①はじめに
既存の瞑想法では効果を実感できない方は、下記にご紹介する方法を試してみて下さい。
私は瞑想法の書籍などは読んでおらず、ウェブ上に掲載されているマインドフルネス瞑想かヴィパッサナー瞑想しか知りません。
ご紹介する方法は私自身が試行錯誤の末、辿り着いた方法です。
②注意事項
この瞑想は自分の心の場所を確認し、そこに意識を集中することによって「心の住人」(=完全な受け身)になることが目的です。
心=本来の純粋な自分に意識を長く留めるために行います。
注意事項として、瞑想中の時間はかなりゆっくり流れているため、時間にゆとりが有るときにタイマーを掛けて行うことをお勧めします。
時間が確保できないときは社会生活に影響が出る恐れがあるため行わないで下さい。
また、呼吸法や姿勢やコンテンツなど細かいことは気にせずに「心を感じること」に重点を置いて下さい。
③実践方法
(1)姿勢は楽にして呼吸のリズムは自然にまかせ、できるだけ鼻で呼吸
する。
(2)リラックスしてきたら、映画などを鑑賞して感動する。(感動できれば
コンテンツは何でも大丈夫です。)
(3)感動しているのを感じたらスグに眼を閉じ、内側にあるその心の場
所を探して1秒でも長くその心の感覚に意識を集中する。(その付近
に手を当てても効果があると思います。)
・ここでいう感動とは深い愛情や人情、思いやりなどプラスの感情に由
来するものを指しています。
・思考は無い方がより良いですがあまり気にせず、心の感覚(暖かさ
や幸福感)を優先して下さい。慣れてくると自然に思考が減ってくる
と思います。
そのあとは普段の生活の中で一息ついたときや寝る前などに心の場所を感じ、その感動の感覚を思い出してできるだけこまめに感じるようにして下さい。
初めのうちは目を閉じて行い、慣れてきたら目を開けたままできるよう訓練してください。
心の場所を見失ったらまた(1)~(3)を行って探して下さい。
④効果について
睡眠の質が改善し、仕事中は頭が冴えてより仕事が捗るようになります。
そして「包括的で客観的な視野・視点」と幸福感によって細かいことが気にならなくなり、悩みや辛さが徐々に消えて行きます。
いずれ価値観が変化し、自身の生き方や周囲との人間関係も変わって行くと思います。
⑤定着後に行うこと
他の瞑想でも自分は「体や思考や感情」ではないというように自分を切り離してきたと思いますが、最終的にはそれらも含めて自分であるとして認識します。
今までさんざん冷たくあしらってきたその「体や思考や感情」を切り捨てるのではなく、それもまた自分として大切にするということです。
最終的には自分と他者との関係性や位置づけなどが同時にマッピングできるようになり、「生きるとはどういうことか?」という疑問の答えが感覚的に分かるようになると思います。
いずれまとめますが、「包括的で客観的な視野・視点」を直接的に得るための訓練方法についても別の記事に後日掲載しますので、興味のある方は併せてご一読ください。