8月7日(水)19時の回を観てきました。
場所は渋谷にありますDDD青山クロスシアター。
作品は舞台『スタンレーの魔女』
原作は銀河鉄道999などで有名な松本零士先生。
脚本演出は御笠ノ忠次さん。
ここの劇場は今回が初めて。
18時過ぎに劇場に到着。
当日券の列に並ぶ。
18時15分に受付開始。
階段を降りて下の受付で7800円を支払いチケットを受け取る。
チケットを受け取ったあと再び階段に並ぶ。
18時30分になり開場。
受付奥では物販コーナーも。
今回席はD列18番。
前から4列目の1番右端の席(入口扉前の席)でした。
舞台上には戦闘機の残骸(プロペラのついている羽根部分や機体が突き出したもの)や左右には穴の空いたドラム缶、中央には日本軍の軍服を着た人形?のようなものが操縦桿を持って座っている。
19時過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間30分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
日本軍戦闘機のパイロットでもある敷井(石井凌さん)は古い書物航空探検家ファントム・F・ハーロックの自伝を300回近くも読んでいた。ハーロックが乗る愛機『わが青春のアルカディア号』で大空を飛び回っていた。
そんなハーロックの目の前に現れたスタンレー山脈は標高五千三十メートルと高くハーロックはそれを飛び越える事は出来なかった。
そんな自伝を読んでいつかスタンレー山脈を攻略したいと思っていた敷井。
仲間でもある出戻(唐橋充さん)大平(宮下雄也さん)足立(松井勇歩さん)流山(池田竜渦爾さん)熊田(永島敬三さん)尾有(宮田龍平さん)は協力をして部品を寄せ集めて作った戦闘機を完成させ、後藤(松本寛也さん)石田(津村知与支さん)と共にスタンレー山脈へと向かうのであったが…
戦争を題材にした作品という事で最初重々しい感じなのかと思っていたんですけど…
そんな部分を全く感じさせない会話劇の面白さを目の当たりにした作品。
軽快に話が進んでいく前半での出演者の掛け合いが良かったです。
特にこの作品のムードメーカー的存在でもある大平を演じている宮下雄也さんの関西弁での出演者とのやり取りは面白かったですね。←特に熊田とのウ〇〇ネタは
舞台上に操縦桿を握っていた人形?がまさか石井凌さん演じる敷井だったのにも驚きでした。←開演30分前全く動かなかったので
セットにもリアルさがあって戦闘機を隊員たちが組み上げていって完成させた戦闘機に全員で乗り込むというシーンも熱さがありました。
そしてラストでのスタンレー山脈を越える為には機体を軽くする必要があって…最後敷井はスタンレー山脈を越える事が出来るのですがそれと引き換えに仲間を全員失うという悲しい結末もまたグッとくるシーンでもあって。
会話劇の面白さと悲しさが上手く混ざり合っていい作品になっていたと思いました。
終演後カーテンコールの時に原作者でもある松本零士先生が1番後ろの席で観劇されていてその場で紹介されていた光景を見る事が出来てラッキーでしたね。
その後20時40分よりアフタートークが始まる。
司会は脚本演出でもある御笠ノ忠次さんと出演者でもある石井凌さんそしてゲストとして郷本直也さんとKIMERUさんが舞台に登壇。
この作品をやるにあたり直接松本零士先生にお願いするキッカケになった話(2006年に初演がされて)や石井さんと郷本さんは事務所の先輩後輩の間柄で石井さんが色々なオーディションを受けるも全く受かる事がなく今回この作品では主人公役を射止めたという事に喜んだというエピソードも披露。
客席から質問を書いてもらってその紙を御笠ノ忠次さんが箱から引いてそれをゲストや出演者に回答してもらうようなコーナーもあり。
とても楽しい話も聞けて良かったです。
出演者の方々ありがとうございました。
8月8日(木)千秋楽なので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)