1月23日(日)13時の回を観てきました。






場所は初台にあります新国立劇場小劇場。









作品は日本劇団協議会 日本の演劇人を育てるプロジェクト『中島鉄砲火薬店』





福永マリカさんが出演されていたので観てきました。



今年最初の観劇になります。




12時30分近くに劇場に到着。




入口で体温の確認と消毒をしてロビー内へ。



物販コーナーの列に並びパンフレットとブロマイドを購入。←ブロマイドはコレクター向け?のようで




劇場に入って席を探す。





今回の席は1階席C4列の2番。



前から7列目の左側端の席でした。




舞台上には左側に石の灯籠右側には座敷のセット中央には道のようなセットが組まれている。




13時舞台の幕が上がる。




上演時間は約2時間でした。






ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。






舞台は明治時代初期の浜松、中島登(のぼり)(唐橋充さん)が住む家に先妻との間に生まれ離れ離れで暮らしていた息子の登一郎(小西成弥さん)がやってくる。



後妻のヨネ(福永マリカさん)のところに妹のヨシ(市橋恵さん)が家に顔を出して2人は初めて登一郎と対面する。




そして家に度々訪れる薬屋の石田(飯野雅彦さん)




中島登は元新撰組隊士の伍長を務めていた時代土方歳三(髙木トモユキさん)と共に函館戦争まで戦ったが次々と仲間たちが倒れる中、自分だけが生き残り友人でもあった甘利を殺めてしまった事に罪悪感を抱えていた。



そこへ甘利の息子でもある正太郎(田村心さん)は父の仇でもある登の命を狙うべく内山孝介(松井勇歩さん)と共に密偵の鶴太郎(松本寛也さん)と亀吉(大見拓土さん)兄弟を登の家に忍び込ませ探らせる。




そんなある日、登の元に会津戦争で共に戦った仲間でもある大島(栗原功平さん)がやってきて新撰組だった仲間が暗殺や不可解な死を遂げている事を伝えに来るのだが…




笑いありほろりとさせるシーンもありで2時間あっという間の作品に仕上がっていました。




私はあまり歴史に詳しくないのですがそんな人が見ても楽しめる作品でもあってそれぞれの出演者のキャラが生き生きとしていて愛着が湧いたりしてそのあたりも見どころの1つだと思います。




笑いだけの作品やシリアスなシーンだけの作品もあったりしますけど笑いと感動を満遍なく作品におさめているものって観ていても飽きさせないですし面白い。




今年最初に観た作品がこの作品で良かったと思っています。




福永マリカさん演じる中島ヨネは中島登の後妻でもあり魚屋の娘でもある役柄(魚屋にいた時は魚屋小町と言われていて今は妹のヨシが受け継いでいる)で性格はどっしり構えていているような感じの人で登の人の良さで他の人に土地の権限を(道場、農業、質屋など)譲ってしまっても悪い顔1つせず明るく振る舞っているところはこころの広い人だと思わせる部分。



そんな部分とは裏腹に時にボケる(天然?)一面もあるところがまたヨネの魅力な部分だと思います。




特に妹でもあるヨシとの掛け合いのシーンはテンポも良くて面白いですしヨシとの対照的な性格が出ていてそのあたりも見どころですよね。




個人的には初めて登一郎と対面するシーンで平常心で自然に振る舞うと言っておいていざ登一郎との対面シーンでは『さぁ私の胸に飛び込んできて!!!』とオーバーリアクションを披露してくれたところは思わず笑いました。




薬屋の石田(正体は斎藤一)との薬の代金を払らおうとしてもいつも逃げられてしまい『いつか必ず払ってみせるそれが私の戦い!』という決め台詞的なシーンも好きなシーンの1つです。




今回の役柄はコミカルなシーンも多かったりしますけど人の良さも垣間見られてそのあたりも魅力的なら役柄だなと思っています。




出演者の方々ありがとうございました。




1月27日(木)まで上演していますので気になる方は是非。←当日券の方も出ているようです





最後まで読んでいただいた方もありがとございます(o^∀^o)