だいぶ記憶が遠のいちゃったけど
完結させないと、スッキリしない。
▼ 大阪のKが、禁酒してたのに、お酒をのんじゃった!
関西へ行ったついでに、会いに行ったハナシ。
今回は、飛行機で行ってみた。
はじめての伊丹空港。
Kとは、帰りの日の出発前に会うことになった。
わたしの用事が終わる頃に
車でピックアップしてもらって
空港へ送ってもらう。
「相変わらず、散らかってるで~」
と、迎えに来てくれた車は
今までどおり、工具やら仕事の道具がいっぱい。
でも、息子さんの会社に
復帰する可能性はないみたい。
助手席に乗り込んで、いろいろ話を聞く。
息子さんと決裂した、肝心の原因には
最後まで触れなかった。
「俺も、歳やん?
体もきつうなってきたねん。」
そうか・・・
手に職のあるKだから、息子さんのところ以外でも
仕事はいくらでもあるはずだけど
肉体労働に、限界を感じているんだな。
Kって何歳だっけ?
還暦をお祝いして、もう何年か経っている。
そうだよね。
もう引退して「老後」を満喫する人も多い年齢だ。
「やっぱ、入院してからや。
体力がめっちゃ落ちてもうた。
何か月も病院にいたやんか。
まあ、仕事できるくらいにはなったけど
元には戻らん。」
体重が10キロくらい、落ちてしまったんだって。
元々スマートなKだけど
そう言われれば、初めて会った頃とくらべて
華奢になった気がする。
老い・・・
今まで頼りになってきた人が、老いてゆく。
こんなとき、幼い子どものように心細くなる。
切なくなる。
所さんも、そうだった。
はらぺこくんだって、持病の治療をするようになった。
「依存」の立場から
卒業する心の準備が、相変わらずできない私。
「老い」に限らず
どんな相手だって
親しくなってゆくほど、「弱さ」が見えてくる。
自分のほうが、しっかりしなきゃ!
って、思える場面も生じてくる。
そんな時
わたしは、とても心細くて、落ち着かない。
今まで、寄りかかることのできた
頑丈な壁がなくなってしまうように感じて。
どこか、新たな「壁」を求めて
両手が空をさまよってしまう。
「かっぱさんの仕事を
手伝うのんとか、できんかな~」
Kは、そんな風に言ってくれたけど
いやいや、わたしはお給料を出せるような
状況ではない。ごめんね~
仕事を探すと、
軽作業などはあるけれど
「時給が安うて、話にならん!」
だそうな。
あはは! まあ、そうだろねぇ。
職人として稼いできたKからすれば。
そこで、ふと思いついた。
「配達の仕事とか、どう?」
そうだよ。
はらぺこくんも、ホワイトくんもやっている
ウーバー。
Kに、ぴったり!!
いつも車で個人宅を訪問していたKだから
道にも明るいし
色んな住宅事情にも詳しい!
「そっかー。ええかもな。
それ、稼げるんかな?」
「結構稼げるみたいだよ。
自分の才覚次第みたい。」
ホワイトくんは、スマホを2台持ち、
色んな会社の注文を見比べて
割がいい仕事を徹底的に極めていた。
体を動かして働くことが
もともと好きなKは、がぜん乗り気になってくれた。
それから・・・
伊丹空港について
わたしの出発までお茶する。
わたしのコミックエッセイを手渡した。
事前に、
「持って行くから
買って欲しい」
と、言ってあった。
「買うんかい?!(笑)
俺は、マンガにはうるさいで~
俺を笑かせたら、買うたるわ」
なんて、言ってたけど
手渡したら
「ほい」
って、小銭をくれた。
「ほんとにいいの?
やっぱり、もらってもらうだけでいいよ」
「こういうのは、大事やねん。
な?」
って、微笑むK。
嬉しい。
それから、出発まで
ウーバーの登録の仕方とか
最近の暮らしの話とか、
和やかにおしゃべりした。
出会ってから、もうすぐ10年。
わたしの子どもたちは、小学生から
もうすぐ大人に。
Kは、お孫さんが増え、
60歳を迎えて、働き方をシフト。
お互いの10年をしみじみ、かみしめた。
*************
その後、早速バイクを買って
同業の知り合いも増え
あっという間にウーバーを極めたK。
スマホが苦手と言っていたのに
今では、何社か登録して、上手に働いている。
「好きな時に働けるし
楽しくて稼げて最高や。
”負け組ランドセル”で勝ち組、目指すでーー!
かっぱさんには本当に感謝や」
よかったぁ。
K、お酒に戻っちゃったらどうしよう、
って心配したけど
元気に、やりがいを見つけてるみたい。
それから
Kは、早速コミックエッセイの感想メールをくれた。
いつものLINEじゃなくて
わたしが冊子の最終ページに書いた
「感想をお寄せください」のアドレス宛に。
大変感動しました。
女手一つの子育て まだまだ苦労でしょうが
しあわせも見えますね。
子供たちは大人になっても
親にとって子供は一生子供
子供の幸せが親の幸せ。
大阪在住のKより
こーゆーよこだよねえ!
Kが、不良少女とかに、懐かれちゃうとこ😊!!
ちゃんと、「見ていてくれる」感。
勘どころや、タイミングを外さないんだよなぁ。
渡してすぐさま、
LINEではなく、読者向けのアドレスに
ちゃんと感想をくれるとこ。
やっぱり、デキるのう~~😊
Kが、また「頼れる壁」に戻ってくれた気がして
わたしも、すごく安心した。
でも
本当は、「完璧な壁」のような男性なんて
どこにもいない。
当たり前だけど。
おそらく私は、
自分でも意識しないうちに
Kを支えているんだろう。
だからKは、また「壁」に戻れたのではないかな。
最近ずっと
「家族」というものについて、考えている。
Kにも、わたしにも、家族がいる。
その上での関係性。
だから、依存しすぎないし
程よい距離で支え合える。
家族だったら
「助け合うのが義務」ってなりがち。
でも、こういう関係だから
「助けたい。できることをしたい。」
って思える。
それって、とても理想的だけど
ある意味「ずるい」関係なんだろうか?
相手が大切であれば
「何があっても支える約束」をするのが尊い?
家族になる、っていうのは
その覚悟の表明なのだろうし
それを表明しあうことに
愛の深さを見出すように
わたしたちは、教え込まれているんだろう。
でも、なんだか
わたしとKのような関係も
すごくいいよね、と思う。
お互いに家族がいて、
足場が固まっているから、言えるのか?
でも、所さんとも
ゆるく支え合っている気がする。
所さんは家族がいないけど。
つまり、健康で、各自が自分の面倒を見られていれば
成り立つ関係性ってことか。
ってことは
家族って、健康ではなくなったとき
お金が無くなったときに
助け合うシステムなの?
でも、「システム」ってのも、ちょっと違う?
健康ではないわたし
お金のないわたし
それでも一緒にいたいと思ってくれる
それが「家族」だよね??
というのが、みんなが「家族」に込める想い??
