書店で衝動買いしたんですが、
かなり面白かったです。
食べすぎてしまったり、食べても太らなかったり、
「体質だから」で済まされてきたことの裏には、
実は「心の傷」が隠れているかも、というお話です。
失恋した時のやけ食いや、不満が募っての痛飲など、
一過性のものなら、身に覚えがある方も多そう。
私も、つらかった時期に、飲みまくっていたしね
でも、大概そういう時は理由がわかっていて、
「飲まずにいられるか」「食べずにいられない」
そんな感じで、つい勢いがついてしまうけれど、
ある程度の時間と共に、状況が変われば落ち着く、
という流れで終結を迎えるのが普通です。
この本ではそういう「目の前の原因」と
「場当たり的な対処法」のことではなく、
もっと踏み込んで、幼少時についた「心の傷」と
食事の仕方、体格、などが結びつけられています。
心の傷には5種類もあるのだそうです。
そして大抵の人が複数の傷を抱えており、
傷の種類によって「食べるのをやめられない」
「食べても太れない」など食への関わり方が変わる。
読んでみると、自分でも知らなかったことが
見えてくるかもしれません。
私はこういう分析が好きなので、個人的に
ある程度までは勝手な解釈をしていましたが、
今回は新たな発見が一つありまして、
それが、物事の進展に一役買ってくれました。
飽食の時代でもあり、あるいは不況の影響もあり、
食事の時間や形にも多様性がありますが、
自分のからだは、本当にお腹が空いているのか、
どんなものを食べたいと言っているのか、
それを考えることは、自分を大事にすること、
愛することにつながります。
日々のことなので、重苦しく考えると
食べるの自体が面倒になっちゃいそうですが、
食べ物が容易に手に入る今だからこそ、
ちゃんと考えてみることも、大切ですよね♪
<からだ>に聞いて食べなさい/リズ・ブルボー
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