1月12日(日)10時の回を観てきました。





場所は自由が丘にあります自由が丘プラス南口店。






作品は朝劇下北沢『はじまり』







約1年半ぶりの新作ですね。





こちらの作品が今年最初の観劇始めになります。





9時過ぎにお店に到着。




既に行列が出来ていて最後尾に並ぶ。




9時30分になり開場。




受付で3500円を支払い階段を上がって2階へ。




席には朝食が並べられていて全席自由でした。




階段を上がった手前側と中央あたりの席が舞台に使われるメインとなる場所だったようで。←基本お店全体を使うようなそんな演出でした




今回中央の席近辺の場所に座る。







ドリンクの方は階段を上がったところにそれぞれ用意されていてそこから1ドリンク選ぶ感じ。←ホットコーヒーやオレンジジュースなど




私はオレンジジュースをチョイス。




舞台が始まる前に脚本演出を担当している福永マリカさんから公演を観る際の注意事項などが説明されていました。





10時過ぎになり舞台の幕が上がる。





上演時間は約45分でした。





ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。




物語はゲストハウスざわざわ荘にあるカフェモキタで住む人たちと訪れる人との交流を描いた話になっていて。



2つの作品に話がわかれています。




いろはという題材の作品には渡辺コウジさん、山岡竜弘さん、寺田有希さんが出演。



ビッグバンという題材の作品には宮原奨伍さん、関森絵美さん、村尾俊明さんが出演。




『いろは』


ゲストハウスざわざわ荘に住んでいるカツオ(渡辺コウジさん)そこへ同居人のユイ(寺田有希さん)とスズキ(山岡竜弘さん)がやってきて何やら告白?めいた話になっているのを目撃したカツオだったが…それは勘違いでスズキがカフェモキタに訪れる女性の事が好きになってその人とどう接するばいいのかの手ほどきをユイから受けていたのだが…




『ビッグバン』



ゲストハウスざわざわ荘の住人マイコ(関森絵美さん)と詩を書いているヤナギ(宮原奨伍さん)はいろはがるたでヤナギの書いたものがざわざわ荘メンバーに噂になっている事を耳にする。




そんな時一人の男性(村尾俊明さん)がこのゲストハウスざわざわ荘にやってくるのだが…





久しぶりに朝劇下北沢のメンバーのそれぞれのやり取りや掛け合いを観ていて時に懐かしさを感じたりセリフから色々と伝わるものを感じたりと感慨深く観ていました。




私もキタ(モキタ)あなたも来た(モキタ)というセリフやところどころで散りばめられている下北沢を想像出来るような言葉のチョイスは福永マリカさん流なのかなと思いつつ。




笑えるシーンもあったり、時にウルっとくるシーンもあったり全体的に波のある作品だったと思います。




その捉えからは人それぞれなので。





全く初めての場所で新しい作品というのも新鮮さを感じつつも昔の狭いながらにもあたたかさ感じさせられた下北沢のあの場所をふと懐かしく思う自分もいたりしました。




渡辺コウジさん演じるカツオ(勝男)はマグロ漁船に乗っていてギャンブル好き、ちょっとお調子者的な部分もありながらも何かに向かって『勝つ』という気迫は誰にも負けないという部分も持ってたりするところがこのキャラクターの魅力なのかと思います。




コウジさんのやり取りやセリフの掛け合いは以前の朝劇下北沢で見せた面白い役柄を思い出す程。




山岡竜弘さん演じるスズキはカフェモキタを利用しているお客でもあり近所のネジ工場で働くネジに愛情を注ぎネジを語らせたら止まらなくなる程。両親がパラグアイに引っ越するのでざわざわ荘でお世話なるような話になる。




カフェモキタで出会ってしまった女性を好きになりユイから恋のレクチャーを受けるが。




不器用で頼りない感じだけど人の良さが出ている役柄でもあって好感が持てるそんな役。




まっすぐなそんな気持ちがこちらにも伝わってきました。





寺田有希さん演じるユイはプロスノーボーダーを目指している役柄で関西弁を喋る女性で女性らしさと男前的な性格を兼ね備えたそんな雰囲気を持っている印象。



同居人でもあるヤナギの詩が好きで劇中でヤナギのいろはがるたを取るシーンがあるんですけど…ヤナギ愛全開でかるたを取っていくシーンにはニヤリとさせられます。





山岡さんとのやり取りは微笑ましかったです。





宮原奨伍さん演じるヤナギは詩を書いている人物で人と接する事を苦手として喋るのも苦手、ヤナギの詩を好きという人が多いところも。




今回言葉を発するシーンよりも表情で魅せる奨伍さんが凄かったですね。




特にそれは間近に見ていたのでそれが強く伝わってきたところも今回の作品だったように思います。




関森絵美さん演じるマイコはバックパックを持って旅をしている自由気ままな存在の女性。




今回このお店にグランドピアノが置いてあるんですけど…そのピアノの弾く演出は絵美さんを知っている人には良いと思えるそんなシーンだったのかと。





村尾俊明さん演じる不明の人(ネモト)はこのゲストハウスに訪ねてくる謎の人物、おそらく家族がいて何かがあってこのゲストハウスにやってきたと思うんですけど…




村尾さんのあのいるだけでいい雰囲気がなんとも心地よいと思いました。





キャラクターのそれぞれの行方が気になるそんな作品でもありましたね。





終演後は出演者の方々が席を周りながらハイタッチする感じでした。←私はてっきり階段前あたりに出演者が並んでお客さんが帰りがけにハイタッチしていくのかな?と思っていたので





個人的には福永マリカさんもハイタッチに参加した方が良かった気はしました。




出演していなかったですけど朝劇下北沢メンバーの1人としているわけで。←脚本演出という裏方という存在でもありますけど…それはまた違うと思う部分もあってそこも含めておもてなしの心なんじゃないかと思います




出演者の方々ありがとうごさいました。





最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)