漫画「かくりよの宿飯
あやかしお宿に嫁入りします。」
衣丘わこ/友麻碧/角川
ピッコマにて1~2話まで無料配信中
[登場人物]
◆津場木葵
つばき あおい
◇葵の祖父
津場木史郎
つばき しろう
◆大旦那様(鬼神)
◆若旦那(九尾の狐)
銀次 ぎんじ
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以下 3話 後半のネタバレ感想
葵「ねえあの鬼、大旦那様ってどんな人なの」
銀「大旦那様は素晴らしい鬼ですよ。冷徹で残忍かつ懐の深いお方です。」
なんか矛盾してない?
銀「いえいえ素敵な方ですよ大旦那様は」
実に鬼の中の鬼!鬼神様でございます。
従業員には慕われてるし、八葉(はちよう)の一角を担っているお方です。
葵「八葉?」
はい。隠世(かくりよ)には中央に妖怪の王様が鎮座する神殿があります。
そこから8つの方向に異界とつながる重要な土地があります。
八葉はその土地を管理するあやかしの肩書であり、その一人が北東の地、”天神屋”の大旦那様。
銀「要するに大旦那様は隠世でも偉い・・・大妖怪なのです!」
葵「ふーん」
いなりを食べながらの葵。
あやかしの世界にもいろいろあるのね。
葵「北東ということはここは鬼門なの?」
銀「そうです。ここは鬼門に位置する宿でして、異界への出入りの際多くのあやかしに利用していただいています。」
鬼神の大旦那様を筆頭に、九尾の狐の銀次が若旦那、番頭の土蜘蛛、女将の「一つ目」、雪女の若女将、がいる。
ちなみに大女将の地位は空いている。
・・・やっぱり妖怪ばかりと落胆する葵。
さきほど大げさに葵に敵視をむき出しにしていた土蜘蛛は、大旦那様を特別に慕い、葵の祖父、史郎にも因縁があるようだと聞く。史郎の孫娘と大好きな大旦那様との結婚を認めたくないんでしょうねと銀は言った。
葵「おじいちゃんてやっぱりここのあやかしたちに嫌われてたの?」
銀「史郎殿は、それは凄い霊力を持った人間だったので・・・何と言っても楽しいことが好きで羽目を外しすぎるところがありました。例の借金騒動の檻も、飲みすぎて見境のなくなった史郎殿がやんちゃの末、宿を半壊させてしまう出来事があり・・・借金がどんどん膨れていったのです。」
葵「おじいちゃん・・・一体何を・・・」
銀「土蜘蛛はそのときのことを根に持っているのでしょう。うちの宿では8割が史郎殿を嫌い2割は崇拝しています。」
葵「こんなところで私にできることはあるのかしら」
銀「うちの宿はどこも人手不足ですから・・・でも仲居はよした方がいいかもしれません」
ええ!!第一候補だったのに!!!???
儀「仲居は女の巣窟です。彼女たちの中には大旦那さまを崇拝する者も多く、花嫁候補である葵様には冷たくなさる可能性が高いので・・・」
そんな理不尽な・・・
厨房は女人禁制。私(銀次)にも、今は特別な仕事がありそちらの処理に追われているし・・・
ふと葵が外を見ると、真夜中なのに町は光り輝いてにぎやかな音が聞こえてくる。
真夜中なのに、賑やかなのね・・・
銀「夜こそが1番の活動期ですからね。人間たちとは逆なのです」
あやかしは基本、明け方に寝て正午に起き、夜の営業のための準備をするのです。
ずいぶん夜更かしね・・・
「私もそろそろ戻らねば・・・。」
銀はぽんと姿を変えて何かあればいつでも相談にのりますと言い部屋を後にした。
〈 3話 後半 感想 〉
1~2話で出てきた大旦那様のいやらしく恐ろしい目つきが素敵だったけれど、この展開・・・アニメとあんま変わらん(大旦那様の普通に優しい旅館の旦那って感じでほのぼの路線)。
まだ始まったばかりだものね。これからよね。
ちょっと強引で恐ろしい大旦那様を希望。
(「毒の華」の方ではもっと優しくしてやってくれ!!ともどかしさが募るのだが、こちらは(違う意味で)打って変わってもっとやれー!!もっと冷たく・・・!!何なら無理やり嫁にしちゃって!!と思う程。)