9月27日(金)14時の回を観てきました。






場所は中野にあります中野スタジオあくとれ。









作品はソラカメ第7回公演『ラッキーガール、ノッキングループ』




主宰の江田恵さんの劇団でもあるソラカメは何度か拝見させていただいています。





13時20分過ぎに劇場に到着。





階段を降りて受付で3000円を支払いチケットを受け取る。




劇場内に入ると劇団のメンバーでもある小島汐音さん、阿部優花さん、西澤香夏さんが舞台の前でお出迎えをしていました。





席は自由席だったので3列目の通路側右側の席に座る。





舞台上には6畳一間の部屋のセットがありテーブルにはビールの空き缶やコーラのペットボトルがあり周りにはゴミが散乱、右側には布団がいくつか重ねてあり奥側には押入れがある。





メンバーによる雑談が展開されていると内田めぐみさん、江田恵さん、岡本苑夏さんたちが舞台の前に集まる。





開演前の時間は撮影OKという事で何枚か撮らせていただきました。










開演前は和やかな雰囲気が漂うそんな劇場。←作品の内容とは真逆の感じだという事をこのあと知る事になりますが





この写真は物販の紹介も兼ねたそんな場面だったりします。←江田恵さんが着ているのはソラカメパーカーですね





14時になり舞台の幕が上がる。






上演時間は約1時間45分でした。






ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。





楠田ひとみ(西澤香夏さん)が住んでいた部屋を片付けにやってくる引越し屋A(岡本苑夏さん)と引越し屋B(比嘉麻琴さん)部屋は散乱している状態でそれを片付けていく。





その様子を見ている山下(松本哲也さん)





小学校の時にこの場所に引越しをしてきたひとみはクラスメイトの藤沢律子(江田恵さん)原島穂果(阿部優花さん)根津遥(内田めぐみさん)小田切沙奈(小島汐音さん)山崎花(片桐美穂さん)佐々木明日香(鈴木里衣菜さん)と出会いひとみの家でお泊まり会などをしたりしていた日々の中。





高校生の頃くらいにそれぞれが距離を置くように徐々に変わり始めていく…






幼い頃から大人になるまでの女の子達の日常を描いた作品で友達の輪(グループ)にいかに入り込んでそこで自分の居場所を見つけるかみたいな雰囲気もあった印象。





男性目線と女性目線では友達という感覚なども違って見えたりするのでそのあたりの感想も様々だと思いますけど。





グループに入らなければ取り残されるみたいなものが劇中でもひしひしと出ていた感じもあり。





それが陰を落としていくような感じも伝わってきました。





食べるシーンがいくつかあってそーめんを食べるシーンでは食べたいなと思えるそんな部分もあったり山下演じる松本さんのあのカップラーメンをむせながら食べるというシーンも印象深かったです。





そしてフライヤーの写真にもなっている扇風機をメンバーで浴びるというシーンはちょっとほのぼの感もあったり。






今回主人公でもある西澤香夏さん演じるひとみは武蔵村山市から田舎にやってきた女の子。





性格は控え目な感じだったりするんですけど…以前東京にいた時にイジメ?にあっていた事もあってメンバーの中で少しつまはじきのような扱いを受けているりっちゃん(江田さん)の事を最初は友達として見ているのですが…徐々に見放されたくないという感情が働いてりっちゃんにも他のメンバーにも嘘をつき始める。





結果それが自分を苦しめていく事になっていくんですけど。




序盤での小学校時代のシーンでグループに何とかして融け込もうとする微妙なやり取りが印象的だったりもして。





そこから追い込まれていく感じも表情や仕草に現れていたように思います。





江田恵さん演じる藤沢律子(りっちゃん)はメンバーの中でイジメ(距離を置かれている)を受けている人物でもあり親(山下)から虐待(背中に痣がある)を受けているような雰囲気も。





一言多いと友達から言われていてる。






以前所沢に住んでいてこの田舎にやってきた。





ひとみとは自分と同じ匂い?がする感じて友達として付き合ってほしいと思っているのだが…徐々に気持ちが離れていっている事に気づき最後死を選んでしまう。





最初引越してきたひとみの家で色紙(以前ひとみが通っていた学校のクラスメイトが書いた寄せ書き)を見つけるがすぐにひとみが取り上げて押入れに隠した。





劇中でははっきりとは語られてはいないんですけど…おそらくイジメを受けていたような内容が書かれていたのではないかと。





子供ってストレートに表現する事が多いですから大人ではそんな事書かないような内容でも悪意のない感じで書いたりしますからね。





江田さんと西澤さんとのセリフのやり取りも良かったですしセリフのない立っているだけのシーンもあったりするんですけどその時の表情が何とも言えない感じが印象的でした。





今回制服を着ている江田さんが見られるのも見どころだったりします。





他の出演者のそれぞれの個性も出ていたと思うのでそのあたりも観ていて面白かったです。





出演者の方々ありがとうございました。





9月29日(日)まで上演していますので気になる方は是非。





最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)