台風が心配でしたが、以前から聴講料を払い込んでいた
関係で、上智で青学の先生の講義を受講してきました。
昨年末に青学でメサイアを聴いた際に演奏に先立って
ご挨拶なされた塩谷先生に好印象を持っていたので
お話しを聴こうと思って出かけました。
穏やかな語り口の方です。
受講者の中には、上智らしくカトリック系なのでシスターもお見え
でした。(因みに青学はプロテスタントなのでシスターの存在
とは無縁だと思います)
青学の大学生はキリスト教概論が必修とのこと・・
先生は毎回出席票を独自に作成して学生1人1人に声をかけながら
配布するそうです。
最初は、青学統一の出席票だと代理提出する人がいるので
防衛策だったとか・・・
出席票の裏面に相談事があれば都度書いておけば次の授業
の時に先生の考えを述べるそうです。
死にたいとか両親が離婚したとか・・いろいろあるそうです。
W大の学生の短歌が紹介されました。
「会話する 手段はすべてメール 声失った言葉のかなしさ」
「ケータイが 二日鳴らずにあせる自分 ネットの海にひとり漂流」
・・・・・・・・
先生曰く・・・
大学でこそ必要なのは、均等な愛ではなく、偏愛の経験値が、
大学でこそ必要とされている。とのこと・・・
このお話しを聴いてふと思いました。
99匹の羊と、迷える子羊 どちらを選ぶ?
そういえば、放蕩息子の話もあったような・・・
あっという間の1時間でした。出かけて行って正解でした。