか完全に戻れるよねと笑顔を見せるサンヒ。
こうしてまた会えてうれしいよ・・・・
キスをしようとした2人のもとへ
ナ「何してるの?」とナイト登場。まだ結婚まえですからとじゃまをする。
サ「ナイトさま・・・」
ナ「男が王女様の部屋にいることを陛下が知ったらどう思われるでしょうか。」
あと1か月で結婚なのに・・・
ジ「それならずっとそこにいろよ」にやり
ジンスは、サンヒの部屋にぎりぎり入らないよう配慮して窓の外から声をかけていたナイトを尻目に、スペシャルフィールドを作りサンヒと2人きりになろうとしたが
パリン
妹ラブな悪ガキがフィールドを割って入ってきてじゃまをする
「よー!ジンスじゃん?俺とあそぼーwww」
***
王宮では、サンヒの結婚式がもうすぐだな・・・と陛下とアレックスが話をしている
●99話
木の上から、はははと、素敵な笑い声が響く。
こんなところじゃないと話せないものね・・・とサンヒとジンスが話をしている。
じ「あんまり時間もないし、2人きりになる場所もないしね」
校内ではクリスやフリージアの目も気になるし・・・
部屋にはジュヒョンナイトもいるし・・・最近よく出てくる気がするし・・・
2人きりのフィールド作っても悪ガキがじゃまするし・・・
サ「なんかじゃまされてるみたい・・・」
サ「ほんとだね」
でも、手紙を書くと陛下に届けに行くからナイトがいなくなるんだと喜ぶサンヒ。
わざわざ手書きなの?と羨ましがるジンスに、自分は魔力が使えないから機械が動かせないのというサンヒ。
ジ「魔力電池があるだろう。貴宝なら1つくらい与えてくれるんじゃない?まあ・・・サンヒの直筆が陛下も嬉しいのかもね」
今までなら、女の私にありえないよーと流すところだが、自分のために国を乗っ取った前科のある父に、ありえるかも・・・と思うサンヒ。
でも、そういうの(男尊女卑)すぐに忘れさせてあげるから待ってて。と嬉しそうなジンス。
さ「どうやって?」
じ「あと1月で俺達、結婚じゃん」
さ「!!!もうそんな時期?」
じ「結婚したら女だからって無視しないようしてあげる。たとえ陛下でもね」
ぎゅ
サンヒの手を握るジンス。
さ「ありがとう。でもそれより早くずっと今のジンスでいられるようになって欲しいな」
じ「うん。頑張るよ」
また頭痛が・・・と言って戻ったジンス。
次はいつ会えるんだろ・・・と浸っていたサンヒのところにフリージアがあらわれちょっと焦る。
後ろめたいし・・・やっぱフリージアに話してみようと決心するサンヒ。
愛ってこの世界にはあまり使わない言葉だけど・・・一生懸命説明して、分かってくれたフリージア。
フ「へぇ・・・愛ってそんなに深い意味があったのね。使わない言葉だから知らなかった。つまりその人に何でもしてあげたくなるほど好きってことね。サンヒはその感情をジンス様に抱いている・・・」
頷くさんひ
フ「簡単に、結婚を前提にお付き合いを申し込んだ自分が恥ずかしいわ。私は皇女だから当然トップクラスの人と結婚しなきゃと思ってジンス様に目を付けただけなの。父上もジンス様のことを気に言ってるし・・・それだけだったのよ。」
愛する人との結婚か。・・・・私もそんな人を探してみるわ!!!!と簡単に和解した2人。
こんなにあっさりいくなら、もっと早く相談すれば良かったとおもうサンヒ。
***
その頃ジンスはやはり頭痛になやまされ、このまま少しずつ慣らしていけば、元の俺でいられる時間が長引くはずと耐えていた。
サンヒ・・・待っててくれ・・・結婚式は今の俺で迎えたい・・・
こんこん
そこへ”あのお方”がやってきたので扉を開けるジンス。
ジ「准将?」
扉を開けたらすぐにバッと魔術をかけられ気絶するサンヒ。
どうやら使い勝手の良いコマとして手先にするため、ジンスの記憶を封じる魔法をかけている様子。
臣下「どうします?」
准将「どうするもなにも。二度と目覚めないよう封じ込めろ」
キッキッキッ
暗闇の中で奇妙な笑い声が響く
※(この准将ですが、面倒だから飛ばしてましたが、たぶん帝国の皇帝の近くにいた影かな。皇帝に命令?してたっけ?謎の人物・・・不穏な影ですね。せっかくジンスが記憶を取り戻せそうだったのに・・・ガーン)
●100話
ナイト「王女様、配達に参りました」
ん?配達?
ナ「何してる。入りなさい」
扉を開けて入ってきたのは、コリョのお城でずっと世話をしてくれていたスジンで、大喜びのサンヒ。
スジン「サンヒさま!!」
サンヒ「スジン!!!」
抱き合って喜ぶ2人。根性悪への手紙にちょろっと書いただけなのに、早速スジンを送ってくれた・・・こういうことされちゃうと、本当に私のこと大切にしてくれてるなって思ってしまうサンヒ。
でもそれならなぜ、携帯電話とかはくれないのかと不思議なサンヒ。
配達が終了したので失礼しますと消えたナイトに、「人なのに配達とは・・・気をつけるよう言わなきゃ」と心に誓うサンヒ。
スジン「突然ナイト様のところへ行くよう言われ、殺されるのかと思いましたwww」
スジンは私が殺されそうになったころ、知らないんだ・・・波乱万丈なこの学園生活を思い出すサンヒ。
でも、スジンには黙っておこう・・・心配させたくない。
友達もできた・・・
ジンスとも上手くいってる・・・
順調だよね・・・と前向きな想像をするサンヒ。
・・・あれ でもそういえば
あれからジンスみてないけど、大丈夫かな・・・
どうしてこないの?
最近は毎日のようにきてくれてたのに・・・と不安を募らせるサンヒ。
お菓子を食べながら、今日も来ない・・・と悲しくなる。
そこへ、悪ガキがばーんと登場。
がき「おい!ワン公!!良い知らせが入ったぞ!!!」
がき「お前の結婚の延期だぞうだ!!!!」
嬉しそうな悪がきと対照的に、当然、驚くサンヒ。
なぜ良いしらせなのよ・・・
サ「どうしてですか?」
がき「ジンスがプリオンナイトに復帰するから当分戻って来れないそうだ。おかげで俺ともっと遊べるだろう」ニコニコ
サ「え・・・」
今日が学院で最後の日らしいと聞き、もう会えないの?と走り出すサンヒ。
本当のジンスじゃなかったら無視される・・・と不安に思いながらも部屋の前まで来てしまったサンヒ。
でもこのまま何も言わずに見送れない・・・
次何時会えるか分からないから勇気を出さなきゃ
ガチャ
扉を開けて出てきたジンスはやはり、記憶がないジンスで
ジ「サンヒ?何しに来た?」
サ「そ・・・それが・・・あの・・・」
うつむくサンヒの目が、ジンスの手に持つ鞄をとらえる。
本当だったんだ・・・荷物までまとめて・・・・
この目は私の知るジンスじゃない・・・
これじゃ何も聞けないよ・・・
ジ「用がないのなら忙しい」
ドンッ
ぶつかりながら何も言わずに去ろうとするジンス。
ーーーあの力に結局、負けてしまったの?
どうして急にいなくなっちゃうの
何かあったの?
だめ!!!いかないで!!!
永遠に会えなくなるような気がする
サ「ジ・・・ジンス様!!!お待ちください」
袖を掴んで引きとめるサンヒを振り返り、冷たい目線でぎろりと睨むジンス。
ジ「なんだ?」ギロリ
サ「あ・・・」
ジ「離せ!!!忙しいと言ってるだろう!!」
バッと振り払われるサンヒ
サ「きゃー!!」
さっとナイトに受け止められるサンヒ。
ジンスは、汚らわしい手で掴みやがってと捨て台詞を吐いて去って行った。
ーーー何かあったに違いない
いくらなんでも、ここまで冷たかったことはない・・・
ジンス・・・
***
あの日以降、ジンスからの音沙汰が一切なくなってしまった。
ジンスのことが心配で不安で憂鬱だけれど、友達がいるから頑張れそう。
すると、クリスやフリージアが、最近元気のないサンヒを心配して、コリョに旅行に行こうと言いだす。
●感想
これは初の「危機」らしい「危機」ですね。
今までの危機はちょろすぎたのでw
ジンス・・・完全に記憶なくなってる。
どうやって戻るんだろう。
やっぱ「愛と味噌汁の力」しかないよね。
記憶を取り戻すために味噌汁を作って飲ませる・・・とかいう展開じゃないかな、と予想。
ナイトも、ジンスがサンヒの部屋に入り浸ってたこと知ってるし、この変わり方は変だな・・・って何かアドバイスくれたりしないか、と期待。