昨日、秋季哲学講義(戦争と哲学シリーズ)の最終回を

八丁堀で聴講しました。

今回も講師の方がわかりやすく解説してくれたので

理解が進みました。今回はアドルノに関するものでした。

哲学はなんだかわからないところもたくさんありますが

正解がないところが好きです。どう考えても自由な点が

自分には合っていると感じています。

来年は、春にまた3回の講義があるのでお金ためて出かけ

ようと思います。



ところで、最近購入したDVDで「ハンナ・アーレント」を

今日じっくり鑑賞しました。NHKの100分で名著シリーズ

でも最近放映された記憶があります。



悪の凡庸という言葉は広く知られていますが、

最近は彼女の解釈に対する批判もでてきて

いるそうです。

戦時の個人の残忍な行為を可能にしてしまう

のは、特殊な状況下において判断能力がなく

なってしまうことが原因なのか、それとも戦時下

での大義名分を唱える指導者への賛同という

判断があり自己を正当化できるからこそ残忍

な行為も可能にしてしまうのか、いろいろ考えさせ

られます。

戦時下では人の命を奪っても国際法?違反で

なければ罰せられないという特別ルールは

そもそもどうしてあるのだろう?



桜の葉も短時間のうちに散ってしまいました。