「宮に咲くは毒の華」

原作/テル

ピッコマにて3話まで無料配信中。

(4話からは24時間たつと次の話が読めます。)

 

 

国・・・銀の国

[登場人物]

◆14代王(天子)

 陳 明帝 ちん めいてい

◆明帝の妻?

 皇太后

(今までは皇后と表記)

◆明帝の息子 

 言 げん

◆白 小華 

 はく しょうか

 (妲己 だっき)

◆小華の父

 白 秀英 はく しゅうえい

◆明帝の臣下?

  緋温 ひおん

◆従属国の姫?

 悠悠 ゆうゆう

◆小華の異母姉妹?

 敏

 

↓ピッコマへ

https://piccoma.com/web/product/3130

 

 

 

●40話 ネタバレあらすじ

 

 

はあ・・・一体どうしたものか

 

 

言は妲己の粗野ぶりに頭を悩ませながら廊下を歩いていると、妲己の父、秀英を見つけ呼びとめる。

 

言「大師、帰るのか?私と一杯どうだ?」

 

大師「え?」

 

言「久しぶりに2人で飲みたい」

 

 

 

 

 

机で酒を飲む2人

 

言「子どもの頃、偶然、父上と話しているのが聞こえた。あのときのあの言葉を聞いていなければ、小華を側においていたかもしれない。百姓から尊敬されるそなたが、なぜ家族にあのような酷いことをしたのだ?」

 

一体なぜ・・・

 

言「私は小華をみると怒りを感じる・・・」

 

秀英「陛下・・・お願いがあります」

 

・・・?

 

秀英「あの子が許せない行いをしたり到底側におけないと思われたときは、どうぞお捨てください」

 

あの子は母親に似ました。母親のように生きないよう

 

心を鬼にし、残酷に捨てていただきたい。

 

再び会うことを恐れるように。

 

言「何を言っている。それはできぬ。」

 

秀英「私が折った華です。俺た華は二度と真っ直ぐには戻れないということを今痛感しています。」

 

言「いい加減にしろ。私は捨てたりしない」

 

ダンッ

 

机を叩く言。

 

年寄りが酒に酔ってとんだうわ言を申しました、忘れてくださいと、笑ってみせる秀英。

 

 

 

**

 

母親に似てしまった小華か・・・と一人、物思いにふける言。

 

母親のようにならないようにだと・・・

 

あんなことがなかったら・・・

 

どんな女になっていただろう・・・

 

初めてお前を見た日

 

華のように艶やかだったあの姿のままとても美しい女に育っていただろうか?

 

今の弱みを見せない狂気の妲己ではなく、あどけなく笑う可愛らしい小華がそのまま大人になった姿を想像してみる言。

 

 

 

 

***

 

 

 

その頃、太后は、妲己をやっつけるのに麗姫の事はさっさと見切りをつけ、今度は雪蘭に目をつけているらしい。

 

麗姫が来ても会わず、部屋に雪蘭を呼んでいた。

 

王宮内では利害損得が大事とはいえ、麗姫をじゃけんにするのはまずいのでは・・・と心配する侍女。

 

皇太后「妲己の侍女に酷いめにあわされたとは本当か」

 

雪蘭「え・・・大したことございません」

 

道を歩いていたら妲己の侍女に水をかけられたことを思い出す雪蘭。

 

 

どうしてそんなことをするのですと問うと、妲己の侍女たちは、汚いものが転がっていたから掃除しただけよ笑いながら言い放ったのだ。

 

 

皇太后「そなたの人柄は私が1番分かっている。これ以上訊かないでおこう。しかしこの宮中でそなたを助ける人間は私だけと覚えておきなさい。妲己の悪行に対抗するには私の力が必要である」

 

妲己を懲らしめるために使えると思っていたけれど・・・

麗妃とは違い発言もしぐさも本当に美しい・・・

 

と雪蘭を気に入った太后。

 

 

 

 

●40話 感想

 

言は「到底側におけない」と思ってるよな。既に。

 

なのに捨てないのはむしろ、残酷ではないか。

 

言は優しいところがある。優男。

本当に大国の王かよって言いたくなるくらい女に関しては優しすぎる。でも、優しいが為に残酷。

 

秀英の話を抜きにしても、どうせ抱かないから自由にしてやってくれと思うよ、私も。

 

言のことは忘れて生きた方が小華も幸せさ。宮中にいたら出会いも何もあるわけないし。(そういや緋温はどこ行った。もう出ないのか。)

 

ラストで小華は言を手に入れられるのか知らんけど、このまま結ばれずに終わるならば、もういっそ手放して自由にしてやってくれと誰もが思う・・・はず。まだまだ先が見えなさ過ぎてしんどいもん。

 

伏線、張りすぎでしんどいですよね。

 

(ここを耐えれば面白くなるんだろうか・・・?)

 

早く伏線回収してくれよ。

 

 

:::::

 

 

言の言う「あのような残酷なこと」とは、秀英が側室とその子供(敏)を愛して、妲己と母親を放置してた時期があることについて・・・かな。妲己には、母親が病気で構ってくれず、父は側室とキャッキャうふふで、寂しい思いをした時期があったこと知ってて、なぜ優しくしてやらんのか不思議です。

 

ーーーえ?寂しい過去もあって、あんなねじ曲がってるんだよねえ?あれが素だったら、「ただの悪女」じゃん!!!

 

秀英は「折れた華は真っ直ぐになれない」と言っていますが、そんなことはないでしょう。

小華に必要なのは、そんなつまらない会話ではなく、真っ直ぐで直接的な「分かりやすい愛情」のみです。




お父さん(秀英)ね、小華のこと心配して大切に思ってますみたいな雰囲気出してっけど、全然、考えてない!


言も「私は捨てたりしない」とか言って、一応の小華への情を表してますが、ほんっとーに、「一応」だな!

「本当の小華の幸せ」考えたことあんのか言!!!好きすぎて抱けないとかいうくらい愛してるなら、何もかも失ってしまうかもしれない恐怖と戦ってでも抱いてやれよ!!!愛(態度)で示せよ。それか、解放してやれよ。手放すことも愛情だよばかたれ!!!


上辺だけの2人の会話がまじで茶番にしか見えない。



ペラッペラなんだよその会話!

 

 

 

::::::

 

 

それよりこっちのが腹立つんですけど。




妲己の相手になるには、皇太后と雪蘭じゃ、弱いっていうか役不足っていうか。何か物足りない。(まだ実力出してないだけとか言う?)

 

妲己は、望むものは必ず手に入れる女で、言の寵愛を受けた女たちを暴行して始末してしまうような女だぜ。やられたら自分の可愛がってる侍女も痛めつけるような女だぜ。愛する言に「気色悪い」とか言われるような女だぜ。

 

良い子ぶりっこの雪蘭と、妲己に言い負かされる皇后じゃ・・・お話になりませんわ。

 

そういうところが茶番。

ぬるい。

この物語は、女の戦いがつまらん。

 

と、いう感じで文句しか出てこない回。