宮に咲くは毒の華 31話
原作/テル
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(4話からは24時間たつと次の話が読めます。)
国・・・銀の国
[登場人物]
◆14代王(天子)
陳 明帝 ちん めいてい
◆明帝の妻?
皇太后
(今までは皇后と表記)
◆明帝の息子
言 げん
◆白 小華
はく しょうか
(妲己 だっき)
◆小華の父
白 秀英 はく しゅうえい
◆明帝の臣下?
緋温 ひおん
◆従属国の姫?
悠悠 ゆうゆう
◆小華の異母姉妹?
敏
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以下31話 ネタバレ 感想です。
あの日の真相は・・・
言は妲己を無視して店を出たが、風馬という言の付き人に妲己の保護を命じていた。
報告に参じた風馬。
言「で、どういうことだ。昨日確かに、店に残り妲己を守れと言ったはずだぞ。妲己はどこへ行った?」
風馬「へ・・・陛下・・・」
言「どうなっていると聞いている!!!」
風馬「それが・・・陛下が店を出られて例の男を取り押さえている間に妲己様を見失ってしまいまして・・・」
言「見失った?」
臣下「ではどこに行かれたと??」
風馬「私が男とモメている間に出て行ったようです。私が後を追ったときにはもう姿は見えませんでした。」
私を処刑してください!!と頭を下げる風馬。
妲己が男に肩を抱かれる様子を思い出す言。
”ーーー・・・姿をくらましたのか・・・”
言「店を出るまでの妲己の様子は?」
風馬「すぐにでも正気を失いそうなご様子でした。とても辛そうに・・・陛下に出しゃばらないよう言われていたので、静かに観ていたのですが・・・あのような屈辱を感じておられる姿を見ていると・・・仕方なく・・・」
仕方なく助けに入ったは良いが、モメている間に妲己を見失ってしまったと。
言「・・・。」
言は風馬に、すぐに妲己を探して来いと命じた。
言「必ず見つけろ!!!」
:::
まだ雨が降っている王宮。
言「くそ・・・!!」
私を尾行し公務を邪魔した罰のつもりで、あのような辱めを受ければもう王宮の外をウロつくことも無かろうと思っていたが・・・!!!
言「またこんなことをして・・・!!!
許せぬ。」
:::
陛下のもとへ風馬たちが帰ってきた。
言「いたか?妲己は?」
風馬「それが・・・妲己様は見つかっておりませんが、妲己様を見たという目撃情報を得ました。
妲己様だと思われる女性が近くの山に入ったという話をきき、山にいきました。そこで会った老人が妲己様を見たと。」
風馬「自分は、雨が降っていたので急いで下りて来たそうですが、女の泣き声が聞こえたと証言しています。とても悲しそうだったので声の聞こえる方に行ったら、天女のように美しい女が泣き叫んでいたと。その様子が美しすぎて不思議だったので声がかけられず山を下りたそうです。」
言「妲己が泣いていたというのか?」
・・・話にならんと笑う言。
しかし風馬は老人の話す女の身なりも妲己に間違いないという。
言「それでどうなった?」
風馬「それだけです」
激しく雨が降っている。
言「それ・・・だけ・・・」
風馬「その・・・」
言「良いから全て話せ。」
風馬「男が言うには、妲己様がいらした皮は普段水位が低い所ですが、雨が降ればあっという間に水かさが増し流れが速くなるので・・・あんな状態ではそれにも気づかなかっただろうと・・・おそらく流されたのではと・・・・」
風馬「お言葉ですが陛下・・すぐに川周辺を捜索した方が・・・」
臣下「川に魚を取りにいった子どももよく溺死する事件が起きている川だそうです。」
言「ーーーーー・・・。」
臣下「どういたしました?今すぐ捜索を・・・」
バリンッ
臣下「陛下・・・血が・・・」
言は震える手で、持っていた湯のみを割り、手から血がダラダラと出ていた・・・。
〈31話 感想〉
ほーら言。こういうことになるんだよ。あんな分かりにくい罰を与えるから・・・。
私が妲己だったらもう言のところには帰りたくない。
せめて真顔で戻って暇乞いをします。
あんなことしといて、いなくなったら心配するって理解不能だけど。しゃーなしで明日も読む。