12月6日(金)14時の回を観てきました。
場所は下北沢にあります駅前劇場。
JACROW作品は今回が初。
13時30分過ぎに劇場に到着。
受付で3500円を支払いチケットを受け取る。←通常は3800円なのですがとある割引きサービスを使って
今回は指定席でA列の15番。
最前列の右端寄りの席でした。
舞台上には斜めから見るような舞台で奥側に白いタイルのようなものと少し汚れた白い壁のようなセット、右端には柱のようなものがいくつかあり丸椅子が2脚あり1脚は横たわっているように置かれている。
14時過ぎになり舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間50分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
作品は3話からなるオムニバス形式の作品で2023年の未来の話。東京オリンピック(2020年)の開催が終わって数年後にそれぞれの家族が体験した出来事を【続ける】編【越える】編【認める】編としたテーマをつけた物語。
2023年初頭の蒲田で工場を構える社長の荒木智和(狩野和馬さん)は東京オリンピックの際設備投資の為機械を購入するもそれが上手くいかなかった為経営難に陥り従業員でもある朴峰雄(佐藤貴也さん)と坂本鉄生(近江谷太朗さん)に給料が払えなくなり辞めるよう話をするが…それに納得しない2人。
そんな時、4年前に行方をくらましていた鉄生の妻でもあり荒木の妹でもある坂本美悠(福田真夕さん)が突然この場所に帰ってくるのだが…
2023年真夏の札幌で横田なるみ(小崎愛美理さん)の父親が亡くなり葬儀にやってきたなるみの妹の林美佳(江口逢さん)と料理人でもある篠木貴志(小平伸一郎さん)は東京で店を出していたが上手くはいっていなかったそんな時なるみから旅館を継ぐ為にこちらで働かないかと話を持ちかけられるが…
2023年春先、木更津でコンビニ経営をしている坂本亮二(谷仲恵輔さん)はコンビニの本社社員でもある林利紀(青木友哉さん)から深夜営業にしてみないかと話を持ちかけられる。
バイトとして雇われていた尾木真一(森田匠さん)は亮二の娘でもある坂本由紀(當銀祥恵さん)と付き合っていたが由紀から子供が出来た事を告げられるのだが…
3つの話が交互に展開されていって後半でそれぞれの出演者が別の作品と絡んでくる演出はここでこういう繋がりがあるのかと思えるそんな話の展開だったりで。
2020年の東京オリンピック開催後の話という事で未来はどうなっていくのか夢や希望はあるのかと問いかけるようなそんなリアルな雰囲気も伝わってきました。
小崎愛美理さん演じる横田なるみは横田俊介(芦原健介さん)の妻であり教師でもあって林美佳の姉でもある役柄。
北海道弁で話す現在と過去の妹とのやり取りが微笑ましくもあり喪服姿で登場するシーンもあって現在と過去との役の違いが見えたところも良かったです。
個人的には芦原さんと夫婦役というのも面白かったですよね。←以前フロアトポジーの作品でも共演されていたところもあったので
他の出演者の熱いセリフの掛け合いも印象的でした。
終演後はポストトークが開催されJACROWメンバーと客席との質問コーナーなどが展開されました。
さらに舞台でのセットについてもオリンピックに因んだ話など(赤い傘の演出は日の丸を意味するだったり、表彰台や椅子の色がオリンピックの輪の色だったりなど)があったりして作品の世界観を味わえた内容でした。
出演者の方々ありがとうございました。
東京公演は12月8日(日)まで新潟公演は12月14日(土)から15日(日)まで新潟古町えんとつシアターにて上演されますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)