今日は自宅に籠ってレポート作成していました。
主に実存主義者であるキルケゴール、ニーチェ、
ハイデガー、ヤスパース、サルトル等の思想について
まとめていました。今の世の中で生き抜くためのヒントを
多く得られるような気がします。
(コロナが蔓延する現状をどう考えるかについても
彼らの思考を使えるような気がしました)
実存はいかに自分らしく生きるかが大きなテーマの1つだと
思いますが、レポートまとめているとき、ふと1冊の本が頭に
浮かんだので書棚から久しぶりに取り出しました。
法政大学の田中優子総長が4年ほど前に法政大学出版部
から出された『自由という広場』というものです。
トップに法政の大学憲章である自由を生き抜く実践知
が掲載されており、あらゆる立場の人々への共感に
基づく健全な批判的精神をもちつつ社会の課題解決
につながる「実践知」の創出の重要性を説いています。
そして、この本に、昨今、時の人(?)となった鈴木北海道知事
も紹介されています。
彼は、元全国最年少市長として夕張市の再建に貢献した
政治家として紹介されています。(法大法学部出身)
冒頭(抜粋)、・・・「無頼」とは「ならず者」を意味することもあるが、
しかしその字のとおり、つまりは組織に頼らない人間のことだ。自分で考え、自分で進むしかない、そう思い切った人のことである。
組織とは、「型」と言い換えても良いだろう。従来通りにおこなう、
先例に従う、無事に済ます。こういうことを守らないのが無頼て゜ある。・・・・
先日、国内でいち早く1週間全道の小中学校に対し休校
要請したことで従来に増して全国に彼が知れ渡ることになり
ましたよね。そしてこの時彼が「この全責任は私にある」
みたいな意味の言葉が今も記憶に残っています。
(TVで彼の言葉を聞いた時、上記の無頼の文字と法政の校歌の
「われひとともにみとめたらずや、進取の気象、質実の風」
という歌詞が頭をよぎりました)
彼の情報は手元にある本ぐらいしかありませんので、政治的姿勢の詳細(評価)はわかりませんが、全責任は私がとるとの言葉には政治家としての覚悟を私は感じました。
上記書籍(因みにガースーは掲載されていませんが(^^))
の著者は田中優子総長です。
彼女の書籍は数冊手元にあります。
法大に今年進学される方は是非伝統ある立派な
大学で充実した学生生活を送ってほしいと(法政とは
無関係な者ですが)思っています。
去年のものより・・