「宮に咲くは毒の華」
原作/テル
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(4話からは24時間たつと次の話が読めます。)
[国]・・・銀の国
[登場人物]
◇14代王(天子)
陳 明帝
ちん めいてい
◇明帝の妻?
皇太后
(今までは皇后と表記)
◆◆明帝の息子
言 げん
◆◆白 小華
はく しょうか
(妲己 だっき)
◇小華の父
白 秀英 はく しゅうえい
◇明帝の臣下?
緋温 ひおん
◇従属国の姫?
悠悠 ゆうゆう
◇小華の異母姉妹?
敏
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以下16話 ネタバレ 感想です。
太后殿の前で膝をついてずっと待たされている妲己を、女官や姫が通るたびクスクス笑われている。
それを妲己は気にもとめない。
「あら妲己様、こんな所で正座なさっているなんて。明日は雨かしら」
「・・・。」
言・・・こんなのは私を侮辱することにはなりません。
侮辱というのは羞恥心を持っている者だけが感じるもの。
”お前には羞恥心というものがないのか”
という言の言葉を思い出す妲己。
その通りです。
あなたへの私の思いに、羞恥心なんてありません。
・・・・
その頃の王宮
「なに?妲己が??」
「はい。もう何時間も・・・」
妲己が皇太后殿の前で何時間も待たされていることを聞き、驚く言。
「ふむ、どういうつもりなんだ。何を考えているのかさっぱり分からん。」
・・・・・
まだ妲己が太こう殿にいると聞き様子を見に来た言。
門のところには面白がって女官たちも見に来てはクスクス笑っている。
妲己は額に汗をにじませ、苦しさを我慢している様子。
言は妲己の体調が悪いなどと思いもせず、「なんだ病弱なふりか?」と不思議に思う。
実は妲己は体が悪く、もう二度も倒れていると部下から聞く。
言「ふん どうせまた何か企んでいるんだろう」
事情を聞いても妲己が病気だなどと信じられない言。
言「はあ・・・太こう様にあなんなものが通じると思っているのか」
呆れて帰ろうとする言。
妲己が倒れ、女官がすかさず駆け寄るが、言は
「ここで倒れて何がしたい!つまらん演技なんかすんな!」
と怒鳴る。
妲己は苦しさで何も言えず、静かに女官に自分がよろけないよう支えてちょうだいとだけ頼む。
医者を呼びますかと家臣に声をかけられた言だが、必要ないと冷たく言う。
・・・・・
言は幼い頃の妲己のことを思い出していた・・・・
妲己(小華)が、壺を持ってきて、この中に手を入れてみて下さいと言う。
言「今度はどんないたずらだ?」
小華「そんなんじゃないですよーちょっとびっくりするプレゼントです。もしかして怖いのー??」
言「入れれば良いんだろ入れれば!!」
壺に手を入れた瞬間、言は蛇に手を噛まれ、叫びながら手をばたつかせ、壺を割った。
医者を呼べと騒ぐ言だが、その蛇は毒を持っていない蛇。
臣下「お二人はいつもいつも大騒ぎですねえ・・・蛇なんて危ないことを・・・
次こんなことをしたら・・・。」
次こんなことをしたら・・・どうするというのか。
小華の方をみた臣下はぎょっとした。
言が暴れた時に落とした壺の破片により、足からダラダラと血が出たまま立っていて・・・。
臣下「小華様・・・!!!」
〈16話 感想〉
前回、妲己は敏の部屋で寝ているのかと思ったけれど、普通に倒れてたのね。何もない床でいきなり寝るわけないかそりゃ。
妲己、病気なのか。もう余命が残りわずかと知ってからデレはじめるとかだったらやめて欲しい。もー切ないから読むのやめようかな・・・と思いつつ読む。
言と全然仲良くできないのが切ない。ずっとこのままだと読むのしんどい。もっとベタな話で十分なんだけどな。
嫌われても遠ざけられても冷たくされても言を一途に思う妲己がけなげで・・・。(普通の女子ならもう別の男を探してるところだとは思うんだけども。はい!脈無しだから今日から婚カツ!)
小さい頃のエピソードはほのぼのしてて、言も可愛げあるし、なんだかんだ「良い思い出」だと思う。言も小華を本心では好きだけど、昔いじめられた記憶から素直になれずに拒んでいる・・・というのを信じて待つしかない、言がデレる日を。
小華が言に意地悪するところは、男女逆転してる。
よく少女漫画で、幼馴染の男の子に意地悪されて嫌われてると思ってたけど大人になって再開して・・・みたいな話あるよね。好きだから意地悪してたんだよ分かってあげてよ言。
一応、妲己が太后殿の前でずっと待ってるという噂を聞いて様子を見に行くくらい気にはしているようだけど、倒れそうな妲己に「医者は呼ばなくて良い」なんて・・・もう絶望的。そこは医者くらい呼んで優しくしてあげてくださいよ。
デレる日来るのかな。