私がなぜ、良いシャーマンに出会って、

マッシュルームなどのセレモニーをすることになったのかと言うと、

 

私が泊っているAirbnbのオーナーのダニエルは、たまたまSacred medicine(聖なるメディスン)にとても経験のある人だったから。

 

(今思い返すと、絶対に何かに導かれていたと思う。)

 

 

 

ダニエルは、そういうものに15年の経験があって、この世に存在するSacred medicineは、すべて試したって言ってた。

 

 

 

それもすごいと思うけど、何より彼自身が、

 

とても穏やかで、とても気持ちの良いエネルギーの人だったから、私は彼の言うことを信頼できたし、

 

また彼の紹介するシャーマンからセレモニーを受けようと思った。

 

 

 

そんなダニエルとのある日の会話。

 

 

 

ダニエル

「君はBufoっていうメディスンは知ってる?

これは珍しい蛙(カエル)から取れる毒なんだ」

 

(毒と言っても極少量なので、人体に害を及ぼすほどの毒ではない。)

 

 

 

「あー、蛙の毒?

ガンボと同じようなやつ?」

 

(ガンボって、今、欧米とかヨーロッパで結構、広まってるメディスン。)

 

 

 

ダニエル

「いや、ガンボとは全く違う。ガンボは身体のデトックスに作用するけど、Bufoは精神に作用するんだ。

 

で、ガンボは蛙の毒を体に塗って接種するけど、これは蛙の毒を吸うんだよ。

 

でも、これはものすごく強いメディスンだから、いきなりやらない方がいい。

 

最初にマッシュルームとか、ライトなものから試した方がいい。」

 
 
 

「え、そんなに強いの?でも、アヤワスカよりは強くないでしょ?」

 

(アヤワスカって、世界で一番強いと言われている自然のメディスン。)

 
 
 
ダニエル

「いや、これはアヤワスカよりも強い。

これをすると、1回死ぬんだ。

(多分、自分の自我とかが。)

 

そして、また新しい自分として生き返るんだよ。

 

僕は自然のメディスンの中でこれが一番好きだけど、数年に1回しかしようと思わない。

 

他の植物の旅よりも、ものすごく遠くに行くことになるから。

 

それに1回死なないといけないから。

 

1回死んで生き返るのは、楽じゃないでしょ?

 

 

そして、Bufoはとても特殊で、そこでのトリップはとても短い。

 

平均して20分くらいで終わる。

 

だけど、別の次元に行くことになるから、

ものすごく時間が経ったように感じる。

 

Bufoで旅する世界は、完全に時間のない次元なんだよ。」

 

 


ダニエルはそう説明してくれた。

 

私は彼から聞くまで、この世にそんなメディスンがあるなんて全く知らなかった。

 

 

 

メキシコ北部の、とても珍しい蛙を使うって言っていたから、まだあまり広まっていないのだと思う。

 

そしてそれに知識があり、それを適切に取り扱える人も、とても少ないのだと思う。

 

 

 

シャーマンのフリオに聞いても、

 

「ああ、これはアヤワスカよりも強いよ。

 

科学的にも世界で一番強いメディスンだ。」って言っていた。

 

 

そして、

 

「だけど、人によって経験することは全然違う。

 

トラウマやブロックが多ければ、大変な経験になるだろうし、

 

そうでなければ、遠いところには行くけれど、Heaven(天国)を経験するだろう。

 

なんにせよ、今の自分に必要なことが起こるよ。」

 

という風に言っていた。

 

 

 

シャーマンのフリオによると、Bufoは主に、人の恐れを手放すことに作用するメディスンらしい。

 

恐れっていうのは、軽いものから、深いものまで、すべての恐れに対して。

 

それから一度、死の世界(すべてのソースのような世界)に行くから、死を恐れなくなるって言ってた。

 

 

 

だから、Bufoのセレモニーを受けたあとに、

人の人生は、実質的にものすごく変わるって言ってた。

 

それもそのはずで、恐れという「リミッター」が外れるから。

 

 

 

フリオによると、

 

「恐れ」というのが人にリミットをかけていて、

 

それさえ外れれば、人というのは本来、

無制限になんでもできるらしい。

 

 

 

シャーマンのフリオに「君はBufoやる?」と聞かれて、私は、二つ返事でやる!と言った。

 

 

 

 

なんだか分からないけれど、

今、やらないといけないような感じがした。

 

というか、そういう「予定」になっている感じがした。

 

 

 

正直、今から行くことになる世界は、

開けたことのない「扉」だから少し怖い。

 

 

 

だけど多分、私は1回あっちの世界に行って、

 

そこでの情報か何かを、こっちの世界に持って帰ってこないといけないんだと思う。

 

 

 

 


今回の旅は、今までした旅の中で、

一番遠いところに行くことになるかもしれない。

 

 

 

 


だけど、私はこの予想外の方向から突然きたチャンスに、乗ってみようと思う。

 

 

 

 

 

私は、Bufoからの「招待状」を受けることにした。