3月1日(日)13時の回を観てきました。
場所は池袋にありますシアターグリーンBOX in BOX THEATER。
作品はENG第11回公演『ニンギョヒメ』
図師光博さん他知っている出演者が多数いらしたので観てきました。
11時近くに劇場に到着。
今回当日券目当てで来たんですけど既に前に4人程並んでいてその後ろに並ぶ。←最後の方は12、13人くらいいたのではないかと
12時近くなりスタッフの方から整理番号の札の5番を貰ってエレベーターで上の階の受付へ。
受付で5500円を支払いチケットを受け取る。
ロビーでは物販コーナーがありパンフレットを購入。
12時30分になり開場。
私は当日券の補助席(通路の桟敷席)だったので開演5分前からスタッフの人に案内される。
席は右側の通路の1番後ろの場所でした。
舞台上には深海を思わせるようなセットが組まれている。
舞台上にプロデューサーの佐藤修幸さんが前説の為登場。
自分のおじいちゃんについての話を少しされた後観劇についての注意事項を話す。
13時過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約2時間10分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
深い深い海の底に東の魔女(椎名亜音さん)と西の魔女(山本タクさん)が住んでいました。
光の結界によって光のある海には行き来する事は出来ない。
その光のある海を治める海の王(図師光博さん)には3人の娘シーム(松木わかはさん)ドクモ(七海とろろさん)ニンギョヒメ(森岡悠さん)そして人魚姫の幼馴染のリンネ(田中宏輝さん)は人魚姫に好意を寄せていた。
ニンギョヒメは人間の世界に憧れを抱いていたそんなある日人間の王子(五十嵐啓輔さん)を助けてた事をきっかけに好きになってしまう。
だがそれと同時に修道院に属していた姫(鶴田葵さん)が自分の事を助けてくれた人だと勘違いして好意を寄せる。
ニンギョヒメは人間になるべく光の結界を破って深海へ…そこで西の魔女から人間になる方法を聞く。
ニンギョヒメの声と引き換えに人間として生まれ変わり再び地上で王子と再会するのだが…
作品は悲恋童話の『人魚姫』をモチーフとした作品で大切な人への想いや好きな人への届かない愛情とか葛藤や切なさが込み上げてくるシーンなどがあって後半に進むにつれて心に響く。
そういう部分ってファンとしてのその人への気持ちにも似たそんな感情も入り込んできて観る人にとっては感情移入された方もいるのかと思います。
その人の為に精一杯尽くしても報われない想いとかもあったりしてそんな部分も心に刺さります。
後半のシーンではそれぞれが選択する駆け引きに涙なしでは観れないそんなシーンが波のように押し寄せてきて感動的でもありました。
特にラストの王子と姫を見ながら屈託のない笑顔を見せて空を見上げるニンギョヒメがインパクトありました。
図師光博さん演じる海の王は3人の娘を持つ父親役でもあり光のある海を統括する王でもあって強さと弱さを兼ね備えていてその中でも図師さんらしさも随所に出ていたり。
次女役の七海さんとの駆け引きが今回笑いのある唯一のシーンでもあって『ハリセンボンは何でハリセンボンって名前なの?』と質問してくる内容に困惑しながらも『実はハリセンボンって350本くらいしか針はない』みたいな返しをしたりウニの話(イガイガしているので)をしてみたりそのあたりも見どころ。
そして東の魔女の椎名さんとの恋?のやり取りもそこで明かされるシーム役の松木さんも絡んでくるところも見どころでもあります。
東の魔女が産み出したネット(梅田悠さん)とやり取り、西の魔女と夫(石部雄一さん)とのやり取り、そして王子と姫とニンギョヒメとの恋の駆け引きのシーンは今回で作品で見逃せないと思います。
ニンギョヒメが声が出なくなってしまい心の声?を担当するエル(水崎綾さん)とジュリ(久保亜沙香さん)の感情の駆け引きみたいなところもまた難しい役だったのかと。
トリプルカーテンコールの後出演者代表として梅田悠さんが挨拶をされていて。
手紙に書いておいた内容を読み上げる時に門野翔さんが合いの手を入れるようなセリフも読ませるところには笑わせてもらいましたけど手紙の内容にも感動させられたそんな挨拶でしたね。
出演者の方々ありがとうございました。
3月2日(月)まで上演していますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)