ちょっと遅れて話題の映画をみる。朝井リョウさんの「何者」みました。

観てから、感想なんかを検索してて朝井リョウさんのお顔を拝見しましたが、この方自身、すごく若い感じする。これを書いた人が若い顔ってなんか、勘ぐっちゃう。若い感性があると、若い人に受ける、若い人の心に響くものが作れていいな得だな。


ホラーと聞いてたから、どんだけ怖いんだよー!って思ってみたけど、普通のホラーは別に得意なわけではないんだけど。

これはねえ、若い人だから、渦中の人だからホラーなのよね。これ見て、「ああ、人間って皆どこかしらこういうとこあるよねー」とか、冷静に「私なら、二階堂ふみに近いかなー」とか思えるのは、若くないってことなんだなって。
あー私はもう若くないんだ。
あんなに大人になりたかったのにねぇ。って感じで、感慨深くみてしまった。

中途半端だけど一応大人になれてたんだなわたし。

あと、Twitterやってないからそこまで共感しないというのもちょっとあるな。
ブログなんかではよく皆言いたい放題だったけども。(ブログとか、前略プロフ世代)

あと、佐藤健くんのダサい演技が上手すぎて、この人の素はこうなのかしらって心配になってしまった。あのイケメン佐藤健君も、家ではこうなのかなーとか思うと変にリアルで、菅田将暉くんはそのまんまやったけども。


ちゃっかり者のかぐちゃんのイメージが強すぎて有村架純が普通の平凡な女の子を演じてるのが下手なわけじゃないんだけど、上手く世界に入り込めなかった。いつ、ちゃっかりかぐちゃんになるんだ!!?とか思ってハラハラしたけど、最後まで普通の子だった(笑)。


これ見て、うおー!もう観たくねえ!!絶対見ねえ!ホラーだホラー!!!💦💦💦とか思った人も、社会人5年目くらいで観たら、普通に観れる・・・はず。たぶん。
もっと大人になってからみたら、別の見方もあるのかもしれんが。

いやでも、真の大人がみて、これ、面白いんだろうか。それは、分からん。

ほかの人の感想に、2度とみたくない!とかあったけど、私は怖くはなかったけど、2回目観るかっていうと絶対みない。何度も見たいようなものではない。そういうものかしらね。

見返したときの感じ方で、自分が大人になったかどうかの指標にはなる。かも。


ちなみに、朝井リョウさんは、「霧島、部活辞めるってよ」の人でもあるそうですが、そっちは普通に好きでしたね。(大昔に1度みたくらいですが。)

単に、東出さんが好きだからってだけかもしれないけどね。女優さんも可愛かったしね。えええ!そこ付き合ってんの??とか面白かった。

いやーとにかく、私が大学4年生のころとかに公開されなくてよかった。その頃見てたら、大変だったかもしれん。
私はけっこう、健君の気持ちも分かるし、二階堂ふみさんみたいなとこもある。ラスで、自分の立場が悪くなるとすっげー相手を攻撃してしまうところ、あるある〜って感じ。

繰り返しだけど、
皆こういうとこ、少しずつ誰にでもあるよねーという共感できる部分があってリアルな作品でしたが、痛くするためにすごく誇張されてると思う。
それはあるけど、そこまで言わんやろ普通。ていうか私なら言わない。ってとこ多かった。
有村架純さんが、岡田将生さんに「もうそういう立場じゃないじゃん!」みたいに切り込む場面とか。そう思ってても言えないのが人間。

だから、1番リアルなのは、Twitterに書いてる本音が皆にバレてた佐藤健くんなのか〜。

私はTwitterはやってないし、Facebookとインスタにはいい事しか載せない。
でも、夫に毎晩あいつがどうとか、この上司が最悪とか言ってんの本人に聞かれたら、人生終わりだと思う。
でも、誰かに聞いて欲しい。
自分を認めて欲しい。
分かるー!
一緒。なるほど。今になって共感してきたー!!!

夫もTwitterやってないから、一緒にみたけどお互い「なんか、若かったね」という感想でした。絶対怖がるだろう若い人におすすめ!!!大人はみるな!!(笑)