漫画「かくりよの宿飯

あやかしお宿に嫁入りします。」

衣丘わこ/友麻碧/角川

 

ピッコマにて1~2話まで無料配信中

 

 

[登場人物]

◆津場木葵

 つばき あおい

◇葵の祖父

 津場木史郎

 つばき しろう

◆大旦那様

 

 

 

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以下1話~2話ネタバレ 感想

 

 

 

 

 

ひと月前、葵の祖父、史郎が死んだ。

 

史郎は誰もが驚く色男で、定住もしておらず町から町を旅しては現地で妻を持ち数え切れないほどの子供を作った。

 

男の屑・・・とは思うが祖父を弔いに来る人の多さに驚く葵。

 

祖父を弔いにきた人々の列を見て、百鬼夜行のようだと思う。

 

施設で暮らしていた葵を迎えに来たのも祖父であった。

 

史郎の遺品を整理していたとき、古い写真を発見した葵。

 

「天神屋」という旅館の前で従業員とともに若い頃の史郎が写った写真。

 

その裏には手書きの文字が書かれている。

 

 

”かくりよの

 

宿屋に泊りけり

 

重大な約束あり

 

忘れるべからず”

 

 

不審に思いながらも見なかったことにしようと写真をしまう葵。

 

 

 

 

・・・

 

 

気を取り直して今日から大学。ちゃんと就職しようと意気込む葵。

 

何時の頃からだったか、妖が見える葵は、河川敷であざとく可愛い妖怪、手毬河童におにぎりをわたす。

 

幼いころ、施設でひもじかった葵におにぎりをくれた人のことを思い出す。

 

どうしてもお腹をすかせた人には甘い葵。

 

祖父も妖の見える人でよく厄介事にも巻き込まれていたことを思い出す。

 

祖父は、”鬼”には特に気をつけろよと言ってもいた。

 

 

・・・鬼か・・・。

 

 

 

 

大学へ向かう途中、長い階段に座っている面をつけた男を見つけた。

 

赤い鳥居の下にいる面の男はどう見ても怪しい雰囲気。明らかに手毬河童とは格の違う妖怪。

 

鬼”腹が減った・・・”

 

関わりたくはないけれど、お腹をすかせた者にはどうしても非道になれない葵は自分のお弁当を渡す。

 

鬼「いただきます」

 

面をとった男は意外にも若い好青年であった。

 

「弁当箱はそこらへんに置いといて。後で取りにくるから。」

 

鬼「・・・美味しいよ、葵。」

 

去り際、なぜ自分の名前を知っていたのか不思議に思う葵。

 

 

 

 

・・・・

 

 

 

 

午後、弁当箱を取りに鳥居の下に来た葵。

 

弁当箱はきれいに空っぽ。しかも綺麗に洗われていた。

 

お礼らしき綺麗な薔薇の簪と何やら読めない文字の書かれた手ぬぐいがある。

 

へぇ~何て書いてあるんだろうと手ぬぐいを持ち上げた瞬間、葵の体はぎゅぎゅぎゅとどこか別の場所へ吸い込まれてしまう。

 

 

 

 

「ようこそ花嫁殿。」

 

先程のお面の男に手をひかれる。

 

 

 

 

 

〈1話 後半〉

 

葵は、妖が見えることで、妖たちに狙われやすいから気をつけなさいと祖父に言われていたことを思い出していた。

 

”特に鬼には気をつけるんだよ。あいつらは殆ど人と同じ見た目をしているから分かりにくいかもしれないけれど、中身は極悪非道で冷徹だ。ほしいものは何としてでも手に入れたがるし、自分の思い通りにいかないと気が済まない。”

 

だからきっと、鬼には気をつけなさい・・・。

 

 

 

ドサッと葵が落ちたところは、かくりよ(隠世)。

 

仮面をつけた妖がずらりと並びものものしい雰囲気。皆それぞれに強い妖と分かる。

 

鬼「気分はどうだい花嫁どの」

 

「・・・!」

 

お面をとった鬼の顔は、祖父の写真に写っていた・・・

 

祖父はこの宿「天神屋」で飲み食い、遊び呆けたあと料金を踏み倒して逃げようとしたらしい。

 

返すあてもないので、借金のカタに孫娘を嫁にやると誓約書を書いている。

 

 

 

〈2話〉

 

「さあ婚儀の準備をしよう」

 

と手を取る鬼を撥ね退ける葵。

 

周りにぞろぞろと並ぶ高等な妖たちが、主人に無礼をはたらく人間、葵に食ってかかる。

 

「この小娘!借金のかたにもならない小汚い人間のくせに!大旦那様の行為に甘えよって!」

 

怒るひょっとこの面を被った男に鬼は一笑する。

 

「まあ待て、土蜘蛛。お前はもっと落ち着いた方がよい。」

 

「大旦那様は甘すぎるのです!こんな小娘、一度痛い目にあわせれば一瞬で!」

 

うんうんと頷く鬼。

 

「うん。・・・のっぺらぼうの姉妹はいるか。花嫁殿に少々、身の程のを知ってもらおう。

 

地獄の折檻コースの準備を。

 

嫌がってもやめてはいけないよ。(にっこり)」

 

 

えええええ!

 

 

 

「熱湯攻めにございます。」

 

 

・・・良い湯加減のお風呂。

 

 

 

「皮剥ぎでございます。」

 

 

 

・・・丁寧に洗ってもらって。

 

 

 

「縛り上げでございます。」

 

 

 

・・・素敵な着物を着せられる。

 

 

 

「これ・・・折檻じゃないわよね。」

 

 

 

「おやおや、花嫁殿はうちの浴衣がよく似合う。」

 

 

「・・・これ、折檻じゃないわよね。温泉入れてくれただけじゃないのよ」

 

 

「花嫁になれば、いつでもそのサービスが受けられるよ」

 

 

 

・・・なかなか良い宿ではあるみたいね。

 

 

 

人間の嫁をもらうことは妖たちにとっては格の上がること。

 

嫁を諦めることは難しい。かといって借金は日本円にして1億円にも相当する。返せない。

 

 

では・・・ここで仕事を見つけて自分で借金を返して行きますと宣言。

 

1日で仕事を見つけるよう言われる葵。

 

「僕の花嫁ではなくただの従業員ということなら、僕の加護は受けられないものと思え。食われても文句は言えないぞ。」

 

本性を現したわね、鬼め。

 

 

「今日の寝床は用意してある・・・が今日だけだ。明日からは一番格下の部屋で寝てもらう。

 

まあそれは・・・仕事がみつかればの話だが。」

 

 

 

「だが、僕の嫁になるというのならば喜んで迎えるよ」

 

 

 

 

 

・・・・

 

 

 

 

 

〈1話~2話 感想〉

 

こういうほのぼのした漫画、良いですね。

 

続きが楽しみ。

 

アニメ1期をアマゾンプライムで全部見てる途中だけど、13話くらいまでみた感想としては「漫画や原作ラノベの方が面白そう」って感じです。大旦那様の力強さや強引さ、ワイルドな感じとロマンスが見られると良いなって思ってます。アニメはかなりほのぼの路線で、妖にご飯作って仲良くなって終わりというワンパターンな感じがします。大旦那様そりゃ声もかっこいいけど・・・ちょい悪な方が萌えるっていうか。今のままじゃただの普通の旅館の大旦那です。漫画に期待。