「宮に咲くは毒の華」
原作/テル
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(4話からは24時間たつと次の話が読めます。)
[国]・・・銀の国
[登場人物]
◇14代王(天子)
陳 明帝
ちん めいてい
◇明帝の妻?
太后
◆◆明帝の息子
言 げん
◆◆白 小華
はく しょうか
(妲己 だっき)
◇小華の父
白 秀英 はく しゅうえい
◇明帝の臣下?
緋温 ひおん
◇従属国の姫?
悠悠 ゆうゆう
◇小華の異母姉妹
敏(秀英の妾の子)
◆妲己付き女官
杏 しん
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以下18話 ネタバレ 感想です。
小華は夢をみていた。
幼い小華は言を呼ぶが、近づくなと怒った顔を向けられる。
小華「どうして?」
言「お前が嫌いだから」
小華「そんなこと言わないで・・・
池に落としてごめん。
でもそれは言が・・・
言・・・行かないで。」
一人にしないでよ・・・
怖いの・・・
桜の下で一人泣く小華。
誰も来てはくれない。
***
小鳥のさえずりで目覚めた妲己の側には女官、杏がいた。
杏「もう少しお休みください。まだ・・・外は暗いです。」
妲己「雨が・・・降ってるのね」
杏「え?・・・ああ・・・明日には止むそうです。」
晴れているのに・・・と驚いた杏だが、すぐに妲己の話に合わせ、にっこりする。
妲己「お母様は・・・」
杏「!!」
妲己の母はもういないのに・・・
幻覚を見ているのか・・・記憶がおかしくなったのか・・・
杏はまた、おかしなことを言う妲己の話に合わせる。
杏「朝、早くに発たれました。」
妲己「雨がこんなに降っているのに・・・?」
杏「駕籠(かご)に乗って行かれたので心配ありません。」
妲己「なんで・・・私を置いていったの・・・。」
杏「ぐっすり眠られていたので」
妲己「待つって言ったのに・・・」
杏「笑ってましたよ。嬉しそうに・・・」
・・・・・。
妲己「ふざけるな!誰に嘘をついてるの!!」
突然、怒り出す妲己にあわてる杏。
杏「妲己様・・・」
妲己「私を置いていくなんて!そんなはずない!!
あの卑しい女がそう言えって言ったの???
それともお父様の命令???」
杏に掴みかかる。
妲己「すぐに部屋の扉を開けよ!
この目で確かめる!!」
起きたばかりでだるいはずの体を起こし、外へ行こうとする。
杏「妲己さま・・・」
妲己「違う・・・そんなはず・・・お母様は私を捨てたりしない・・・」
崩れ落ち、床に手を着く妲己。
杏「妲己さま・・・私と一緒に宮殿へいきますか?」
妲己は、宮殿と聞きぱっと顔を上げる。
妲己「宮殿??」
杏「はい。
殿下がいらっしゃる宮殿です」にっこり
・・・。
妲己「・・・殿下って、言?」
・・・言・・・
そのまま気を失う妲己をまた寝台に寝かせる杏。
・・・妲己様・・・
・・・一体どこを彷徨っておいでなのですか・・・。
・・・いつの時間で迷子になられているのですか・・・。
・・・どうか・・・誰にも気づかれないよう・・・
・・・この長く続く心の病を・・・。
***
妲己は、ときどき自分に問う。
なぜこんなにも自分は言が好きなのか。
・・・実は私にも分からない。
あの日・・・東宮で初めて彼に会い、そうなった。
妾と妾の娘・・・幸せそうなお父様。
まともに抱きしめてくれたことのないお母様。
あの大きな家で一人ぼっちだった。
使用人さえ私をばかにした。
わがままを言わなきゃ、悪いことをしなきゃ、欲しいものなんて手に入らなかった。
幼い頃から、この世はとても大きな恐ろしい戦場だった。
でもあの日見たの・・・
たった一度、初めて会った日、言が小華に優しく笑いかけている姿を思い出す小華。
その瞬間、世界が変わったと涙を流す。
あなたに出会ったあの瞬間だけは・・・。
<19話 感想>
重すぎて特に感想なし。
言との絡み早よ。
凄くよくできた父なのに妲己があまりにもねじ曲がってるからどんな育て方したんや?と思ってたけど、絵に描いたように、両親からの愛情を受けられずに育ったんですね。周りの人も大事にしてくれず、言に一目ぼれしてからずっと追い回している・・・と。でも小華が求めたものなんて言だけだろうに早く幸せになった方が良い。うん。
「主に泣いてます」的な。美人が意外と幸せじゃない典型か。