というわけで続き書きますm(__)m
続いて花園・相愛大学非常勤講師であり、亀岡の徳寿院住職の山崎先生のお話です。
東四柳先生の講義で少しフラフラになりながら、住職さんならではの、落ち着いた語り口にちょっとホッとします

ご自身の雲水(僧堂で修行をしているお坊さん)時代のお話あれこれです。
テーマは「禅の僧堂と行者の精進食」
禅宗は臨済宗、黄檗宗、曹洞宗の三つの宗派を指すそうですが、臨済宗についてお話いただきました。
修行の主な内容は座禅、作務です。
聞くところによると、
日が上がる前、午前3時に起きて座禅し、午前中のうち10:30~11:00ぐらいに食事をすませ、日中は作務(農作業、掃除などの労働)をしてすごし、日が沈めばまた座禅をする。
毎日その繰り返しだとおっしゃられます。
いつも
「お腹すいた・眠い・足いたい」
だそうです。
食事の内容はたくさんのご飯と根菜類たっぷりの具だくさんお味噌汁、それとお漬物だといいます。
お釈迦さまの頃とはちがい、他人の残食で生きるというわけではないですが、現代の一般人からみたらかなりの粗食です。
これまでの先生方がおっしゃるのとおなじように、
「精進」食とは、=「肉を食べてはいけない」食事ということではなく、
「精→修行を 進→バックアップする」ための食事 ということで、
修行を遂行するための生命維持のための適量の食事 であって、
欲を満たすための食事ではないのです。
だから肉魚を使っていなかったとしても、贅沢であればそれは「精進ではない」のだそうです。
どんだけかといえば、お出汁なんかも普段の食事では使わないそうで(お客さんようには昆布やしいたけも使う)、かわりにお米のとぎ汁を使うのだとか。
(一回目のとぎ汁は畑へ、二回目は着物ののりへ、三回目がお味噌汁に。粗末にしない)
そんな中でも雲水さんの月一のごちそうは「ピリ辛こんにゃく」。
ちょっとしたアクセント、憩いの食事になるのだと。
そして今回はこの公演の企画者、小野寺先生のおかげで、みんなでそのピリ辛こんにゃくを体験味比べすることができました。
さいの目に切ったものにさらに切り目が入っています。
昔からの伝統の味付けを山崎先生はすこし工夫しておいしくしてしまったことに葛藤があったとおっしゃいます。かえてしまっていいのかと。
伝統をまもることと進化、芸能や職人の世界と同じですね

先生がおっしゃられたので印象深いのが、
めちゃくちゃお腹すいた状態も、めちゃくちゃお腹いっぱいでもたべないといけない状態も、どちらも煩悩ではないかと。
両方体験すれば真ん中がわかる、
「適量」食べられることがどれだけありがたいかがわかる、
というお話です。
「適量とは?」 に対して先生のおこたえは、
「腹六分」(間食したり月一人と食事するような人にとって)だそうです。
そしてその、自分の腹六分を見つける方法は、
「一口食べたらお箸を置いて、カミカミ30回」
一度に食べようとせずこうすることで、医者いらずなんですって。
へー
へ~!
へぇ~!!
なるほどなるほどです。
とってもいいこと聞いちゃいました~
♫参考にします☆

つづく
☆★☆私もビーガン(純菜食)で生活をしております。肉•魚•卵•乳製品をとらない食事です。
これだけ聞くと物足りなさそうですが、なくてもものすごく豊かでおいしいです!
「肉食べないと身体作れない」は、もはや迷信…!!☆★☆
ということ。。
↑↑↑
この豊かでおいしいは。。
精進じゃないね(≧∇≦)あはは
