三鷹の特産品といえば?キウイ!「東京都農作物生産状況調査(平成二十八年度産)」によると、三鷹市内のキウイは作付面積八・五㌶、生産量七三㌧。どちらも都内でダントツのナンバーワンなのです、エヘン。
 三鷹でキウイ生産がはじまったのは一九七八(昭和五三)年のこと。市内の一軒の農家が静岡からキウイの苗を譲り受けたのがきっかけだった。一九八七(昭和六二)年には第一弾のキウイワインが誕生している。
 今年は大きな変化に挑戦した。三十三年目にして初めて三鷹産キウイ一〇〇㌫のワインをつくったのだ。
「ブドウが入っていない分、キウイの酸味を感じるような、さっぱりとした味わいが特徴です。甘さはあるけど、甘さの種類が違うというか。ぜひ昨年のものと飲み比べてみてください」と、果樹組合の担当者さん。
 今年販売するキウイワインは三種類。深みのある「(無ろ過新酒」(二月発売)、さっぱりした甘さの「白」(四月発売)、そして軽やかな「スパークリング」(五月下旬発売予定)。
 自宅でのんびり過ごすお供にキウイワイン、ぜひ。

(『そよかぜ』2020年5月号/ひとやすみ)